感電破/Galvanic Blast
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Galvanic Blast / 感電破 (赤)
インスタント
インスタント
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。感電破はそれに2点のダメージを与える。
金属術 ― あなたがアーティファクトを3つ以上コントロールしているなら、感電破は代わりに4点のダメージを与える。
金属術付きの単体火力。通常は1マナ2点でショック/Shock相当だが、金属術の条件達成時には4マナの電撃破/Lightning Blastと同等の性能になり、稲妻/Lightning Boltをも上回るダメージ効率を叩き出す。
序盤は小型クリーチャーの除去、アーティファクトが揃ってきたら中堅クリーチャーの除去や本体火力と使い分けが可能であり無駄がない。
リミテッドでは軽い2点火力というだけで重宝する。マナマイアなどの小型クリーチャーを焼くシーンも多いだろう。もちろん、金属術を安定して達成できるならより強力である。
構築でも優秀。親和やゴブナイトなど、アーティファクトを構築段階で十分多く入れるデッキであれば、常に最大の力を発揮させることもできるし、単純に2点火力と割り切ってしまっても相応の活躍はできる。登場時のスタンダードでは稲妻や噴出の稲妻/Burst Lightningの存在から後者の使われ方は少なかったが、それらが落ちてからはタフネス2以下の多い環境も手伝い、赤単スライや赤緑ケッシグで広く使われるようになった。
モダンでも親和の定番カードの1つ。パウパーでも親和やボロス統治者といったアーティファクトを多く使うデッキで採用されている。
- アーティファクトは様々なデッキで使われるため(例えば装備品など)、意外なところで金属術を達成される可能性に注意。同スタンダードでは存在する太陽の宝球/Sphere of the Suns、(クリーチャー化した)墨蛾の生息地/Inkmoth Nexusとの相性が良い。
- 世界選手権11の決勝では、真面目な身代わり/Solemn Simulacrum・太陽の宝球/Sphere of the Suns・クリーチャー化した墨蛾の生息地/Inkmoth Nexusを用いて、感電破4枚が一気に16点のライフを削り切る。またプロツアー「闇の隆盛」の準決勝(Brian Kibler対Jon Finkel)の最終ゲームでは、前者は次のターンに敗北ほぼ確定という不利の状況を覆して、感電破3枚を一気に使用し、(1枚を否認/Negateに打ち消すものの)致死量の8点のダメージを与える逆転勝利を収めるなど、劇的なエピソードには事欠かない。
- 旧ミラディンの火力である静電気の稲妻/Electrostatic Boltは相手がアーティファクトかどうかを見て変化するのに対し、こちらは自分のアーティファクトがどうかを参照するように出来ている。
参考
- カード個別評価:ミラディンの傷跡 / ミラディン陣営 - コモン