畏怖
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*回避能力は本来どれも強力なものだが、アーティファクト・クリーチャーが非常に多い[[ミラディン・ブロック]]では活躍の場が制限された。[[神河物語]]で畏怖の強さを再認識した[[プレイヤー]]も多いだろう。 | *回避能力は本来どれも強力なものだが、アーティファクト・クリーチャーが非常に多い[[ミラディン・ブロック]]では活躍の場が制限された。[[神河物語]]で畏怖の強さを再認識した[[プレイヤー]]も多いだろう。 | ||
*[[畏怖/Fear]]と[[飛行/Flight]]、[[威嚇/Intimidation]]と[[空中浮遊/Levitation]]とで[[コスト]]を比較すると、どうやら畏怖は飛行よりも強力な回避能力という位置づけらしい。 | *[[畏怖/Fear]]と[[飛行/Flight]]、[[威嚇/Intimidation]]と[[空中浮遊/Levitation]]とで[[コスト]]を比較すると、どうやら畏怖は飛行よりも強力な回避能力という位置づけらしい。 | ||
− | **しかし存在する全クリーチャーまで視野を広げると、実は[[飛行]] | + | **しかし存在する全クリーチャーまで視野を広げると、実は[[飛行]]よりブロックできるクリーチャー数は多い。もちろん実際には[[フォーマット]]や[[環境]]の流れに大きく左右されるわけだが、とりあえず「“数値上は”そういう能力である」ということは覚えておいて損はない。 |
*畏怖と同様の能力で、黒の代わりに[[白]]を参照するもの([[アムローの求道者/Amrou Seekers]]など)と、[[赤]]を参照するもの([[スカークのシャーマン/Skirk Shaman]]など)が存在する。これらは少数であり、キーワード能力にもなっていない。 | *畏怖と同様の能力で、黒の代わりに[[白]]を参照するもの([[アムローの求道者/Amrou Seekers]]など)と、[[赤]]を参照するもの([[スカークのシャーマン/Skirk Shaman]]など)が存在する。これらは少数であり、キーワード能力にもなっていない。 | ||
*全世界の[[関連書籍]]の執筆者たちが紙面の節約のためにキーワード化を[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|WotC]]に嘆願したというまことしやかな噂がある。 | *全世界の[[関連書籍]]の執筆者たちが紙面の節約のためにキーワード化を[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|WotC]]に嘆願したというまことしやかな噂がある。 |
2010年3月25日 (木) 09:13時点における版
畏怖/Fear | |
---|---|
種別 | 常在型能力 |
登場セット | 多数 |
CR | CR:702.36 |
畏怖/Fearは、オンスロートで制定されたキーワード能力。これは常在型能力(回避能力)である。
Fear / 畏怖 (黒)(黒)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)(あなたがこれを唱えるに際し、クリーチャー1体を対象とする。このカードはそのクリーチャーにつけられた状態で戦場に出る。)
エンチャントされているクリーチャーは畏怖を持つ。(それは黒でもアーティファクトでもないクリーチャーによってはブロックされない。)
Severed Legion / 切り刻まれた軍勢 (1)(黒)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)
畏怖(このクリーチャーは、アーティファクト・クリーチャーや黒のクリーチャーによってしかブロックされない。)
2/2定義
畏怖/Fearを持つクリーチャーは、黒でもアーティファクトでもないクリーチャーによってブロックされない。
解説
以前から存在していた「黒でもアーティファクトでもないクリーチャーにブロックされない」能力をキーワード化したものである。名前は、クリーチャーにこの能力を付加するオーラ、畏怖/Fearに由来する。これと同じ能力はオラクル更新によりすべて畏怖に変更された。この変更に伴い、「黒」の部分を何らかの効果で書き換えることはできなくなった。
多くのエキスパンションに渡って登場し、基本セットでも第10版まで畏怖/Fearは皆勤賞であったが、基本セット2010では一切登場せず、基本セット2010発売に伴う総合ルールの改正でキーワード能力の順番が整理される際も「Evergreen Ability」(毎セットに登場する能力)には位置づけられなかった。また改正時に、「Evergreen Ability」として似た機能を持つキーワード能力の威嚇が追加された。
- 無色のクリーチャーであることはアーティファクト・クリーチャーであることと同値ではない。変異使用時には注意。
- 回避能力は本来どれも強力なものだが、アーティファクト・クリーチャーが非常に多いミラディン・ブロックでは活躍の場が制限された。神河物語で畏怖の強さを再認識したプレイヤーも多いだろう。
- 畏怖/Fearと飛行/Flight、威嚇/Intimidationと空中浮遊/Levitationとでコストを比較すると、どうやら畏怖は飛行よりも強力な回避能力という位置づけらしい。
- 畏怖と同様の能力で、黒の代わりに白を参照するもの(アムローの求道者/Amrou Seekersなど)と、赤を参照するもの(スカークのシャーマン/Skirk Shamanなど)が存在する。これらは少数であり、キーワード能力にもなっていない。
- 全世界の関連書籍の執筆者たちが紙面の節約のためにキーワード化をWotCに嘆願したというまことしやかな噂がある。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.33 キッカー/Kicker
- 702.33a キッカーは、それを持つ呪文がスタック上にある間に機能する常在型能力である。「キッカー [[[コスト]]]/Kicker [[[コスト]]]」は、「この呪文を唱えるに際し、あなたは追加で[[[コスト]]]を支払ってもよい。」を意味する。呪文のキッカー・コストの支払いは、rule 601.2b、rule 601.2f-h に示された追加コストの支払いに関するルールに従う。
- 702.33b 「キッカー [[[コスト]]1]か[[[コスト]]2]かその両方/Kicker [cost 1] and/or [cost 2]」は、「キッカー[[[コスト]]1]、キッカー[[[コスト]]2]/Kicker [cost 1], kicker [cost 2]」と同義である。
- 702.33c 多重キッカー 能力は、キッカー 能力の一種である。「多重キッカー [[[コスト]]]/Mutikicker [[[コスト]]]」は「この呪文を唱えるに際し、あなたは追加で[[[コスト]]]を望む回数支払ってもよい。」を意味する。多重キッカー・コストはキッカー・コストである。
- 702.33d 呪文のコントローラーが呪文のキッカー・コストを支払う意図を宣言した場合、その呪文は「キッカーされた/Kicked」状態になる。呪文が2つのキッカー・コストを持っていたり多重キッカーを持っていたりする場合、それは複数回キッカーされ得る。rule 601.2b 参照。
- 702.33e キッカーや多重キッカーを持つオブジェクトは、キッカーされていたときに起こることを特定する、追加の能力を持っている。それらの能力はそのオブジェクトに記載されているキッカー 能力や多重キッカー 能力と関連しており、その特定のキッカー 能力や多重キッカー 能力のみを参照する。rule 607〔関連している能力〕参照。
- 702.33f 複数のキッカー・コストを持つオブジェクトは、それぞれのキッカー・コストに対応する能力を持っていることがある。それらの能力には、「[A]でキッカーされていたなら(場合)/if it was kicked with its [A] kicker」と「[B]でキッカーされていたなら(場合)/if it was kicked with its [B] kicker」という語句が含まれている。AとBはそれぞれカードに記されているキッカー・コストである。それらの能力は、対応するキッカー 能力に関連している。
- 702.33g 呪文の能力の一部がキッカーされた場合にのみ効果を持つ場合、その部分が対象を取っていたら、その呪文がキッカーされた場合にのみそれらの対象を選ぶ。そうでない場合、呪文はそれらの対象を取らないものとして唱えられる。rule 601.2c 参照。
- 702.33h ステッカー・キッカーはキッカー 能力と、その呪文がキッカーされたなら追加コストを持たせる能力を表すキーワード能力である。「ステッカー・キッカー[コスト]/Sticker kicker [cost]」は、「キッカー[コスト]」と、「この呪文を唱えるための追加コストとして、これがキッカーされていたなら、あなたはチケット・カウンター1個を得る。この呪文にステッカー1枚を貼ってもよい。」を意味する。
- 702.33 キッカー/Kicker
- 702 キーワード能力