黒単信心
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黒単信心(Mono-Black Devotion)は、信心ギミックを中心とする黒単色デッキの総称。テーロス参入後の各環境に存在する。
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概要
黒のパーマネントを並べ、アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodelなどの黒への信心を参照するカードを活用する。デッキ構成は環境によって異なるが、中マナ域のクリーチャーを除去呪文と手札破壊呪文でサポートするミッドレンジの形を取ることが多い。
テーロス・ブロック構築
テーロス・ブロック構築では、主に環境初期に活躍していた。
黒のクリーチャーを並べ、フィナックスの信奉者/Disciple of Phenax、アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel、忌まわしき首領/Abhorrent Overlordなどの信心カードに繋げる。思考囲い/Thoughtseizeと英雄の破滅/Hero's Downfallを中心とした高い対応力も強みの一つ。
神々の軍勢からは責め苦の伝令/Herald of Tormentなどを獲得したが、同時に登場した苦痛の予見者/Pain Seerなどの影響により、黒単色デッキとしては信心カードをあまり使用しないアグロ寄りの構成のものが主流となった。そちらについての詳細は黒ウィニーを参照。
サンプルレシピ(初期型)
- 初期のタイプ。
サンプルレシピ(ニクスへの旅後)
- 備考
- グランプリマンチェスター14 ベスト8 (参考)
- 使用者:Nikolas Labahn
- フォーマット
Mono-Black Devotion [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- ニクスへの旅参入後のタイプ。
ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期
基本構成は冒涜の悪魔/Desecration Demonなどのクリーチャーと地下世界の人脈/Underworld Connections、除去呪文・手札破壊呪文から成るミッドレンジ。どちらかと言えばコントロール色の強いデッキだが、序盤から群れネズミ/Pack Ratなどでライフを詰めに行くことも可能で、アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodelによる大量ドレインは攻守両面において大きな働きをする。
プロツアー「テーロス」で山本賢太郎が使用してベスト8に入ったことで大流行し、青単信心とともにメタゲームの中心的存在となった。神々の軍勢からも胆汁病/Bile Blightなどを獲得し、引き続きTier1の地位にある。
- タッチ白
- ヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopaや白の除去が採用される。ほぼ同じ構成ながら信心ギミックを用いないものも多く、そちらはオルゾフミッドレンジ(Orzhov Midrange)、オルゾフコントロール(Orzhov Control)などの名で呼ばれる。詳細は白黒コントロールを参照。
- タッチ青
- 概念泥棒/Notion Thiefやカウンター呪文が採用される。数は多くない。
- タッチ赤
- ラクドスの復活/Rakdos's Return、殺戮遊戯/Slaughter Gamesなどが採用される。神々の軍勢で悪意の神殿/Temple of Maliceが登場したことで大きく数を増やした。
- タッチ緑
- 突然の衰微/Abrupt Decayやゴルガリの魔除け/Golgari Charm(主にサイドボード)が採用される。ニクスへの旅で疾病の神殿/Temple of Maladyが登場したことで大きく数を増やした。
サンプルレシピ(初期型)
Mono-Black Devotion [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- テーロス参入直後のタイプ。セレズニアアグロやグルールミッドレンジに対して有効な生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombieや破滅の刃/Doom Bladeがメインデッキから4枚積みされている。
- 白マナを要求するカードは1枚も入っておらず、静寂の神殿/Temple of Silenceは占術のためだけに採用されている。
サンプルレシピ(神々の軍勢後)
- 備考
- グランプリメルボルン14 優勝 (参考)
- 使用者:Nam Sung-Wook
- フォーマット
Mono-Black Devotion [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 神々の軍勢参入後のタイプ。
- サイドボードの概念泥棒/Notion Thief(および夜帷の死霊/Nightveil Specterで追放した対戦相手のカード)のために青がタッチされている。
モダン
モダンにも少数だが存在する。
恐血鬼/Bloodghast、ゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger、ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliteratorなどの色拘束の強いクリーチャーを並べ、アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodelの大量ドレインに繋げる。継続的にアドバンテージを稼げるパーマネントであるファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arenaやヴェールのリリアナ/Liliana of the Veilもよく用いられる。
死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(後に禁止)や突然の衰微/Abrupt Decayのために緑をタッチしたものも多い。
サンプルレシピ
Mono-Black Devotion [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 死儀礼のシャーマン禁止後の黒単色のタイプ。