運ゲー
提供:MTG Wiki
運ゲー(Luck-Based)とは、運の要素が大きいゲームのこと。トレーディングカードゲームの宿命であり、ネガティブな意味で使われることが多い。
マジックのようにカードの役割分担が明確だと、必要なときに必要なカードを引けない不利を、戦術や駆け引きで覆すのはなかなか難しい。鬼回りや土地事故の言葉が示すとおり、たびたび一方的なゲームになるが、絶対不利な状況をたった1回のトップデッキで逆転できることもある。それがマジックの楽しさでもあり、運ゲーと揶揄される所以でもある。
また大会などにおいてはマッチ運というものもある。これもまたメタゲームという言葉があるように、環境を読むことである程度以上の有利を得ることができるが、いくら環境を読み切っても絶対不利なデッキに当たってしまう可能性はゼロにはできないため、運の要素が大きく関わる側面は否めない。
とはいえ、1回のドロー・1回のゲームだけを見れば運に左右されることも、数多くのゲームを行えば確率として顕れるため、理論や計算を踏まえたデッキ構築やプレイング(すなわちプレイヤーの腕)が勝率を大きく左右することは明らかである。特にマッチ数の多い大規模なトーナメントともなれば、運だけで勝ち抜くことなどほぼ不可能と言える。もちろん、そのうえでなお運によって勝敗が分かれることもままあるのではあるが。
- 極端な意味で、100%運だけで勝利が決まってしまうような勝負を指すことも(例:MoMaのミラーマッチなど)。
- モミール・ベーシックのような、運ゲーであることを前面に押し出したフォーマットもある。とはいえ、基本的な戦術理論は存在している(当該項目を参照)。