死の円舞曲/Macabre Waltz
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コストが2倍になって効果も2倍になった死者再生/Raise Dead。カード名、効果、ディセンション版のイラストなどからすると死の二重唱/Death's Duetのリメイクか。(死の二重唱のイラスト)
もちろんこの軽さでカード・アドバンテージを得ることは許されず、回収後にカードを1枚捨てる効果が挟まれている。このディスカードが曲者で、たとえ1枚しかカードを回収しなかった場合でも必ず捨てる必要があり、クリーチャー・カードが少ないデッキでは使いづらくなっている。
しかしリミテッドにおいては、よほどの序盤でないかぎり墓地にクリーチャー・カードが1枚しかないということはまれ。除去されてしまったフィニッシャーを回収したり、手札で腐っているカードをクリーチャー・カードに変換できるのは便利。手札にこれしかない場合、2枚戻してそのうち1枚を捨てることになるので、悪くても死者再生/Raise Deadとして機能する。
- 手札に戻した後捨てることを逆手にとって、回収する2枚の内1枚をマッドネス持ちクリーチャーにして捨てることでカード・アドバンテージを得ることもできる。もちろん手札にある他のマッドネス・カードを捨ててもよい。ラヴニカ・ブロックは時のらせんブロックと隣接しているため、ディセンション当時のスタンダードで実現可能だった小技。
- その後、イニストラードを覆う影でマッドネスが再登場するとともにこれ自身も再録されたため、再びスタンダードで共存することになった。
- Macabreは元々フランス語で「死の」を意味する言葉(例えばDance of the Deadの仏語版は”Danse macabre”である)。この単語は英語にも輸入されているが、その場合は「薄気味悪い」という形容詞になる。訳者はカード名を単純に英語で訳さず、フランス語へたどって処理したようだ。