はじける子嚢/Saproling Burst
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2017年4月24日 (月) 00:29時点における最新版
エンチャント
消散7(このエンチャントは、その上に消散(fade)カウンターが7個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それから消散カウンターを1個取り除く。できない場合、それを生け贄に捧げる。)
はじける子嚢から消散カウンターを1個取り除く:緑の苗木(Saproling)クリーチャー・トークンを1体生成する。それらのトークンは「このクリーチャーのパワーとタフネスはそれぞれ、はじける子嚢の上に置かれている消散カウンターの数に等しい。」を持つ。
はじける子嚢が戦場を離れたとき、はじける子嚢によって生成されたすべてのトークンを破壊する。それらは再生できない。
コンボパーツとしても、アタッカーとしても活躍した苗木・クリーチャー・トークン生成カード。
消散によってどんどん縮んでいくため一見すると頼りなく見えるが、きちんと使えば単体でも20点のライフを削りきることが可能。最初にトークンを2体だけ出すと、次のターン召喚酔いが解けた時点で4/4が2体。8点→6点→4点→2点で20点。
単体でも高性能であるためマスクス・ブロック構築でもアタッカーとして使われるカードだったが、真の威力はヤヴィマヤの火/Fires of Yavimayaと組み合わさった時にある(→ファイアーズ)。出してすぐにトークンを3つ出し、そのまま速攻を得て殴りかかれば、実質5マナ12/12速攻というとんでもない破壊力を持つことになる。ターンごとに縮んでいってしまうが、縮みきる前におそらく対戦相手のライフは尽きているだろう。
またクリーチャー戦を度外視して「最大で6体のトークンを瞬間的に発生させる」性質を重視して、コンボデッキのパーツにも使われた。レクターグールではファイレクシアの食屍鬼/Phyrexian Ghoulのパンプアップ能力のコストにされ、パンデバーストでは伏魔殿/Pandemoniumを連続誘発させ21点のダメージを叩き出した(1体目は6/6なので6点、2体目は5/5に縮んで5点…という具合に、6+5+4+3+2+1=21点)。
- 同じネメシスのパララクスエンチャントサイクルと機能上の類似点が多い。
- 収録セットがかなり離れているので実現はカジュアルなどでないと厳しいが、倍増の季節/Doubling Seasonとのシナジーは圧巻。まず消散カウンターが初期状態で14個置かれる上、1つ取り除くごとにトークンが2つずつ出る。最大瞬間合計パワーは7つ取り除いて7/7を14体出したとき、実に98に達する。速攻無しでも次のターンには6/6を14体(合計パワー84)で殴れる。4回死ねる凄まじさ。
- 戦場を離れたときに生み出したトークンを破壊する能力を持っているが、そもそもトークンのP/Tは消散カウンターを参照しているので、カウンターがなくなった時点でトークンのタフネスが0になっており、状況起因処理で墓地に置かれてしまう。
- しかし余計な能力というわけではなく、この能力がないと栄光の頌歌/Glorious Anthemあたりの永続的強化手段で簡単にトークンを戦場に残せてしまい、「時間によって消えてなくなる」消散カードのイメージに反する。
- 「生け贄に捧げる」ではなく「破壊する」なので、いちおう(前述したタフネス永続強化手段に加えて)不屈の随員/Dauntless Escortなどによってトークンに破壊不能を持たせられれば、はじける子嚢が戦場を離れてもトークンは生き残る。そうまでする必要があるかは疑問ではあるが。
- しかし余計な能力というわけではなく、この能力がないと栄光の頌歌/Glorious Anthemあたりの永続的強化手段で簡単にトークンを戦場に残せてしまい、「時間によって消えてなくなる」消散カードのイメージに反する。
- ブラストダーム/Blastodermの背中にくっついているのはこれである。イラストにもブラストダームが居る。
- 読み方は「はじけるしのう」。子嚢とは、中に胞子が入っている袋のこと。