キオーラ/Kiora

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===海を落ちて/Drop for Drop===
 
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キオーラは神話に登場する船乗りカラフィ/Callapheを名乗って[[アジャニ/Ajani]]と[[エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel (ストーリー)|エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel]]とともに南風号/The Monsoonに乗り、[[アリクスメテス/Arixmethes]]の廃墟に辿り着いた。アリクスメテスは巨大なクラーケンの上に築かれた都市であり、それこそがキオーラの目的であった。そこにタッサが現れる。タッサは自らの名を詐称するキオーラに怒っており、アジャニとエルズペスの乗った南風号を波で押し流すと、信者であるトリトンたちの前でキオーラの処刑を宣言した。キオーラとタッサの間で海の怪物たちを操っての戦いが始まった。キオーラはアリクスメテスの精神に働きかけることに集中したが効果はなく、その間にキオーラの軍勢のほとんどは引き裂かれるかタッサに操られてしまった。劣勢になったキオーラは海に飛び込むが、タッサは二叉槍、[[タッサの二叉槍/Bident of Thassa#ストーリー|デケーラ/Dekella]]を使ってキオーラの周りから海水を退けさせ、キオーラを海底まで落下させた。キオーラは緑の呪文で海底に茂みを作り落下の衝撃を和らげたが、タッサの追撃によりデケーラに首を挟まれた状態で岩に繋ぎ止められてしまう。追い詰められたキオーラは何とかプレインズウォークに成功し、怒れるタッサを残して次元の間へとデケーラを持ったまま脱出した。
 
キオーラは神話に登場する船乗りカラフィ/Callapheを名乗って[[アジャニ/Ajani]]と[[エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel (ストーリー)|エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel]]とともに南風号/The Monsoonに乗り、[[アリクスメテス/Arixmethes]]の廃墟に辿り着いた。アリクスメテスは巨大なクラーケンの上に築かれた都市であり、それこそがキオーラの目的であった。そこにタッサが現れる。タッサは自らの名を詐称するキオーラに怒っており、アジャニとエルズペスの乗った南風号を波で押し流すと、信者であるトリトンたちの前でキオーラの処刑を宣言した。キオーラとタッサの間で海の怪物たちを操っての戦いが始まった。キオーラはアリクスメテスの精神に働きかけることに集中したが効果はなく、その間にキオーラの軍勢のほとんどは引き裂かれるかタッサに操られてしまった。劣勢になったキオーラは海に飛び込むが、タッサは二叉槍、[[タッサの二叉槍/Bident of Thassa#ストーリー|デケーラ/Dekella]]を使ってキオーラの周りから海水を退けさせ、キオーラを海底まで落下させた。キオーラは緑の呪文で海底に茂みを作り落下の衝撃を和らげたが、タッサの追撃によりデケーラに首を挟まれた状態で岩に繋ぎ止められてしまう。追い詰められたキオーラは何とかプレインズウォークに成功し、怒れるタッサを残して次元の間へとデケーラを持ったまま脱出した。
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===故郷の海/Home Waters===
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次元移動でゼンディカー戻り[[タジーム/Tazeem]]のとある海岸にたどり着いたキオーラは、神を出し抜いた事を思い出して笑い、そして故郷がまだ生きていたことを喜ぶ。戦利品の二叉槍を掴むと生き残りの同族を探しに向かい、海棲エルドラージの群れに取り囲まれているマーフォークの一団を発見すると、槍を振るってタコや海蛇を呼び出しこれを撃退した。生存者の中に妹トゥーリの姿を見つけると二人は生存を喜び抱き合った。トゥーリはキオーラがいない間に起こった出来事、いつの間にか[[エムラクール/Emrakul]]と[[コジレック/Kozilek]]がいなくなり今は[[ウラモグ/Ulamog]]だけが暴れまわっていること、エルドラージの大群により[[タジーム/Tazeem#海門/Sea Gate|海門/Sea Gate]]が陥落したこと、そしてその海門に迫るウラモグを目撃したことを語る。トゥーリや避難民の指導者イェナイは、自分たちと一緒に[[ムラーサ/Murasa]]まで退避することを勧めた。それに対してキオーラは二股槍を掲げ、海神をやり込めてその槍を奪った自分と、海の神ウーラをやり込めるペテンの神コーシの伝承をなぞらえると、海門に行きウラモグと対決することを高らかに宣言する。反対するトゥーリに必ず戻ると約束すると妹の身を避難民たちに任せ、同調した数人のコーシ信者を引き連れて海蛇に乗り、意気揚々と海門に向かった。
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===海門の解放/The Liberation of Sea Gate===
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キオーラは海蛇、鮫、大ダコ、クラーケンなどを引き連れて海棲エルドラージを蹴散らしながら海門に攻め入った。時を同じくして地上の[[同盟者]]たちも海門に向けて進撃中であり、キオーラは城壁近くまで進んだところでその軍の司令官[[ギデオン・ジュラ/Gideon Jura]]に面会する。その際キオーラが口から発したタッサの名とその手に持つ二叉槍にギデオンは反応し、お互いがプレインズウォーカーであることを理解した。キオーラとその群れは地上軍と合流するとはその両翼について攻め入り、激闘の末ついに海門を取り戻した。戦いの終結後、キオーラは司令官たちが集う灯台に向かう。
  
 
==登場==
 
==登場==

2016年2月19日 (金) 02:54時点における版

キオーラ/KioraコンピューターゲームMagic: The Gathering - Duels of the Planeswalkers 2012」で登場したキャラクター。カードとしては神々の軍勢荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Waveが初出。

目次

解説

ゼンディカー/Zendikar出身のマーフォークプレインズウォーカー/Planeswalker。女性。イラスト

マナに関連しており、クラーケンリバイアサンなどの海に棲む巨大なクリーチャーたちを召喚し操ることができる。

過去に故郷をエルドラージ/Eldraziの軍勢に襲撃されたが、プレインズウォーカーとして強大な力を得たキオーラは、今であればエルドラージに立ち向かうことができると考えている。彼女は穏やかで思慮深く見えるが、その夢は想像し難い異様なものである。

経歴

灯の覚醒

妹のトゥーリ/Turiを連れて遥か沖まで探検に出たキオーラは、巨大な海蛇と遭遇した。キオーラは妹を守るべく海蛇の目の前に飛び出し、そして飲み込まれた――海蛇の口の中、沸き返るような恐慌によってキオーラのプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkが点った。ゼンディカーの外に他の世界があるという驚くべき事実は、自分には妹を守る力がなかったのだという思いの前に色褪せた。彼女は数ヶ月かけてようやくゼンディカーに帰還し、姉の死に対する罪悪感でやつれ果てたトゥーリと再会した。

2人は固い約束を交わした。キオーラはどこへ行っても必ず戻ってくることを、トゥーリはそれを待つことを。それから数年間、キオーラは様々な次元/Planeを旅し、トゥーリに見たことのない世界のお土産を持ち帰った。

キオーラの追随者/Kiora's Followers

キオーラはエルドラージに対抗できる海のクリーチャーを手に入れるため、未知の次元へとプレインズウォークした。彼女はそこで海馬を初めて目にするが、大して興味を持たなかった。深海の巨大生物を呼び出すため呪文を唱え、大波を起こし、リバイアサンを召喚してその背に乗って操った。それを見に集まったトリトン/Tritonたちにキオーラはここはどこかと質問し、トリトンたちはメレティス/Meletisに近いセイレーン海/The Silen Seaであり、テーロス/Therosであると答えた。キオーラが現れたのはクルフィックス/Kruphixにより全ての神々ニクス/Nyxに引き戻された「沈黙」の時期であり、トリトンたちはキオーラを海の神であるタッサ/Thassaの化身か使者であると思い込んだ。キオーラはあえてそれを否定せず、トリトンたちに海の怪物を集める手伝いをするよう頼んだ。

海を落ちて/Drop for Drop

キオーラは神話に登場する船乗りカラフィ/Callapheを名乗ってアジャニ/Ajaniエルズペス・ティレル/Elspeth Tirelとともに南風号/The Monsoonに乗り、アリクスメテス/Arixmethesの廃墟に辿り着いた。アリクスメテスは巨大なクラーケンの上に築かれた都市であり、それこそがキオーラの目的であった。そこにタッサが現れる。タッサは自らの名を詐称するキオーラに怒っており、アジャニとエルズペスの乗った南風号を波で押し流すと、信者であるトリトンたちの前でキオーラの処刑を宣言した。キオーラとタッサの間で海の怪物たちを操っての戦いが始まった。キオーラはアリクスメテスの精神に働きかけることに集中したが効果はなく、その間にキオーラの軍勢のほとんどは引き裂かれるかタッサに操られてしまった。劣勢になったキオーラは海に飛び込むが、タッサは二叉槍、デケーラ/Dekellaを使ってキオーラの周りから海水を退けさせ、キオーラを海底まで落下させた。キオーラは緑の呪文で海底に茂みを作り落下の衝撃を和らげたが、タッサの追撃によりデケーラに首を挟まれた状態で岩に繋ぎ止められてしまう。追い詰められたキオーラは何とかプレインズウォークに成功し、怒れるタッサを残して次元の間へとデケーラを持ったまま脱出した。

故郷の海/Home Waters

次元移動でゼンディカー戻りタジーム/Tazeemのとある海岸にたどり着いたキオーラは、神を出し抜いた事を思い出して笑い、そして故郷がまだ生きていたことを喜ぶ。戦利品の二叉槍を掴むと生き残りの同族を探しに向かい、海棲エルドラージの群れに取り囲まれているマーフォークの一団を発見すると、槍を振るってタコや海蛇を呼び出しこれを撃退した。生存者の中に妹トゥーリの姿を見つけると二人は生存を喜び抱き合った。トゥーリはキオーラがいない間に起こった出来事、いつの間にかエムラクール/Emrakulコジレック/Kozilekがいなくなり今はウラモグ/Ulamogだけが暴れまわっていること、エルドラージの大群により海門/Sea Gateが陥落したこと、そしてその海門に迫るウラモグを目撃したことを語る。トゥーリや避難民の指導者イェナイは、自分たちと一緒にムラーサ/Murasaまで退避することを勧めた。それに対してキオーラは二股槍を掲げ、海神をやり込めてその槍を奪った自分と、海の神ウーラをやり込めるペテンの神コーシの伝承をなぞらえると、海門に行きウラモグと対決することを高らかに宣言する。反対するトゥーリに必ず戻ると約束すると妹の身を避難民たちに任せ、同調した数人のコーシ信者を引き連れて海蛇に乗り、意気揚々と海門に向かった。

海門の解放/The Liberation of Sea Gate

キオーラは海蛇、鮫、大ダコ、クラーケンなどを引き連れて海棲エルドラージを蹴散らしながら海門に攻め入った。時を同じくして地上の同盟者たちも海門に向けて進撃中であり、キオーラは城壁近くまで進んだところでその軍の司令官ギデオン・ジュラ/Gideon Juraに面会する。その際キオーラが口から発したタッサの名とその手に持つ二叉槍にギデオンは反応し、お互いがプレインズウォーカーであることを理解した。キオーラとその群れは地上軍と合流するとはその両翼について攻め入り、激闘の末ついに海門を取り戻した。戦いの終結後、キオーラは司令官たちが集う灯台に向かう。

登場

登場カード

デュエルデッキ

カード名に登場

神々の軍勢
キオーラの追随者/Kiora's Follower
ニクスへの旅
キオーラの放逐/Kiora's Dismissal

フレイバー・テキストに登場

神々の軍勢
圧倒的な波/Whelming Waveニクス生まれのトリトン/Nyxborn Triton、キオーラの追随者/Kiora's Follower
ニクスへの旅
神狩りの大ダコ/Godhunter Octopus激浪のキマイラ/Riptide Chimera
エルズペスvsキオーラ
邪神の寺院/Temple of the False God探検/Explore
戦乱のゼンディカー
謎めいた巡行者/Cryptic Cruiser巻き締め付け/Tightening Coils成長のうねり/Swell of Growth
ゲートウォッチの誓い
水没した骨塚/Submerged Boneyard

イラストに登場

ニクスへの旅
キオーラの放逐/Kiora's Dismissal
エルズペスvsキオーラ
邪神の寺院/Temple of the False God
戦乱のゼンディカー
巻き締め付け/Tightening Coils、成長のうねり/Swell of Growth

登場作品・登場記事

名前の変遷

Duels of the Planeswalkers 2012で初登場した時の彼女の名前は「キオーラ・アトゥア/Kiora Atua」であった。しかし、マオリ語でAtuaが「神」や「祖先」を意味する単語であり、Kioraもマオリ語の挨拶の言葉「kia ora」によく似ていることから、現実世界の神聖な概念を冒涜し宗教感情を傷つけるおそれがあるとして神々の軍勢でカード化される際に姓のない「キオーラ/Kiora」に変更された[1][2]

訳語

翻訳記事グランド・マナ・ツアーでは「Kiora Atua」は「キオラ・アツア」と訳されていたが、Duels of the Planeswalkers 2012日本語版からは「キオーラ・アトゥア」になった。以降はキオーラで統一されている。

参考

脚注

  1. A Voice for VorthosDoug Beyerブログ)
  2. BlogatogMark Rosewaterブログ)
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