先制攻撃

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**[[オラクル]]では当初、攻撃参加時に[[誘発]]して戦闘終了時まで先制攻撃を得る[[誘発型能力]]だったが、2008年2月と7月に、[[攻撃クリーチャー]]である間だけ先制攻撃を持つという[[常在型能力]]に変更された。元のニュアンスに戻ったといえよう。
 
**[[オラクル]]では当初、攻撃参加時に[[誘発]]して戦闘終了時まで先制攻撃を得る[[誘発型能力]]だったが、2008年2月と7月に、[[攻撃クリーチャー]]である間だけ先制攻撃を持つという[[常在型能力]]に変更された。元のニュアンスに戻ったといえよう。
 
**実際にこれを持っていたのは[[夜のスピリット/Spirit of the Night]]、[[アーボーグのプーラージ/Purraj of Urborg]]、[[サルタリーの槍騎兵/Soltari Lancer]]の3体。
 
**実際にこれを持っていたのは[[夜のスピリット/Spirit of the Night]]、[[アーボーグのプーラージ/Purraj of Urborg]]、[[サルタリーの槍騎兵/Soltari Lancer]]の3体。
*[[時のらせんブロック]]では先制攻撃と対になる'''後制攻撃'''/''Last strike''なるキーワード能力が検討され、さらに先制/通常/後制の三回戦闘ダメージを与える'''三段攻撃'''/''Triple strike''もテストされたが、戦闘フェイズのルールが非常に複雑になることからボツとなった。これらのキーワード能力は後に[[銀枠]]の[[Unstable]]で拾われ、[[とてつもなく遅いゾンビ/Extremely Slow Zombie]]、[[三頭ゴブリン/Three-Headed Goblin]]が登場した。[[Unfinity]]でも[[ハットトリック/Hat Trick]]が登場している。
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*[[時のらせんブロック]]では先制攻撃と対になる'''後制攻撃'''/''Last strike''なるキーワード能力が検討され、さらに先制/通常/後制の三回戦闘ダメージを与える'''三段攻撃'''/''Triple strike''もテストされたが、戦闘フェイズのルールが非常に複雑になることからボツとなった。これらのキーワード能力は後に[[アン・セット]]の[[Unstable]]で拾われ、[[とてつもなく遅いゾンビ/Extremely Slow Zombie]]、[[三頭ゴブリン/Three-Headed Goblin]]が登場した。[[Unfinity]]でも[[ハットトリック/Hat Trick]]が登場している。
 
*[[カラデシュ]]で[[再生]]から[[破壊不能]]付与へと[[除去耐性]]が代替わりしたことで割を食った能力の一つ。先制攻撃持ちと再生持ちが戦闘する場合、先制攻撃持ちの戦闘ダメージが再生持ちの[[タフネス]]に勝れば[[戦闘]]から取り除かれるため打ち負けることはなかったのだが、破壊不能相手ではそのまま第二戦闘ダメージ・ステップで戦闘ダメージを受けてしまう。
 
*[[カラデシュ]]で[[再生]]から[[破壊不能]]付与へと[[除去耐性]]が代替わりしたことで割を食った能力の一つ。先制攻撃持ちと再生持ちが戦闘する場合、先制攻撃持ちの戦闘ダメージが再生持ちの[[タフネス]]に勝れば[[戦闘]]から取り除かれるため打ち負けることはなかったのだが、破壊不能相手ではそのまま第二戦闘ダメージ・ステップで戦闘ダメージを受けてしまう。
*[[Unfinity]]では[[名前]]の条件を満たすと先制攻撃を持てる'''アルファストライク'''/''Alpha Strike''が登場した。いずれも[[銀枠|どんぐりシンボル]]であり、[[トーナメント]]では使用できない。[[アルファストライク]]の項も参照のこと。
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*[[Unfinity]]では[[名前]]の条件を満たすと先制攻撃を持てる'''アルファストライク'''/''Alpha Strike''が登場した。いずれも[[アン・カード]]であり、[[トーナメント]]では使用できない。[[アルファストライク]]の項も参照のこと。
  
 
===その他===
 
===その他===

2022年12月21日 (水) 17:53時点における版

先制攻撃/First strike
種別 常在型能力
登場セット 多数
CR CR:702.7

先制攻撃(せんせいこうげき)/First strikeは、マジック初期から存在するキーワード能力クリーチャーが持つ、戦闘ダメージ・ステップのルールを変更する常在型能力である。


Tundra Wolves / ツンドラ狼 (白)
クリーチャー — 狼(Wolf)

先制攻撃(このクリーチャーは、先制攻撃を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与える。)

1/1


Reflexes / 速やかな反応 (赤)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)(これを唱える際に、クリーチャー1体を対象とする。このカードはそのクリーチャーにつけられている状態で戦場に出る。)
エンチャントされているクリーチャーは先制攻撃を持つ。(それは先制攻撃を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与える。)


定義

戦闘ダメージ・ステップの開始時に、少なくとも1体の攻撃クリーチャーまたはブロック・クリーチャーが先制攻撃か二段攻撃を持つ場合、先制攻撃か二段攻撃を持つクリーチャーのみがそのステップで戦闘ダメージを与える。

そのステップ後、戦闘終了ステップに進む代わりに、戦闘フェイズは第2戦闘ダメージ・ステップを得て、残りのクリーチャーからのダメージを処理する。第2戦闘ダメージ・ステップの間には、以下のいずれかの条件を満たした攻撃クリーチャーとブロック・クリーチャーのみがダメージを与える。

  1. 最初の戦闘ダメージ・ステップ開始時に先制攻撃も二段攻撃も持っていなかった
  2. 第2戦闘ダメージ・ステップの時点で二段攻撃を持っている

このステップの後、戦闘終了ステップに進む。

解説

ルール

要するに、先制攻撃(や二段攻撃)を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与えられる能力である。

しかし、実際の流れは少し複雑。先制攻撃(か二段攻撃)を持つクリーチャーが攻撃ブロックに参加している場合、追加の戦闘ダメージ・ステップが新たにできる。その新しくできた戦闘ダメージ・ステップでは、先制攻撃(や二段攻撃)を持つクリーチャーのみ戦闘ダメージを与え、通常と同様に処理される。その後、残りのクリーチャーのための戦闘ダメージ・ステップが行われる。

なお最初の戦闘ダメージ・ステップの後の優先権を得たときに先制攻撃を持っていないクリーチャーに先制攻撃を与えた場合、通常のクリーチャーと同様に第二の戦闘ダメージ・ステップで戦闘ダメージを与えることになる。戦闘ダメージを一度も与えられなくなったり、第三の戦闘ダメージ・ステップが発生したりするようなことはない。同様に、第一戦闘ダメージ・ステップの後で先制攻撃を失ったとしてもクリーチャーが第二の戦闘ダメージ・ステップで戦闘ダメージを割り振ることはない(同時に二段攻撃を持つ場合を除く)。

歴史

その他

  • 致死ダメージを与えるだけのパワーさえあれば相討ちせずに一方的に打ち勝てるため、パワーの高いクリーチャーとこの能力との相性は非常に良い。
  • あくまで戦闘ダメージ・ステップにのみ有効な能力。格闘を行なう際などには機能しない点に注意。
  • 圧倒的にに多く、次いでにはあまり存在しない。イメージとしては、赤は素早い攻撃、白は弓や槍などの遠距離攻撃。
  • 赤の火力や白のレンジストライクと合わせることでより大きなクリーチャーを一方的に討ち取るのも、リミテッドでは有効なプレイングの一つ。
  • 機動力を表すキーワード能力としては他に速攻瞬速側面攻撃などがある。慣れないうちは混同に注意しよう。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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