キーワード能力
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キーワード能力/Keyword Abilityとは、ルール・テキストが長い能力、よく使われる能力をキーワードでまとめたもの。 能力語とは異なり、それ単体でルール上の意味を持つ。 その機能を注釈文により説明していることもある。
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解説
複数の能力が一語のキーワードでまとめられたものもあり、その場合もルールに従って、個別の能力ごとに分けて処理する。 この個別の能力の性質により、起動型能力、誘発型能力、常在型能力のいずれかに分類される。
ブロック毎に新しくでき、そのブロック内でのみ使われるキーワード能力も多い。 その中には復活を果たしたサイクリングや二段攻撃のように複数のブロックにまたがって使われるようになったものもいくつかある。
- 昔は直接テキストで書かれていたものがキーワード化されたものや、防衛のように壁のルールから移されてきたものもある。これらは該当する能力を持っていた過去のカードもOracleでその能力を持つように変更されている。
- その他にもサイクロン/Cycloneは累加アップキープを持つ。
- OublietteとTawnos's Coffinは一時期フェイズ・アウトを使ったテキストを持っていたが、2007年09月のMasters EditionのためのOracle訂正でフェイズ・アウトを使わなくなった。
- そのうち「ブロックに参加できない」などもキーワード化されるのではないだろうか。
- その他にもサイクロン/Cycloneは累加アップキープを持つ。
- 一方でキーワード能力でなくなったものも存在している。
- キーワード能力は、あるルールを短い言葉にしているものだが、「そのルールそのものがテキストに書かれている」とはみなされない。
- 新しく追加されたキーワード能力は注釈文つきで表記される傾向にあるため、記述スペースの節約という点では本末転倒であることも。ただしはじける子嚢/Saproling Burstなど、カードのその他の能力の記述が長い時には注釈文は省かれる。
- ブロックごとにキーワード能力を追加することを決めたのはレジェンド以降であり、その第一弾がランページであったことを知っている人は、ごくわずかである。その理由はランページのページを参照願いたい。
- 現在では、類似カードを一括りにしやすいなどの理由で積極的にキーワード化しており、頻繁に登場している(能力語が作られたのも同じような理由だと思われる)。
- インベイジョン・ブロックの頃までは、あまりキーワード能力を増やさないようにしていたようで、1ブロックにつき1〜2つ程度しか追加されなかった。
- 一部のクリーチャー・タイプさながらに、ある特定のサイクルのカードのみが有するキーワード能力も存在する。(→献身、歴伝)
- 時のらせんブロックではタイムシフトを含め、新規キーワードが16個、再登場のキーワードが17個もある。これにより「第10版+コールドスナップ+時のらせんブロック+ローウィン・ブロック」のスタンダードでは合計54個という過去最大個数のキーワード能力が同時に存在することになる。
- オンスロート以降、キーワード能力は基本的に二字熟語になっている。
キーワード能力一覧
起動型能力
誘発型能力
- 戦闘時 → 側面攻撃 / ランページ / 挑発 / 武士道 / 接死 / 激情 / 有毒
- アップキープ開始時 → 累加アップキープ / エコー / 消散 / 歴伝 / 消失
- スタック上の呪文 → ストーム / 複製 / 波及 / 墓地ストーム
- 墓地に置かれたとき → 接合 / 転生 / 憑依 / 復活
- その他 → マッドネス / 刻印 / 移植 / 待機 / 絆魂 / 覇権 / 想起 / 秘匿
常在型能力
- 回避能力 → 飛行 / 土地渡り / シャドー / 馬術 / 畏怖 / (プロテクション)
- 戦闘関連 → 先制攻撃 / トランプル / バンド / 警戒 / 二段攻撃 / 防衛 / 到達
- スタック上の呪文 → バイバック / キッカー / 親和 / 双呪 / 召集 / 複製 / 刹那 / 探査 / 想起 / 徘徊
- 場に出る際 → 消散 / 増幅 / 接合 / 烈日 / 狂喜 / 移植 / 消失 / 秘匿
- その他 → 速攻 / プロテクション / フェイジング / フラッシュバック / マッドネス / 変異 / 被覆 / 連繋 / 献身 / 歴伝 / エンチャント / 発掘 / 実存 / 瞬速 / 待機 / 吸収 / 多相
CR順一覧
「主な登場セット」の欄に記載のないものは、基本セットや多くのブロックにまたがって登場。(アンヒンジドなど、特例での再登場は考慮しない)
引用:総合ルール 20231117.0
- 5 ターンの構造