ギデオンの介入/Gideon's Intervention
提供:MTG Wiki
(インスタントやソーサリーの全体火力も「あなたがコントロールする発生源」に含まれる。) |
|||
11行: | 11行: | ||
*同名のカードが存在しない限り、[[トークン]]の名前は選べない。なお、不朽により[[生成]]されるトークンは[[カード名]]をコピーしているので、このカードでダメージを軽減することができる。 | *同名のカードが存在しない限り、[[トークン]]の名前は選べない。なお、不朽により[[生成]]されるトークンは[[カード名]]をコピーしているので、このカードでダメージを軽減することができる。 | ||
*[[土地]]・カードの名前を選んでもよい。その名前の土地を[[プレイ]]することは禁止できないが、その名前の土地が[[与える]]ダメージを軽減することはできる。 | *[[土地]]・カードの名前を選んでもよい。その名前の土地を[[プレイ]]することは禁止できないが、その名前の土地が[[与える]]ダメージを軽減することはできる。 | ||
− | *[[あなた]]が[[コントロール (ルール用語)|コントロール]] | + | *[[あなた]]が[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]する発生源であっても、選ばれた名前を持つなら、それがあなたとあなたがコントロールするパーマネントに与えるダメージは軽減される。そのため、[[黒死病/Pestilence]]などパーマネントの[[全体火力]]とは非常に相性が良い。 |
==開発秘話== | ==開発秘話== |
2017年5月20日 (土) 05:49時点における版
エンチャント
ギデオンの介入が戦場に出るに際し、カード名1つを選ぶ。
対戦相手は選ばれた名前を持つ呪文を唱えられない。
選ばれた名前を持つ発生源からあなたとあなたがコントロールするパーマネントに与えられるダメージをすべて軽減する。
指定した名前の呪文を唱えることを禁止するエンチャント。さらにその発生源からのダメージをすべて軽減する。白のエンチャントであることを考えると金輪際/Nevermore+ルーンの光輪/Runed Haloに近い。
翻弄する魔道士/Meddling Mage系統の「すでに戦場に出ているカードを対処できない」という弱点を、ダメージ軽減能力によって補っている点は画期的。クリーチャーだけでなく溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacleなど土地を含めたありとあらゆるパーマネントからのダメージを軽減できるため、様々なコンボデッキに対して柔軟に対応できる。その分ダブルシンボル4マナとマナ・コストに重くのしかかっており、軽い呪文に対して先んじて唱えることが難しくなっている。
リミテッドではその時点で最も危険なカードを指定して擬似除去として使うのが適当だろう。不朽持ちを墓地に落とすことなく封じられる点も好印象。唱えることも禁止できるので、2枚目以降が手札やライブラリーに眠っていれば擬似的な手札破壊としても機能する。色が合うなら是非採用しておきたい。
ルール
- 基本的なルールは名前を参照。特に分割カードの扱いに注意。
- 同名のカードが存在しない限り、トークンの名前は選べない。なお、不朽により生成されるトークンはカード名をコピーしているので、このカードでダメージを軽減することができる。
- 土地・カードの名前を選んでもよい。その名前の土地をプレイすることは禁止できないが、その名前の土地が与えるダメージを軽減することはできる。
- あなたがコントロールする発生源であっても、選ばれた名前を持つなら、それがあなたとあなたがコントロールするパーマネントに与えるダメージは軽減される。そのため、黒死病/Pestilenceなどパーマネントの全体火力とは非常に相性が良い。
開発秘話
注目のストーリーの1枚であるこのカードは、背景ストーリーからのトップダウン・デザインで、選んだ名前の発生源が与えるダメージを軽減するエンチャントとして作られた。その後、約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised Endへの対策として、選ばれた名前のカードがあなたを対象に取れないようにする能力が追加された。最終的に、その能力は唱えることを禁止するものに変更された[1]。
- 皮肉なことに、エムラクールはこのカードが登場する前にスタンダードで禁止されてしまった。それによりこのカードの主目的はサヒーリコンボ対策となったが、今度はこのカードの登場と同時に守護フェリダー/Felidar Guardianが禁止されてしまった。
ストーリー
アモンケットの注目のストーリーの5枚目。激情の試練/The Trial of Zealを達成したデジェル/Djeruはハゾレト/Hazoretの手によって栄光の死を迎えようとしていたが、この世界の欺瞞を知ったギデオン/Gideonとサムト/Samutにとって、それはただの無駄死にでしかなかった。ハゾレトの双叉槍がデジェルを貫くその瞬間、サムトが体当たりで彼を押し倒し、同時にギデオンが彼の前に立ち塞がって、黄金色の防御魔法で死の槍を防いだ(イラスト)[2]。
脚注
- ↑ M-Files: Amonkhet, Part 1/Mファイル『アモンケット』編・パート1(Latest Developments 2017年5月5日 Sam Stoddard著)
- ↑ Judgment/裁き(Magic Story 2017年5月17日 Doug Beyer and Alison Luhrs著)