害霊/Malignus
提供:MTG Wiki
Malignus / 害霊 (3)(赤)(赤)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental) スピリット(Spirit)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental) スピリット(Spirit)
害霊のパワーとタフネスはそれぞれ、すべての対戦相手のうち最も高いライフの総量の、端数を切り上げた半分に等しい。
害霊が与えるダメージは軽減できない。
セラのアバター/Serra Avatar、掻き乱す恐怖/Roiling Horrorに続くライフを参照するクリーチャー。これは対戦相手のライフの半分を参照する。
対戦相手のライフが減るとそれに応じてサイズがどんどん縮んでしまうわけで、やや自己矛盾感があるが、5マナというマナ・コストからすると、だいたい4/4(対戦相手のライフが残り8点)前後ぐらいのサイズがあれば実用範囲だろう。装備品などで強化してやればより活躍できるし、そうでなくとも赤という色を考えればそれぐらいまで削ればあとは火力などで止めを刺しにいけばよい。
対戦相手のライフを減らすことが目的ではない戦闘ではその凶悪さが光る。クリーチャー同士の戦闘やプレインズウォーカーへの攻撃役としてはめっぽう強い。軽減を許さないため、プロテクション持ちすらも踏み潰せる。
また、パワー10クリーチャーのお約束として、一撃必殺を狙うコンボもいくつか存在する。例えば血のほとばしり/Rush of Blood、汚れた一撃/Tainted Strikeなどとの組み合わせがお手軽。この場合も、ダメージが軽減されない性質が大きな強みになる。
統率者戦などの多人数戦ではサイズを維持しやすくなるので、より活躍するだろう。
- ぱっと見ると相手がライフ20でも二度殴ると勝てそうな気がするが、殴るたびに相手のライフが減ることに注意。
- たとえば、二段攻撃をもった害霊がライフ20のプレイヤーに攻撃しそれが通ったとすると、まず先制攻撃のタイミングで10点のダメージを与えるが、続く通常の戦闘ダメージ・ステップでは5点のダメージしか与えられない。
- これが自滅する可能性はほとんど無い。すべての対戦相手のライフが0点以下でかつゲームが継続されるのは極めて特殊な状況だからだ。
- サイズが安定しないため、ぱっと見では何回攻撃すると何点の戦闘ダメージになるかの推測が立てづらいが、法則性があるため数式の形でいちおう表現できる。極端に大量のライフを削る時のために覚えておきたい。
- 数学の世界では「無限は半分にしても無限であるか」という有名な問いがあるが、マジックの世界では「無限は存在しない(必ず適当な数値を指定しなければならない)」と決められているので、仮に対戦相手に無限ライフコンボを決められてもそんな難解な問題に挑む必要はない。