デッドガイレッド
提供:MTG Wiki
細 |
|||
1行: | 1行: | ||
− | '''デッドガイレッド''' | + | '''デッドガイレッド'''(''Dead-Guy Red'')は、チーム「デッドガイ」の[[構築]]した[[赤単色デッキ|赤単デッキ]]。[[テンペスト・ブロック構築]]及び[[ミラージュ・ブロック]]~[[テンペスト・ブロック]]期の[[スタンダード]]で存在した。 |
− | いわゆる[[スライ]]の亜種であり、スライとの差は境界線が難しいが「スライより[[マナカーブ]]を多少意識せず、[[クリーチャー]]の質を上げ安定性を増し、一般的な[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン・デッキ]] | + | いわゆる[[スライ]]の亜種であり、スライとの差は境界線が難しいが「スライより[[マナカーブ]]を多少意識せず、[[クリーチャー]]の質を上げ安定性を増し、一般的な[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン・デッキ]]的な動きをする」のが特徴。例を挙げるなら「スライには1[[マナ]]クリーチャーが12~16体が標準とされているが、デッドガイレッドには8~12体程度で構成するのが標準」とされている(もっとも本来のスライカーブでは9~12体とされているが)。これは微々たる差ではあるが、確実に4[[ターン]]目あたりの自分の[[手札]]の量、そして4ターン目以降の[[戦場]]の状況に影響を及ぼしてくる。 |
− | + | ||
− | + | ||
{{#card:Mogg Fanatic}} | {{#card:Mogg Fanatic}} | ||
− | |||
{{#card:Ball Lightning}} | {{#card:Ball Lightning}} | ||
− | |||
{{#card:Hammer of Bogardan}} | {{#card:Hammer of Bogardan}} | ||
− | [[モグの狂信者/Mogg Fanatic]] | + | [[モグの狂信者/Mogg Fanatic]]や[[ボール・ライトニング/Ball Lightning]]の他、[[モグの下働き/Mogg Flunkies]]、[[鉄爪のオーク/Ironclaw Orcs]]、[[投火師/Fireslinger]]など、デメリットを持つクリーチャーも多数投入されているあたりは、デッドガイの司令塔である[[David Price]]の「[[メタゲーム]]なんぞ知らん」的な精神が活きている。 |
最終的には[[火炎破/Fireblast]]、[[呪われた巻物/Cursed Scroll]]、[[ボガーダンの鎚/Hammer of Bogardan]]などで相手を沈めていく。 | 最終的には[[火炎破/Fireblast]]、[[呪われた巻物/Cursed Scroll]]、[[ボガーダンの鎚/Hammer of Bogardan]]などで相手を沈めていく。 | ||
17行: | 13行: | ||
*このデッキが余りにも強力だったため、[[呪われた巻物/Cursed Scroll]]は[[テンペスト・ブロック構築]]の[[禁止カード]]に指定されている。 | *このデッキが余りにも強力だったため、[[呪われた巻物/Cursed Scroll]]は[[テンペスト・ブロック構築]]の[[禁止カード]]に指定されている。 | ||
− | == | + | ==ミラージュ・ブロック+テンペスト・ブロック期== |
{{#card:Jackal Pup}} | {{#card:Jackal Pup}} | ||
− | |||
{{#card:Fireblast}} | {{#card:Fireblast}} | ||
*[[世界選手権98]]ではトップ8に3人ものプレイヤーを送り込んだ。[[デッキリスト]]は[[World Championship Decks 1998]]を参照のこと。 | *[[世界選手権98]]ではトップ8に3人ものプレイヤーを送り込んだ。[[デッキリスト]]は[[World Championship Decks 1998]]を参照のこと。 | ||
− | == | + | ==テンペスト・ブロック構築== |
− | + | ||
*備考 | *備考 | ||
− | **[[プロツアーロサンゼルス98]] 優勝 | + | **[[プロツアーロサンゼルス98]] 優勝 ([http://www.wizards.com/sideboard/article.asp?x=results/PTLA98 参考]) |
**使用者:[[David Price]] | **使用者:[[David Price]] | ||
*フォーマット | *フォーマット | ||
34行: | 28行: | ||
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;" | {| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;" | ||
− | |||
− | |||
|- | |- | ||
!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60) | !colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60) | ||
|- | |- | ||
− | !colspan="2" style="background:#ffddee"|クリーチャー (26) | + | !colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (26) |
|- | |- | ||
|4||[[ジャッカルの仔/Jackal Pup]] | |4||[[ジャッカルの仔/Jackal Pup]] | ||
55行: | 47行: | ||
|2||[[ラースのドラゴン/Rathi Dragon]] | |2||[[ラースのドラゴン/Rathi Dragon]] | ||
|- | |- | ||
− | !colspan="2" style="background:# | + | !colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (14) |
|- | |- | ||
|4||[[焚きつけ/Kindle]] | |4||[[焚きつけ/Kindle]] | ||
− | |||
− | |||
|- | |- | ||
|4||[[巨人の力/Giant Strength]] | |4||[[巨人の力/Giant Strength]] | ||
67行: | 57行: | ||
|2||[[煮沸ばさみ/Scalding Tongs]] | |2||[[煮沸ばさみ/Scalding Tongs]] | ||
|- | |- | ||
− | !colspan="2" style="background:#ddffee"|土地 (20) | + | !colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (20) |
|- | |- | ||
|16||[[山/Mountain]] | |16||[[山/Mountain]] | ||
73行: | 63行: | ||
|4||[[不毛の大地/Wasteland]] | |4||[[不毛の大地/Wasteland]] | ||
|- | |- | ||
− | !colspan="2" style="background:#ddeeff"|サイドボード | + | !colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード |
|- | |- | ||
|1||[[ラースのドラゴン/Rathi Dragon]] | |1||[[ラースのドラゴン/Rathi Dragon]] | ||
91行: | 81行: | ||
*[[テンペスト・ブロック構築]](時期の関係で、[[テンペスト]]のみ)のバージョン。 | *[[テンペスト・ブロック構築]](時期の関係で、[[テンペスト]]のみ)のバージョン。 | ||
− | 4枚投入された[[巨人の力/Giant Strength]]は、1[[マナ]]クリーチャーを[[ボトルのノーム/Bottle Gnomes]]を突破できるサイズに変える、当時の[[メタゲーム]] | + | *4枚投入された[[巨人の力/Giant Strength]]は、1[[マナ]]クリーチャーを[[ボトルのノーム/Bottle Gnomes]]を突破できるサイズに変える、当時の[[メタゲーム]]に合致した選択であった。詳しくは[[巨人の力/Giant Strength]]を参照。 |
− | + | ||
==参考== | ==参考== | ||
− | |||
*[[World Championship Decks 1998]] | *[[World Championship Decks 1998]] | ||
+ | *[[スライ]] | ||
*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] | ||
+ | |||
+ | [[Category:赤単色デッキ|てつとかいれつと]] | ||
+ | [[Category:ビートダウンデッキ|てつとかいれつと]] | ||
+ | [[Category:ウィニーデッキ|てつとかいれつと]] | ||
+ | [[Category:赤単ビートダウンデッキ|てつとかいれつと]] | ||
+ | [[Category:赤単ウィニーデッキ|てつとかいれつと]] | ||
+ | [[Category:テンペスト・ブロック構築デッキ|てつとかいれつと]] | ||
+ | [[Category:ミラージュ・ブロックを含むスタンダードデッキ|てつとかいれつと]] | ||
+ | [[Category:テンペスト・ブロックを含むスタンダードデッキ|てつとかいれつと]] |
2013年4月7日 (日) 18:17時点における版
デッドガイレッド(Dead-Guy Red)は、チーム「デッドガイ」の構築した赤単デッキ。テンペスト・ブロック構築及びミラージュ・ブロック~テンペスト・ブロック期のスタンダードで存在した。
いわゆるスライの亜種であり、スライとの差は境界線が難しいが「スライよりマナカーブを多少意識せず、クリーチャーの質を上げ安定性を増し、一般的なビートダウン・デッキ的な動きをする」のが特徴。例を挙げるなら「スライには1マナクリーチャーが12~16体が標準とされているが、デッドガイレッドには8~12体程度で構成するのが標準」とされている(もっとも本来のスライカーブでは9~12体とされているが)。これは微々たる差ではあるが、確実に4ターン目あたりの自分の手札の量、そして4ターン目以降の戦場の状況に影響を及ぼしてくる。
クリーチャー — ゴブリン(Goblin)
モグの狂信者を生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。モグの狂信者はそれに1点のダメージを与える。
1/1クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
トランプル(攻撃しているこのクリーチャーは余剰の戦闘ダメージを、それが攻撃しているプレイヤーかプレインズウォーカーに与えることができる。)
速攻(このクリーチャーは、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したり(T)したりできる。)
終了ステップの開始時に、ボール・ライトニングを生け贄に捧げる。
ソーサリー
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。ボガーダンの鎚は、それに3点のダメージを与える。
(2)(赤)(赤)(赤):あなたの墓地にあるボガーダンの鎚をあなたの手札に戻す。あなたのアップキープの間にのみ起動できる。
モグの狂信者/Mogg Fanaticやボール・ライトニング/Ball Lightningの他、モグの下働き/Mogg Flunkies、鉄爪のオーク/Ironclaw Orcs、投火師/Fireslingerなど、デメリットを持つクリーチャーも多数投入されているあたりは、デッドガイの司令塔であるDavid Priceの「メタゲームなんぞ知らん」的な精神が活きている。
最終的には火炎破/Fireblast、呪われた巻物/Cursed Scroll、ボガーダンの鎚/Hammer of Bogardanなどで相手を沈めていく。
- このデッキが余りにも強力だったため、呪われた巻物/Cursed Scrollはテンペスト・ブロック構築の禁止カードに指定されている。
ミラージュ・ブロック+テンペスト・ブロック期
クリーチャー — ジャッカル(Jackal)
ジャッカルの仔にダメージが与えられるたび、それはあなたにそのダメージに等しい点数のダメージを与える。
2/1インスタント
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、山(Mountain)を2つ生け贄に捧げることを選んでもよい。
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。火炎破はそれに4点のダメージを与える。
- 世界選手権98ではトップ8に3人ものプレイヤーを送り込んだ。デッキリストはWorld Championship Decks 1998を参照のこと。
テンペスト・ブロック構築
- 備考
- プロツアーロサンゼルス98 優勝 (参考)
- 使用者:David Price
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (26) | |
4 | ジャッカルの仔/Jackal Pup |
4 | モグの徴集兵部隊/Mogg Conscripts |
4 | モグの狂信者/Mogg Fanatic |
4 | モグの略奪者/Mogg Raider |
4 | 峡谷の山猫/Canyon Wildcat |
4 | 投火師/Fireslinger |
2 | ラースのドラゴン/Rathi Dragon |
呪文 (14) | |
4 | 焚きつけ/Kindle |
4 | 巨人の力/Giant Strength |
4 | 呪われた巻物/Cursed Scroll |
2 | 煮沸ばさみ/Scalding Tongs |
土地 (20) | |
16 | 山/Mountain |
4 | 不毛の大地/Wasteland |
サイドボード | |
1 | ラースのドラゴン/Rathi Dragon |
1 | 黙示録/Apocalypse |
2 | 凶運の彫像/Jinxed Idol |
2 | 煮沸ばさみ/Scalding Tongs |
4 | 粉砕/Shatter |
4 | 石の雨/Stone Rain |
1 | 拷問室/Torture Chamber |
- テンペスト・ブロック構築(時期の関係で、テンペストのみ)のバージョン。
- 4枚投入された巨人の力/Giant Strengthは、1マナクリーチャーをボトルのノーム/Bottle Gnomesを突破できるサイズに変える、当時のメタゲームに合致した選択であった。詳しくは巨人の力/Giant Strengthを参照。