思考のひずみ/Thought Distortion
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==参考== | ==参考== | ||
*[https://mtg-jp.com/reading/pd/0032722/ Mファイル『基本セット2020』編・白青黒] | *[https://mtg-jp.com/reading/pd/0032722/ Mファイル『基本セット2020』編・白青黒] |
2023年12月25日 (月) 03:59時点における最新版
ソーサリー
この呪文は打ち消されない。
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。そのプレイヤーの手札と墓地からクリーチャーでも土地でもないカードをすべて追放する。
クリーチャーでも土地でもないカードを根絶やしにする打ち消されない手札破壊呪文。
手札破壊呪文では原則的に非実用的とされる6マナであり、そのわりに効果も限定的。しかし、打ち消されないという一点がこのカードを特徴付けており、ノンクリーチャー寄りのパーミッションに対して痛烈なメタカードとして機能する。十分に呪文を構えて安心していた矢先に手札が土地だけになってしまえば投了目前であり、サイドボード要員としては評価に値する。
墓地の追放に関しては、クリーチャーが追放できず、そもそも墓地を利用するためのカード自体を断てる手札破壊なのでおまけに近いが、一部のカードに対しての効力は見込める。登場時のスタンダードでも再活やアズカンタの探索/Search for Azcantaに有効。手札からも直接追放するため伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Talesのような「捨てさせる」への対策をすり抜けることができる一方、呪禁などで防ぐことができ、絶対に通るとは言い切れないのが無視できない難点。同時に夏の帳/Veil of Summerが登場しているため深刻な問題である。
登場時点のスタンダードでは夏の帳の存在もあって日の目を見なかったが、夏の帳が禁止されイコリア:巨獣の棲処が参入する頃になるとメタゲームの変遷によりクリーチャーをほとんど採用しないデッキが増加し、このカードも黒いデッキのサイドボードとして注目されるようになった。
パイオニアでは睡蓮の原野コンボやアゾリウス・ロータスのサイドボードに採用され、前者では打ち消しを使うデッキ全般を相手に、後者は対コントロールデッキに用いられる。
クリーチャー戦が主になり手札消費の激しいリミテッドでは実用性は極めて低い。適当なコモンをピックした方が良い場面が多いだろう。
- 黒単色としては初の打ち消されない呪文。
- 対策としてはナーセットの逆転/Narset's Reversalが用いられることが多い。