生き写し/Dead Ringers

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2体の[[色]]が完全に一致している場合のみ、それらを破壊する[[カード]]
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2体の[[色]]が完全に一致している場合のみ、それらを破壊する[[カード]]。複数体[[破壊]]する効果の中では、[[マナ・コスト]]が多めながら[[色拘束]]や[[追加コスト]]もなく、条件さえ合えば[[アーティファクト・クリーチャー]]でも破壊できる。
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ただ、特に[[インベイジョン・ブロック]]環境は[[多色]]推薦であり、肝心なときに使えないことも多々あるので注意すべき。
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このカードは、[[ルール・テキスト|テキスト]]が非常に分かりにくいことで有名である。
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ただ、特に[[インベイジョン・ブロック]]環境は[[多色]]推奨であり、肝心なときに使えないことも多々あるので注意すべき。
日本語版のテキストは[[誤訳/名訳|誤訳]]であり(両者の色がまったく一致しないなら破壊するという、実際と逆の意味のテキストになっていた)、以下のように訂正されている。
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<div class="card">対象の、黒でないクリーチャー2体を、その1体がもう1体のものでない色である場合を除き、破壊する。それらは再生できない。</div>
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論理的には何の問題も無く機能する。しかし、これを読んで正しく理解するのは非常に難しい。
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論理的に正しいものが、直感的に理解しやすいとは限らないという絶好のサンプル。
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*例:白単色のクリーチャーAと、白青のクリーチャーBを対象にした場合。
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*[[対象]]となった[[クリーチャー]]が両方[[無色]]だった場合、破壊される。なぜなら、それらは色を持たないので、一方が持たないある色をもう一方が持つことはありえないためである。
**「Bのものでない色」は黒赤緑の3つで、Aはそのいずれも持たない。しかし、「Aのものでない色」は青黒赤緑の4つで、Bはこのうち青を持つ。よってこの場合は「その1体がもう1体のものでない色である場合」に該当するので、AもBも破壊されない。
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*一方の対象が不適正になっても、もう一方に作用する。この場合、対象不適正となったクリーチャーの解決時点での色、あるいは「[[最後の情報]]」を用いる。
  
なお、英語版も分かりにくさでは似たようなものである。
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このカードは、[[ルール・テキスト|テキスト]]が非常に分かりにくいことで有名である。日本語版のテキストは[[誤訳/名訳|誤訳]]であり(両者の色がまったく一致しないなら破壊するという、実際と逆の意味のテキストになっていた)、以下のように訂正されている。
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{{カードテキスト|カードテキスト=対象の、黒でないクリーチャー2体を、その1体がもう1体のものでない色である場合を除き、破壊する。それらは再生できない。}}
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論理的には何の問題も無く機能する。しかし、これを読んで正しく理解するのは非常に難しい。論理的に正しいものが、直感的に理解しやすいとは限らないという絶好のサンプル。英語版も分かりにくさでは似たようなものである。
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;例:白単色のクリーチャーAと、白青のクリーチャーBを対象にした場合。
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:「Bのものでない色」は黒赤緑の3つで、Aはそのいずれも持たない。しかし、「Aのものでない色」は青黒赤緑の4つで、Bはこのうち青を持つ。よってこの場合は「その1体がもう1体のものでない色である場合」に該当するので、AもBも破壊されない。
  
 
*Whisperのカードテキストはわかりやすいがかなりの意訳。ただ、「それらの色のすべて」が何を意味するか厳密でない。特に、後述する「両方のクリーチャーが無色だった場合」の挙動が不明確。やはり公式の日本語訳が厳密に挙動を定義するものとは言える。
 
*Whisperのカードテキストはわかりやすいがかなりの意訳。ただ、「それらの色のすべて」が何を意味するか厳密でない。特に、後述する「両方のクリーチャーが無色だった場合」の挙動が不明確。やはり公式の日本語訳が厳密に挙動を定義するものとは言える。
*[[対象]]となった[[クリーチャー]]が両方[[無色]]だった場合、破壊される。なぜなら、それらは色を持たないので、一方が持たないある色をもう一方が持つことはありえないためである。
 
*一方の対象が不適正になっても、もう一方に作用する。この場合、対象不適正となったクリーチャーの解決時点での色、あるいは「[[最後の情報]]」を用いる。
 
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr97 ミスなんてもってのほか] その16(米Wizrds社、英語)
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr97 ミスなんてもってのほか] その16(米Wizrds社、英語)
 
**[http://members.at.infoseek.co.jp/braingeyser/03/1112.html M:tGやっちまった小咄集](Braingeyser、上の記事の和訳)
 
**[http://members.at.infoseek.co.jp/braingeyser/03/1112.html M:tGやっちまった小咄集](Braingeyser、上の記事の和訳)
*[[カード個別評価:インベイジョンブロック]]
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*[[カード個別評価:アポカリプス]] - [[コモン]]

2008年8月6日 (水) 11:54時点における版


Dead Ringers / 生き写し (4)(黒)
ソーサリー

黒でないクリーチャー2体を対象とする。それらを「その一方が他方のものでない色である」でない場合、破壊する。それらは再生できない。


2体のが完全に一致している場合のみ、それらを破壊するカード。複数体破壊する効果の中では、マナ・コストが多めながら色拘束追加コストもなく、条件さえ合えばアーティファクト・クリーチャーでも破壊できる。

ただ、特にインベイジョン・ブロック環境は多色推奨であり、肝心なときに使えないことも多々あるので注意すべき。

  • 対象となったクリーチャーが両方無色だった場合、破壊される。なぜなら、それらは色を持たないので、一方が持たないある色をもう一方が持つことはありえないためである。
  • 一方の対象が不適正になっても、もう一方に作用する。この場合、対象不適正となったクリーチャーの解決時点での色、あるいは「最後の情報」を用いる。

テキスト

このカードは、テキストが非常に分かりにくいことで有名である。日本語版のテキストは誤訳であり(両者の色がまったく一致しないなら破壊するという、実際と逆の意味のテキストになっていた)、以下のように訂正されている。


対象の、黒でないクリーチャー2体を、その1体がもう1体のものでない色である場合を除き、破壊する。それらは再生できない。


論理的には何の問題も無く機能する。しかし、これを読んで正しく理解するのは非常に難しい。論理的に正しいものが、直感的に理解しやすいとは限らないという絶好のサンプル。英語版も分かりにくさでは似たようなものである。

例:白単色のクリーチャーAと、白青のクリーチャーBを対象にした場合。
「Bのものでない色」は黒赤緑の3つで、Aはそのいずれも持たない。しかし、「Aのものでない色」は青黒赤緑の4つで、Bはこのうち青を持つ。よってこの場合は「その1体がもう1体のものでない色である場合」に該当するので、AもBも破壊されない。
  • Whisperのカードテキストはわかりやすいがかなりの意訳。ただ、「それらの色のすべて」が何を意味するか厳密でない。特に、後述する「両方のクリーチャーが無色だった場合」の挙動が不明確。やはり公式の日本語訳が厳密に挙動を定義するものとは言える。

参考

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