ファイレクシアン

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*[[カルドハイム]]で[[総合ルール]]入りを果たすのに先駆けて、[[R&D Playtest cards]]にて[[Vazal, the Compleat (playtest)]]が先行登場していた。
 
*[[カルドハイム]]で[[総合ルール]]入りを果たすのに先駆けて、[[R&D Playtest cards]]にて[[Vazal, the Compleat (playtest)]]が先行登場していた。
 
*[[ファイレクシア/Phyrexia]]の初出は[[アンティキティー]]と非常に古いものの、ファイレクシア人を表すための[[種族]]クリーチャー・タイプは長い間存在していなかった。主に[[ホラー]]や[[ゾンビ]]などで表されることが多く、また[[職業]]タイプのみで表されることも珍しくなかった(例えば[[審問官の総督/Inquisitor Exarch]]は「[[クレリック]]」のみ、[[テルカーの技師、ブルーディクラッド/Brudiclad, Telchor Engineer]]は「[[工匠]]」のみであった)。形容し難い、既存の枠に当てはめることのできない不気味さや異質さを表すことには成功していたものの、ファイレクシア人を表すクリーチャー・タイプが存在しないことは単純に不便であり、現在のクリーチャー・タイプ設定の方針にもそぐわないものだった。[[Mark Rosewater]]は「ファイレクシア人をクリーチャー・タイプとして明確にしなかったのは間違いだった」として悔やんでおり、やり直したいことの一つとしてこの件を挙げていたが<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/starting-over-2015-01-26 Starting Over]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0012043/ やり直し]([[Making Magic]] [[2015年]]1月26日 Mark Rosewater著)</ref>、遂にその念願が叶った形である。
 
*[[ファイレクシア/Phyrexia]]の初出は[[アンティキティー]]と非常に古いものの、ファイレクシア人を表すための[[種族]]クリーチャー・タイプは長い間存在していなかった。主に[[ホラー]]や[[ゾンビ]]などで表されることが多く、また[[職業]]タイプのみで表されることも珍しくなかった(例えば[[審問官の総督/Inquisitor Exarch]]は「[[クレリック]]」のみ、[[テルカーの技師、ブルーディクラッド/Brudiclad, Telchor Engineer]]は「[[工匠]]」のみであった)。形容し難い、既存の枠に当てはめることのできない不気味さや異質さを表すことには成功していたものの、ファイレクシア人を表すクリーチャー・タイプが存在しないことは単純に不便であり、現在のクリーチャー・タイプ設定の方針にもそぐわないものだった。[[Mark Rosewater]]は「ファイレクシア人をクリーチャー・タイプとして明確にしなかったのは間違いだった」として悔やんでおり、やり直したいことの一つとしてこの件を挙げていたが<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/starting-over-2015-01-26 Starting Over]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0012043/ やり直し]([[Making Magic]] [[2015年]]1月26日 Mark Rosewater著)</ref>、遂にその念願が叶った形である。
*上記の通り[[オラクル]]更新で追加されたクリーチャーが非常に多いタイプであるため、実物のカードにファイレクシアンと印刷されていないものも多い。部族カードを用いる際は混乱を招かないよう、オラクルを確認する方法も用意しておくとよいだろう。
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*上記の通り[[オラクル]]更新で追加されたクリーチャーが非常に多いタイプであるため、実物のカードにファイレクシアンと印刷されていないものは非常に多い。部族カードを用いる際は混乱を招かないよう、オラクルを確認する方法を別途用意しておいた方がいいだろう。
**[[ミラディンの傷跡ブロック]]でファイレクシアの[[透かし]]があるカードの大半はファイレクシアンのタイプが追加されたが、[[聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx]]のような例外もある。
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**[[ミラディンの傷跡ブロック]]でファイレクシアの[[透かし]]があるクリーチャー・カードは、[[聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx]]を除いてファイレクシアンのタイプが追加された。除外された理由は個別ページを参照のこと。
*ファイレクシアンが新設されたことで、[[感染 (デッキ)|感染デッキ]]は[[疫病を仕組むもの/Plague Engineer]]などの影響を大きく受けることになり弱体化した。
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*ファイレクシアンが新設されたことで、[[感染 (デッキ)|感染デッキ]]は[[疫病を仕組むもの/Plague Engineer]]などの影響を大きく受けることになりメタゲーム上では数を減らしたが、[[レガシー]]や[[パウパー]]においては代わりに[[でっかく/Embiggen]]の修整値が上昇するため爆発力を増すこととなった。たとえばモダンにはEmbbiggenが存在しないのでデメリットの方が大きいが、パウパーには疫病を仕組むものが存在しないのでメリットの方が大きい。
  
 
==ストーリー==
 
==ストーリー==

2024年6月23日 (日) 01:31時点における版

ファイレクシアン/Phyrexianは、クリーチャー・タイプの1つ。ファイレクシア/Phyrexiaおよび新ファイレクシア/New Phyrexiaに属する種族、「ファイレクシア人/Phyrexian」を表したクリーチャー・タイプ。



カルドハイムで新設されたクリーチャー・タイプ。巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raiderのみのクリーチャー・タイプとして登場した。登場後しばらくは巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス(とR&D Playtest cardsVazal, the Compleat (playtest))のみだったが、その後モダンホライゾン2にて再録された3枚のカードがファイレクシアンとなり、同時に行われた大規模なオラクル更新にて、実に250枚のカードがファイレクシアンのクリーチャー・タイプを獲得、もしくはトークン生成クリーチャー化でファイレクシアンを扱うルール文章に変更された[1]

その後、本流のセットではファイレクシアン・法務官達がスポット参戦しつつ、本格的に新ファイレクシアとの戦いが始まった団結のドミナリアから数を増やし、新ファイレクシアを舞台としたファイレクシア:完全なる統一は収録されたクリーチャー・カードの九割がファイレクシアンというセットになった。新ファイレクシアとの最終決戦を描いた機械兵団の進軍では、白黒リミテッドアーキタイプとして取り上げられたほか、改造された他次元/Planeの住人を表したファイレクシアンに変身する両面カードが多数登場した。この戦いにより新ファイレクシアは壊滅したため、しばらくは本流のセットでファイレクシアンが登場することは無いだろう。

に存在するが、旧ファイレクシア/Phyrexia黒マナと深く関係していることから、無色アーティファクト・クリーチャーに特に多く存在している。黒以外の色のものは、その多くがミラディン/Mirrodinの5色の太陽の影響を受けた新ファイレクシア/New Phyrexia由来のものである。

ファイレクシアンを含むトークンを生成するカードは多数存在する。色やサイズや併せ持つクリーチャー・タイプは様々である(→トークン一覧)。キーワード能力生体武器はファイレクシアン・細菌・トークンを、キーワード処理培養はファイレクシアンに変身する培養器・トークンをそれぞれ生成する。

部族カードは機械兵団の進軍および機械兵団の進軍統率者デッキに多数存在する。それ以外のセットでは、5色土地である種子中枢/The Seedcoreが存在する。

伝説のファイレクシアンは第2面も含めると機械兵団の進軍現在76体存在する(「伝説の(Legendary)・ファイレクシアン(Phyrexian)」でWHISPER検索)。これらに加え、伝説のファイレクシアンになる完成化したウェザーライト/Weatherlight Compleatedと、死体傀儡、ヴェンセール/Venser, Corpse Puppetが生成する虚ろな歩哨/The Hollow Sentinelも存在する。

ストーリー

ファイレクシア/Phyrexiaおよび新ファイレクシア/New Phyrexiaに属する種族は「ファイレクシア人/Phyrexian」と呼ばれる。ほとんどのファイレクシア人は、血の代わりにファイレクシアの油/Phyrexian oilと粘液が流れる、おぞましい姿の肉と機械の融合生命体である。

他の生物や機械をファイレクシアンへと改造することを完成化/Compleationと呼ぶ。

詳細はファイレクシア/Phyrexia#生態新ファイレクシア/New Phyrexiaの項を参照。

脚注

  1. Modern Horizons 2 Update Bulletin(News 2021年6月18日 Jess Dunks著)
  2. Starting Over/やり直しMaking Magic 2015年1月26日 Mark Rosewater著)

参考

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