ガラク/Garruk

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(ヴェールの呪い/The Veil's Curse)
38行: 38行:
 
ガラクは、かつてリリアナと愛し合った男である[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)|ジェイス・ベレレン/Jace Beleren]]が支配する[[無限連合/Infinite Consortium]]ラヴニカ支部へ強引に押し入る。
 
ガラクは、かつてリリアナと愛し合った男である[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)|ジェイス・ベレレン/Jace Beleren]]が支配する[[無限連合/Infinite Consortium]]ラヴニカ支部へ強引に押し入る。
  
呪いによって正気を失っているガラクは、それを見て取ったジェイスの言葉にも耳を貸さずに力づくで脅迫するのものの、途中で我に帰って謝罪する。ジェイスに癒し手の[[イマーラ・タンドリス/Emmara_Tandris_(ストーリー)|イマーラ/Emmara]]の元へ行くことを薦められ、その後にリリアナのところへ案内すると提案される。しかしガラクは肉体の病ではないと断り、リリアナの居る次元の名前を教えるように要求する。タヴェリア/Taveliaと告げられたガラクは、ジェイスが研究していた巻物はゼンディカーへの地図であることと、その危険への警告を残して去っていく。
+
呪いによって正気を失っているガラクは、それを見て取ったジェイスの言葉にも耳を貸さずに力づくで脅迫するものの、途中で我に帰って謝罪する。ジェイスに癒し手の[[イマーラ・タンドリス/Emmara_Tandris_(ストーリー)|イマーラ/Emmara]]の元へ行くことを薦められ、その後にリリアナのところへ案内すると提案される。しかしガラクは肉体の病ではないと断り、リリアナの居る次元の名前を教えるように要求する。タヴェリア/Taveliaと告げられたガラクは、ジェイスが研究していた巻物はゼンディカーへの地図であることと、その危険への警告を残して去っていく。
  
 
===The Wild Son(2)===
 
===The Wild Son(2)===

2014年6月19日 (木) 18:07時点における版

ガラク/Garrukゼンディカーイニストラード・ブロックのキャラクター。カードとしてはローウィン野生語りのガラク/Garruk Wildspeakerが初出。

目次

解説

次元/Planeを渡り、より強大かつ凶悪な獲物を追い求める狩人。人間男性のプレインズウォーカー/Planeswalkerコンピューターゲームデュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013」によると年齢は36歳、身長249cm、体重216kg。イラスト

彼が多元宇宙/Multiverseのどの次元に生まれ、どの次元に住んでいるのかは知られていない。野生の狩人である彼にとっては、獲物を追い続けることこそが人生のすべてであり、故郷も住処も必要ではないのかもしれない。

「野性語り」という名の由来もまた語られていないが、彼自身が己の名を告げる際はこの呼び名を好んで使っている。ローウィンに収録されたプレインズウォーカー・カードはすべて正式名称で統一されている(参考、最下段)ことを踏まえると、もしかすると「ガラク・ワイルドスピーカー」が彼の本名なのかもしれない。

  • 公式サイトのコラム『Liliana's Mission』では「Muscle-headed nature-mage」と紹介し「脳筋の自然魔道士」と訳された。

召喚術

ガラクは召喚術の達人であり、その呪文は野生の獣たちを召喚し、強化する。今まで倒した獲物たちと合体/Connectすることによって彼の力は高まり、まさに千の怪物と化す。

ゼンディカー/Zendikarでの狩猟

ガラクはかつてゼンディカーに赴いて、変わり樹/The Turntimberのワームを狩猟した経験がある。[1]そのため、異次元間組織が総力を挙げて解読しようと情報を集めてもどこの地図であるかも判らなかった巻物を、一目見ただけでゼンディカーの地図である事を見抜いた。

経歴

The Wild Son(1)

ガラクは知られていない次元で、特務魔道士/Task Mageであった父のラクラン(Raklan)と共に農場で暮らしていた。彼が10歳の時に父から初めての魔法を教わった。その後、その地の支配者フェルダス卿(Lord Faldus)の執行官(Sheriff)の一隊が訪れ、卿の軍隊にガラクを徴兵しようとした。父はガラクに離れていても会話が出来るアーティファクトを手渡し、彼を森の奥へ逃げるように言う。

逃走中に超大なベイロス/Enormous Balothと遭遇して転んでしまい追手の兵士に見つかってしまうが、彼らがベイロスに襲われている間にガラクは逃げ延びた。アーティファクトを通じて父の最期の言葉を聞いたガラクは、その教えに従って、彼の魔法によってその場にいたベイロス親子を従える。

「自然はお前の友だ。森とそれが与えてくれるものを信じるのだ。だが、ガラク、最も大切なことを心せよ……人は誰しも嘘をつくことが出来る。偽りを予期するのだ。息子よ、お前を愛している。」

父の死から7年が経ち、森の中で逞しい青年に成長したガラクはベイロスたちを率いてかつて彼の家であった農場へと向かう。父を殺した執行官への復讐のために。しかし、執行官は彼の父がまだ生きていると告げる。彼は父の教えを思い出し、不審に思いながらも地下牢へついていく。そこには胸に剣が刺さったままの父の亡骸があった。執行官はガラクを地下牢内へ突き飛ばし、召喚したクリーチャーたちは助けに来られまいと嘲笑う。しかし、ガラクはそこに尊大なワーム/Arrogant Wurmを召喚し、復讐を果たして去っていった。その戦利品として、父の形見であるアーティファクトと執行官の兜を手にして。

ハンターとヴェール/The Hunter and the Veil

シャンダラー/Shandalar次元で、ガラクはウルソス/Ursothという凶暴なクリーチャーを狩り、自らの力の一部として「合体」する。

オナッケ/Onakkeにて、ガラクが召喚したクリーチャーの一匹がリリアナ・ヴェス/Liliana Vessによって殺され、憤慨した彼は彼女を古代の霊廟にて急襲する。しかし、鎖のヴェール/The Chain Veilと呼ばれる古代の強力な魔法遺物を手に入れた彼女によって一蹴され、呪いを享けることとなる。

ヴェールの呪い/The Veil's Curse

呪いによって自身のみならず、召喚したクリーチャーですら腐敗してしまうようになったガラク。リリアナの居場所の情報を知るであろう人物に会うために、二度とは戻らぬと誓った場所であるラヴニカ/Ravnicaへとプレインズウォークする。

ガラクは、かつてリリアナと愛し合った男であるジェイス・ベレレン/Jace Belerenが支配する無限連合/Infinite Consortiumラヴニカ支部へ強引に押し入る。

呪いによって正気を失っているガラクは、それを見て取ったジェイスの言葉にも耳を貸さずに力づくで脅迫するものの、途中で我に帰って謝罪する。ジェイスに癒し手のイマーラ/Emmaraの元へ行くことを薦められ、その後にリリアナのところへ案内すると提案される。しかしガラクは肉体の病ではないと断り、リリアナの居る次元の名前を教えるように要求する。タヴェリア/Taveliaと告げられたガラクは、ジェイスが研究していた巻物はゼンディカーへの地図であることと、その危険への警告を残して去っていく。

The Wild Son(2)

恐らくはタヴェリアと推測される次元。その世界の将軍を手土産に、目隠しをしたゴルゴンとリリアナの居場所について交渉するも、彼女は知らないと答えた。彼女に名前を聞かれたガラクは「ジェイス・ベレレン」と答える。危うくゴルゴンの「コレクション」にされそうになったガラクだが、その視線を避けることができた。

ガラクはその場を去るが、ゴルゴンたちの前に置いていった将軍の首から提げた父の形見のアーティファクトを通じて彼女と下僕たちの会話を盗み聞きする。リリアナが彼女を滅ぼそうとしていることや、コソフェッド/Kothophedに関する情報を得たガラクは、リリアナを追うためにプレインズウォークする。

イニストラード・ブロック

己を呪った屍術士を追ってイニストラード/Innistradを訪れたガラクは、ついにケッシグ/Kessigにてリリアナを捕捉する。戦いは当初、リリアナが鎖のヴェールを使うことを躊躇していた為にガラクが優勢となるものの、呪いによって彼の力は緑の対抗色であるの魔法に乗っ取られて衰弱していた。追い詰められたリリアナはその隙にグールを呼び寄せ、弱ったガラクをその中に置き去りにして逃げ去った。

グールをなんとか始末したものの、正気を失って彷徨い後は死を待つばかりかと思われたガラクだったが、ガツタフ/Gatstafの地で思わぬ出来事が起こる。獄庫/Helvaultから解放されたアヴァシン/Avacynによる狼男をウルフィー/Wolfirへと生まれ変わらせる呪い黙らせ/Cursemuteの強力な魔法の波が押し寄せ、彼の呪いをも一瞬ではあるが鎮めて正気を取り戻させたのだった。

ガラクはこの次元に呪いを解くことの出来る存在があり、リリアナに関わらずに解決できる方法があるかもしれないと考え、リリアナが向かったスレイベン/Thrabenに背を向けて、強力な魔法の源の方角へと向かっていった。道中、トルバク/Torbachの町の外れにてアヴァシン教会/The Church of Avacynの聖戦士オドリック/Odricに狼男と勘違いされて捕らえられる。呪いで衰弱しきったガラクは危うく殺されそうになるもオドリックの副官グレーテ/Greteのとりなしによって、スレイベンのアヴァシンの元へと護送されることとなる。

ゴルゴンとギルドパクト/The Gorgon and the Guildpact

ラヴニカへの回帰ブロックの後日談にしてデュエルデッキ ジェイスvsヴラスカの物語「The Gorgon and the Guildpact/ゴルゴンとギルドパクト」において、ヴラスカ/Vraskaはジェイスに対して彼の親友であったカリスト/Kallistや研究仲間のカヴィン/Kavinと並べてガラクについて言及し、その運命の破滅を暗示した。

登場

登場カード

デュエルデッキ

カード名に登場

基本セット2011
ガラクの群れ率い/Garruk's Packleaderガラクの仲間/Garruk's Companion
基本セット2012
ガラクの大軍/Garruk's Horde、ガラクの仲間/Garruk's Companion
基本セット2012 発売記念パーティプロモ
ガラクの大軍/Garruk's Horde
基本セット2013
ガラクの群れ率い/Garruk's Packleader
基本セット2014
ガラクの大軍/Garruk's Horde

フレイバー・テキストに登場

基本セット2010
霧の豹/Mist Leopard
ガラクvsリリアナ
調和/Harmonize
基本セット2011
ガラクの群れ率い/Garruk's Packleader、帰化/Naturalize
基本セット2012
大蜘蛛/Giant Spider狩人の眼識/Hunter's Insight移し変え/Redirect
イニストラード
茨潰し/Bramblecrush
闇の隆盛
押し潰す蔦/Crushing Vines
アヴァシンの帰還
獰猛さの勝利/Triumph of Ferocity野生の抵抗/Wild Defiance
基本セット2013
ガラクの群れ率い/Garruk's Packleader、帰化/Naturalize、捕食者の暴力/Predatory Rampage原初の狩猟獣/Primal Huntbeast、移し変え/Redirect、森林群れの狼/Timberpack Wolf
基本セット2014
茨群れの頭目/Briarpack Alpha、帰化/Naturalize、レインジャーの悪知恵/Ranger's Guile
統率者2013
捕食の呪い/Curse of Predation

イラストに登場

ガラクvsリリアナ
調和/Harmonize
基本セット2012
ガラクの大軍/Garruk's Horde
アヴァシンの帰還
残虐の勝利/Triumph of Cruelty、獰猛さの勝利/Triumph of Ferocity、野生の抵抗/Wild Defiance
基本セット2013
ガラクの群れ率い/Garruk's Packleader

登場作品・登場記事

脚注

  1. ヴェールの呪い/The Veil's Curse 第一部

参考

MOBILE