切り直す
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**“何か”が一群のオブジェクトであった場合、ライブラリーを切り直す。 | **“何か”が一群のオブジェクトであった場合、ライブラリーを切り直す。 | ||
*「特定のオブジェクトをライブラリーに加えて切り直す」という効果で、[[解決]]中に[[置換効果]]によってそのオブジェクトすべてが他の[[領域]]に移動した場合、ライブラリーは切り直さない。 | *「特定のオブジェクトをライブラリーに加えて切り直す」という効果で、[[解決]]中に[[置換効果]]によってそのオブジェクトすべてが他の[[領域]]に移動した場合、ライブラリーは切り直さない。 | ||
− | *1枚以下のライブラリーを切り直す場合でも、ライブラリーを切り直したことが[[誘発条件]]である[[誘発型能力]]は[[誘発]] | + | *1枚以下のライブラリーを切り直す場合でも、ライブラリーを切り直したことが[[誘発条件]]である[[誘発型能力]]は[[誘発]]する。 |
===その他=== | ===その他=== | ||
手法として、二束に分けた[[カード]]を組み合わせていく「コンバイン」、カードを複数の束に配っていく「ディール」、カードの束から一部を抜き取って上へ(または下へ)置いていく「ヒンズー」、二束に分けたカードをパラパラとめくりながら重ねていく「リフル(またはショットガン)」などがある。どの方法もそれぞれの良さがあるが、コンバインをもちいる場合は、自分のカードを見せてしまったり、[[対戦相手]]のカードを見てしまったりしないように注意したい。 | 手法として、二束に分けた[[カード]]を組み合わせていく「コンバイン」、カードを複数の束に配っていく「ディール」、カードの束から一部を抜き取って上へ(または下へ)置いていく「ヒンズー」、二束に分けたカードをパラパラとめくりながら重ねていく「リフル(またはショットガン)」などがある。どの方法もそれぞれの良さがあるが、コンバインをもちいる場合は、自分のカードを見せてしまったり、[[対戦相手]]のカードを見てしまったりしないように注意したい。 | ||
− | *[[Olivier Ruel]] | + | *[[Olivier Ruel]]は、デッキを傾けてのコンバイン・シャッフル中に不正を疑われて[[失格]]になった。対戦相手のデッキを扱う際は慎重に。 |
*対戦相手のデッキをシャッフルする際に、うっかり内容を見てしまわないようにデッキから目線を外すという国際的なマナーがある([http://p.twipple.jp/936JP 参考]) | *対戦相手のデッキをシャッフルする際に、うっかり内容を見てしまわないようにデッキから目線を外すという国際的なマナーがある([http://p.twipple.jp/936JP 参考]) | ||
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*切り直す方法そのもので違反を取られることはない。問題なのは、切り直した結果である。 | *切り直す方法そのもので違反を取られることはない。問題なのは、切り直した結果である。 | ||
− | *[[積み込み]]は重大な[[不正行為]] | + | *[[積み込み]]は重大な[[不正行為]]であり、トーナメントでは故意の違反として失格処分となることがある。 |
+ | **呪文と土地を分けておいてから切り直すこと自体は認められているが、その後で十分に無作為化できなければ不十分な無作為化により積み込みと判断され得るため、注意が必要である。 | ||
*カードの束を無作為化する際に、切り直すことと併用されることがある手順として、[[カット]]がある。 | *カードの束を無作為化する際に、切り直すことと併用されることがある手順として、[[カット]]がある。 | ||
*黎明期(1996年10月1日発行時)では、「リフルを最低3回は行わなければならない」とフロアルール(1.2.7)で定められていた。 | *黎明期(1996年10月1日発行時)では、「リフルを最低3回は行わなければならない」とフロアルール(1.2.7)で定められていた。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
− | *[http://www.nicovideo.jp/watch/sm9961205 【MTG】シャッフル講座(再UP版) ‐ ニコニコ動画(原宿)](製作:[[米村薫 ]]) | + | *[http://www.nicovideo.jp/watch/sm9961205 【MTG】シャッフル講座(再UP版) ‐ ニコニコ動画(原宿)](製作:[[米村薫]]) |
*[[事故]] | *[[事故]] |
2013年2月14日 (木) 11:45時点における版
切り直す/Shuffleは、キーワード処理の1つ。日本語ではシャッフルと訳される場合もあり、こちらの訳も公式の文書に用いられている場合がある。
Evolving Wilds / 進化する未開地
土地
土地
(T),進化する未開地を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。
目次 |
定義
ライブラリーや裏向きのカードの束を切り直すとは、その中でカードを、どのプレイヤーにも順番が分からなくなるように無作為化することである。
解説
ルール
- 「“何か”をライブラリーに加えて切り直す」という効果は、その“何か”が存在していない場合、その“何か”が何であるかによって処理が異なる。
- “何か”が特定のオブジェクトであった場合、ライブラリーは切り直さない。
- “何か”が一群のオブジェクトであった場合、ライブラリーを切り直す。
- 「特定のオブジェクトをライブラリーに加えて切り直す」という効果で、解決中に置換効果によってそのオブジェクトすべてが他の領域に移動した場合、ライブラリーは切り直さない。
- 1枚以下のライブラリーを切り直す場合でも、ライブラリーを切り直したことが誘発条件である誘発型能力は誘発する。
その他
手法として、二束に分けたカードを組み合わせていく「コンバイン」、カードを複数の束に配っていく「ディール」、カードの束から一部を抜き取って上へ(または下へ)置いていく「ヒンズー」、二束に分けたカードをパラパラとめくりながら重ねていく「リフル(またはショットガン)」などがある。どの方法もそれぞれの良さがあるが、コンバインをもちいる場合は、自分のカードを見せてしまったり、対戦相手のカードを見てしまったりしないように注意したい。
- Olivier Ruelは、デッキを傾けてのコンバイン・シャッフル中に不正を疑われて失格になった。対戦相手のデッキを扱う際は慎重に。
- 対戦相手のデッキをシャッフルする際に、うっかり内容を見てしまわないようにデッキから目線を外すという国際的なマナーがある(参考)
また、リフルは手になじんでいないカード(またはスリーブ)にもちいると、カードを折ってしまうことがある。自信がない場合は、対戦相手のデッキにもちいることは避けるのが無難といえよう。
- 切り直す方法そのもので違反を取られることはない。問題なのは、切り直した結果である。
- 積み込みは重大な不正行為であり、トーナメントでは故意の違反として失格処分となることがある。
- 呪文と土地を分けておいてから切り直すこと自体は認められているが、その後で十分に無作為化できなければ不十分な無作為化により積み込みと判断され得るため、注意が必要である。
- カードの束を無作為化する際に、切り直すことと併用されることがある手順として、カットがある。
- 黎明期(1996年10月1日発行時)では、「リフルを最低3回は行わなければならない」とフロアルール(1.2.7)で定められていた。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 701 キーワード処理
- 701.20 切り直す/Shuffle
- 701.20a ライブラリーや裏向きのカードの束を切り直すとは、その中でカードを、どのプレイヤーにも順番が分からなくなるように無作為化することである。
- 701.20b プレイヤーにライブラリーからカードを探させ、切り直させてからその探したカードの一部または全部を別の領域かそのライブラリーの特定の場所に置く効果が存在する。その場合、それらの見つかったカードは、その時点でそのライブラリーに残っているとしても、その切り直しには含まれない。また、それらのカードを除いたライブラリーのすべてのカードは切り直される。ライブラリーを切り直したときに誘発する能力は誘発する。その見つけたカードが特定の場所に置かれるまでの間は、ライブラリーの一番上のカードを公開したり見たりさせる能力によってライブラリーの一番上のカードを見ることはできない。
- 701.20c 効果によって、プレイヤーが特定のオブジェクトをライブラリーに加えて切り直す場合、そのオブジェクトがいずれももとあるべき領域 になかった場合にも、また効果によってそれらのオブジェクト全てが別の領域に移動する場合にも、もとの領域に残る場合にも、ライブラリーは切り直される。
- 701.20d 一群のオブジェクトをライブラリーに加えて切り直す効果の場合、その群にオブジェクトが存在しなかったとしても、ライブラリーは切り直される。
- 701.20e 効果によってプレイヤーが0枚あるいは1枚のライブラリーを切り直す場合にも、ライブラリーを切り直すことによって誘発する能力は誘発する。
- 701.20f 複数の効果によって同時にライブラリーを複数回切り直す場合、ライブラリーを切り直すことによって誘発する能力はその回数だけ誘発する。
- 701.20g 効果によって、プレイヤーがオブジェクトをライブラリーの特定の場所に置くのと同時にそのライブラリーを切り直す場合、その特定の位置に置かれたオブジェクト以外のライブラリーを切り直した状態になる。
- 701.20 切り直す/Shuffle
- 701 キーワード処理