イクシドロン/Ixidron

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[[現実を彫る者イクシドール/Ixidor, Reality Sculptor]]が怪物化して再登場したもの…かどうかは定かではないが、[[カード名|名前]][[能力]]も似通っているので意識している事は間違いないであろう[[クリーチャー]]
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似通っているとは言っても、イクシドールが[[裏向き]]の[[クリーチャー]]に[[修整]]を与えるのに対し、こちらは自分自身が裏向きのクリーチャーに[[P/T]]を左右される。
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似通っているとはいっても、イクシドールが[[裏向き]]の[[クリーチャー]]に[[修整]]を与えるのに対し、こちらは自分自身が裏向きのクリーチャーに[[P/T]]を左右される。また、あちらは裏向きのものを表向きにするが、こちらは表向きのものを裏向きにしてしまう。ある意味対をなしているかのような能力である。
また、あちらは裏向きのものを表向きにするが、こちらは表向きのものを裏向きにしてしまう。
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ある意味対をなしているかのような能力である。
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[[変異]]を持っているクリーチャーが裏向きとなった場合、自身の能力で表向きになることが可能。
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[[変異]]を持っているクリーチャーが裏向きとなった場合、自身の能力で表向きになることが可能。一方、変異を持たないクリーチャーを裏向きにした場合、それらは自力で表向きになれないので、擬似的なクリーチャー[[除去]]にもなる。この能力は[[対象]]を取らないので、[[シミックの空呑み/Simic Sky Swallower]]などの[[アンタッチャブル]]相手にも有効。能力の性質上、相手がコントロールするクリーチャーは2/2になるため、1体につき+1/+1となるこれ自身の[[サイズ|大きさ]]では[[攻撃]]に参加できなくなる事も考えられる。
一方、変異を持たないクリーチャーを裏向きにした場合、それらは自力で表向きになれないので、擬似的なクリーチャー[[除去]]にもなる。
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この能力は[[対象]]を取らないので、[[シミックの空呑み/Simic Sky Swallower]]などの[[アンタッチャブル]]相手にも有効。
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能力の性質上、相手がコントロールするクリーチャーは2/2になるため、1体につき+1/+1となるこれ自身の[[サイズ|大きさ]]では[[攻撃]]に参加できなくなる事も考えられる。
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*イメージ的には少々不自然ではあるが、[[トークン]]は裏返らなくなっている。これを逆手にとって、[[回避能力]]持ちやサイズの大きいトークンを出してからこれを出す、という戦法もとれる。
 
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*この能力の「2/2のクリーチャーである」とは、裏向きである間のみ継続する第6b種と第4種の[[継続的効果]]である。これは他の方法で裏向きになることとは処理が異なっている。通常は裏向きになった場合に「2/2のクリーチャーである」ことはルールに定められた特性であり、[[種類別]]の第1種よりあと、第2種より前に適用される。
イメージ的には少々不自然ではあるが、[[トークン]]は裏返らなくなっている。
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<!-- (ルーリング的な問題で)[[トークン]]は裏返らなくなっている。
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↑ルーリングというより混乱を避けるためだろう(トークンが裏向きになることが不可能なわけでは無い)。 -->
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これを逆手にとって、[[回避能力]]持ちやサイズの大きいトークンを出してからこれを出す、という戦法もとれる。
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*この能力の「2/2のクリーチャーである」とは、裏向きである間のみ継続する第6b種と第4種の[[継続的効果]]である。
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**これは他の方法で裏向きになることとは処理が異なっている。
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通常は裏向きになった場合に「2/2のクリーチャーである」ことはルールに定められた特性であり、[[種類別]]の第1種よりあと、第2種より前に適用される。
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**例:[[巨大化/Giant Growth]]で3/8になっている[[詐欺の壁/Wall of Deceit]]がいるとする。これを詐欺の壁自身の能力で裏向きした場合は5/5になる。これをイクシドロンの能力で裏向きにした場合は2/2になる。
 
**例:[[巨大化/Giant Growth]]で3/8になっている[[詐欺の壁/Wall of Deceit]]がいるとする。これを詐欺の壁自身の能力で裏向きした場合は5/5になる。これをイクシドロンの能力で裏向きにした場合は2/2になる。
 
 
*[[セロン教の隠遁者/Thelonite Hermit]]など、再利用したい変異クリーチャーの相方にも事欠かないだろう。
 
*[[セロン教の隠遁者/Thelonite Hermit]]など、再利用したい変異クリーチャーの相方にも事欠かないだろう。
*[[紅蓮地獄/Pyroclasm]]や[[罪+罰/Crime+Punishment|罰/Punishment]]などで裏向きのクリーチャーともども一掃されてしまうのはご愛嬌。
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*[[紅蓮地獄/Pyroclasm]]や[[罪+罰/Crime+Punishment|罰/Punishment]]などで裏向きのクリーチャーともども一掃されてしまうのはご愛嬌。裏向きクリーチャーが全滅すると、これ自身も0/0になって墓地に行ってしまうのだ。
裏向きクリーチャーが全滅すると、これ自身も0/0になって墓地に行ってしまうのだ。
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*大きさが裏向きクリーチャーの数に依存するクリーチャーとしての先輩に[[原初を囁く者/Primal Whisperer]]がいる。しかしかなりの点が異なっているため、これの流れを汲んでいるわけではなさそうだ。
<!-- (イクシドロン自体は5マナであるが、これが場に出た直後だと自身の能力が仇となって0/0になってしまうため)
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*[[獣たちの女帝ジョルレイル/Jolrael, Empress of Beasts]]などの、非クリーチャーの[[パーマネント]]を[[クリーチャー化]]する[[効果]]の下でこれが[[場]]に出ると少しややこしい。クリーチャー化したパーマネントも裏向きのクリーチャーとなり、クリーチャー化している効果が終わっても、それらは裏向きのクリーチャーのままである。なんらかの理由で表向きになったとき、それらはクリーチャー化していない元のパーマネントに戻る。
失礼、勘違いした。しかしどういう意味で
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↑裏向き変異は0マナ扱い、イクシドロンは5マナです。
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↑「罰」で0マナを指定→裏向きクリーチャー全滅→イクシドロンのP/Tが0/0 の流れかと。 -->
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*大きさが裏向きクリーチャーの数に依存するクリーチャーとしての先輩に[[原初を囁く者/Primal Whisperer]]がいる。
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しかしかなりの点が異なっているため、これの流れを汲んでいるわけではなさそうだ。
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*[[獣たちの女帝ジョルレイル/Jolrael, Empress of Beasts]]などの、非クリーチャーの[[パーマネント]]を[[クリーチャー化]]する[[効果]]の下でこれが[[場]]に出ると少しややこしい。
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クリーチャー化したパーマネントも裏向きのクリーチャーとなり、クリーチャー化している効果が終わっても、それらは裏向きのクリーチャーのままである。
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なんらかの理由で表向きになったとき、それらはクリーチャー化していない元のパーマネントに戻る。
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<!-- -残念ながら、[[未来予知]]で登場した、[[変異]]を持つクリーチャーでない[[パーマネント]]には対応していない。
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↑元々この能力は変異能力とは無関係です。 -->
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==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:時のらせんブロック]]
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*[[カード個別評価:時のらせん]] - [[レア]]

2008年4月24日 (木) 18:41時点における版


Ixidron / イクシドロン (3)(青)(青)
クリーチャー — イリュージョン(Illusion)

イクシドロンが戦場に出るに際し、他のトークンでないすべてのクリーチャーを裏向きにする。(それらは2/2のクリーチャーである。)
イクシドロンのパワーとタフネスはそれぞれ、戦場に出ている裏向きのクリーチャーの数に等しい。

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現実を彫る者イクシドール/Ixidor, Reality Sculptorに似た名前クリーチャーであり、能力も似通っている。

似通っているとはいっても、イクシドールが裏向きクリーチャー修整を与えるのに対し、こちらは自分自身が裏向きのクリーチャーにP/Tを左右される。また、あちらは裏向きのものを表向きにするが、こちらは表向きのものを裏向きにしてしまう。ある意味対をなしているかのような能力である。

変異を持っているクリーチャーが裏向きとなった場合、自身の能力で表向きになることが可能。一方、変異を持たないクリーチャーを裏向きにした場合、それらは自力で表向きになれないので、擬似的なクリーチャー除去にもなる。この能力は対象を取らないので、シミックの空呑み/Simic Sky Swallowerなどのアンタッチャブル相手にも有効。能力の性質上、相手がコントロールするクリーチャーは2/2になるため、1体につき+1/+1となるこれ自身の大きさでは攻撃に参加できなくなる事も考えられる。

  • イメージ的には少々不自然ではあるが、トークンは裏返らなくなっている。これを逆手にとって、回避能力持ちやサイズの大きいトークンを出してからこれを出す、という戦法もとれる。
  • この能力の「2/2のクリーチャーである」とは、裏向きである間のみ継続する第6b種と第4種の継続的効果である。これは他の方法で裏向きになることとは処理が異なっている。通常は裏向きになった場合に「2/2のクリーチャーである」ことはルールに定められた特性であり、種類別の第1種よりあと、第2種より前に適用される。
    • 例:巨大化/Giant Growthで3/8になっている詐欺の壁/Wall of Deceitがいるとする。これを詐欺の壁自身の能力で裏向きした場合は5/5になる。これをイクシドロンの能力で裏向きにした場合は2/2になる。
  • セロン教の隠遁者/Thelonite Hermitなど、再利用したい変異クリーチャーの相方にも事欠かないだろう。
  • 紅蓮地獄/Pyroclasm罰/Punishmentなどで裏向きのクリーチャーともども一掃されてしまうのはご愛嬌。裏向きクリーチャーが全滅すると、これ自身も0/0になって墓地に行ってしまうのだ。
  • 大きさが裏向きクリーチャーの数に依存するクリーチャーとしての先輩に原初を囁く者/Primal Whispererがいる。しかしかなりの点が異なっているため、これの流れを汲んでいるわけではなさそうだ。
  • 獣たちの女帝ジョルレイル/Jolrael, Empress of Beastsなどの、非クリーチャーのパーマネントクリーチャー化する効果の下でこれがに出ると少しややこしい。クリーチャー化したパーマネントも裏向きのクリーチャーとなり、クリーチャー化している効果が終わっても、それらは裏向きのクリーチャーのままである。なんらかの理由で表向きになったとき、それらはクリーチャー化していない元のパーマネントに戻る。

参考

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