不朽の理想
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*他のコンボデッキと異なり、[[不朽の理想/Enduring Ideal]]は「撃てば勝ち」というカードではなく、エンチャントをサーチしてくる順番が重要になるため、扱いはそれなりにややこしい。そのため、[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding]]で対戦相手の[[ドロー]]を確認できるのは大きい。 | *他のコンボデッキと異なり、[[不朽の理想/Enduring Ideal]]は「撃てば勝ち」というカードではなく、エンチャントをサーチしてくる順番が重要になるため、扱いはそれなりにややこしい。そのため、[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding]]で対戦相手の[[ドロー]]を確認できるのは大きい。 | ||
*どのエンチャントを出すにしても[[バウンス]]されては如何ともし難い。特に[[ハウリング・オウル]]などが活躍するようになると[[環境]]から駆逐されてしまった。 | *どのエンチャントを出すにしても[[バウンス]]されては如何ともし難い。特に[[ハウリング・オウル]]などが活躍するようになると[[環境]]から駆逐されてしまった。 | ||
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2008年6月24日 (火) 13:25時点における版
不朽の理想（Enduring Ideal）（デッキ名）とは、白の歴伝である不朽の理想/Enduring Idealを核に据えたロック・コンボデッキ。 浅原晃が世界選手権05で使用し、ベスト4に入っている。 名称については、単に「歴伝」「白歴伝」とだけ呼称する場合もある。
ソーサリー
あなたのライブラリーからエンチャント・カードを１枚探し、そのカードを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
歴伝（ゲームの残りの間、あなたは呪文を唱えられない。あなたの各アップキープの開始時に、その歴伝能力を除き、この呪文をコピーする。）
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、クリーチャー１体かプレインズウォーカー１体かプレイヤー１人を対象とする。ドラゴン変化はそれに５点のダメージを与える。
各終了ステップの開始時に、あなたのライフの総量は５点になる。
飛行を持たないクリーチャーは、あなたを攻撃できない。
基本的にどのフォーマットのバージョンにも共通して言えることは、最終的に不朽の理想/Enduring Idealからフィニッシャー兼ロックパーツであるドラゴン変化/Form of the Dragonをサーチしてくることだが、各フォーマットにおいてその過程が異なってくる。
スタンダードで使用できた頃はコントロールデッキの要素が強く、エクステンデッド版ではコンボデッキの要素が強い。
目次 |
スタンダード（神河ブロック＋ラヴニカ・ブロック＋コールドスナップ期）
エンチャント
プレイヤーは自分の手札を公開した状態でプレイする。
プレイヤー１人がカードを１枚引く場合、代わりにそのプレイヤーはそれを公開する。その後、他のプレイヤーは２点のライフを支払ってもよい。いずれか１人のプレイヤーがそうした場合、そのカードをオーナーの墓地に置く。そうでない場合、そのプレイヤーはそのカードを引く。
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント（パーマネント）
信仰の足枷が戦場に出たとき、あなたは４点のライフを得る。
エンチャントされているパーマネントは攻撃したりブロックしたりできず、それの起動型能力はそれがマナ能力でないかぎり起動できない。
神の怒り/Wrath of Godや信仰の足枷/Faith's Fettersなどで対戦相手の動きをしのぎながらマナ・アーティファクトでマナ加速をし、速やかに不朽の理想/Enduring Idealを撃つ。
ズアーの運命支配/Zur's Weirdingで相手の手札をロックしつつ、ドラゴン変化/Form of the Dragonでライフを確保、地上クリーチャーの攻撃を防ぎながら止めを刺す。
ドラゴン変化/Form of the Dragonでは勝ちきれない相手のために、万能カードの押収/Confiscateなど、不朽の理想/Enduring Idealで各種のエンチャントをサーチする。
- 神河物語の祭殿を揃えるタイプも存在する。ただ祭殿はスロットを圧迫しがちであり、そのせいで調整の手間も増えてしまうため、マイナー。
- 他のコンボデッキと異なり、不朽の理想/Enduring Idealは「撃てば勝ち」というカードではなく、エンチャントをサーチしてくる順番が重要になるため、扱いはそれなりにややこしい。そのため、ズアーの運命支配/Zur's Weirdingで対戦相手のドローを確認できるのは大きい。
- どのエンチャントを出すにしてもバウンスされては如何ともし難い。特にハウリング・オウルなどが活躍するようになると環境から駆逐されてしまった。
- ディセンション参入後は、鳩散らし/Dovescapeを採用して、より確実にロックするタイプが見られるようになった。
サンプルレシピ
エクステンデッド（インベイジョン期）
未来予知参入後のエクステンデッドで争われたプロツアーヴァレンシア07でも同様のデッキが活躍した。
アーティファクト
待機３ ― (０)（このカードをあなたの手札から唱えるのではなく、(０)を支払うとともにそれを時間(time)カウンターが３個置かれた状態で追放する。あなたのアップキープの開始時に、時間カウンターを１個取り除く。最後の１個を取り除いたとき、それをそのマナ・コストを支払うことなく唱える。）
(Ｔ),睡蓮の花を生け贄に捧げる：好きな色１色のマナ３点を加える。
ソーサリー
あなたは、ゲームの外部からあなたがオーナーであるソーサリー・カード１枚を公開し、それをあなたの手札に加えてもよい。燃え立つ願いを追放する。
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、あなたがカードを１枚捨てないかぎり、独房監禁を生け贄に捧げる。
あなたのドロー・ステップを飛ばす。
あなたは被覆を持つ。（あなたは呪文や能力の対象にならない。）
あなたに与えられるすべてのダメージを軽減する。
スタンダード時代のそれよりもコントロール的な色彩は薄く、純粋なコンボデッキに近い。
燃え立つ願い/Burning Wishや師範の占い独楽/Sensei's Divining Topなどから不朽の理想/Enduring Idealを手札に集め、睡蓮の花/Lotus Bloom・煮えたぎる歌/Seething Song・サクリファイスランドなどのマナ加速から高速でプレイする。
その速度はかなり早く、４ターン前後で不朽の理想/Enduring Idealを撃つことができる。
不朽の理想を撃った後は、鳩散らし/Dovescapeと独房監禁/Solitary Confinementでロックをかけ、ドラゴン変化/Form of the Dragonで止めをさす。 また、不朽の理想や燃え立つ願いで状況に応じ必要なエンチャントやソーサリーをサーチしてくることも可能である。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアーヴァレンシア07 準優勝(参考)
- 使用者:Andre Mueller
- フォーマット
- 下記のWotCのコラム「Killer Combo」も参照。
