エルダー・ドラゴン/Elder Dragon
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− | + | 上記の5体の他にもう1体のエルダー・ドラゴンがいる。それがPiru(ピルー)である。 | |
− | + | ピルーは6番目のエルダー・ドラゴンとして既刊コミックで予告された後、コミック版黒き剣のダッコンに登場。クロミウムと共にダッコンと戦うが黒き剣で殺される。コミックのみの登場のためか存在を無視されることが多い。 | |
===エルダー・ドラゴンの名前=== | ===エルダー・ドラゴンの名前=== | ||
エルダー・ドラゴンの名前は本名ではない。「寿命ある者たちの言葉(mortal speak)」から本名に近い意味を取ってきたものであり、真の名前はドラゴンだけが知っている。例えば、「クロミウム/Chromium」は愛称で、本名は「Rhuell(リューエル)」という。 | エルダー・ドラゴンの名前は本名ではない。「寿命ある者たちの言葉(mortal speak)」から本名に近い意味を取ってきたものであり、真の名前はドラゴンだけが知っている。例えば、「クロミウム/Chromium」は愛称で、本名は「Rhuell(リューエル)」という。 | ||
− | *[[Steve Conard]] | + | *[[Steve Conard]]はエルダー・ドラゴンの名前について質問を受け2002年1月に回答している(→[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/askwizards/1108 November 10, 2008 – Ask Wizards Classic]参照)。 |
:それによると上述の設定に加えて、名前の由来がラテン語であると認めた上で、特定の出典先からそのまま引用したわけではなく、何らかの文学作品でほぼ一致するものがあっても別段おかしくはない、と説明している。 | :それによると上述の設定に加えて、名前の由来がラテン語であると認めた上で、特定の出典先からそのまま引用したわけではなく、何らかの文学作品でほぼ一致するものがあっても別段おかしくはない、と説明している。 | ||
:また、その質問者以前にもラテン語の専門家から手紙を受けたことがあり、手紙には「それぞれの名前を研究し、(1体の名前だけには困惑したものの)、開発陣の博識ぶりに感銘した」旨が書かれてあった。しかし、Steve Conardは“ただの作り物だ”と知らせるために返事を送る勇気を絞り出せなかった、と明かしている。 | :また、その質問者以前にもラテン語の専門家から手紙を受けたことがあり、手紙には「それぞれの名前を研究し、(1体の名前だけには困惑したものの)、開発陣の博識ぶりに感銘した」旨が書かれてあった。しかし、Steve Conardは“ただの作り物だ”と知らせるために返事を送る勇気を絞り出せなかった、と明かしている。 |
2011年11月10日 (木) 16:32時点における版
エルダー・ドラゴン/Elder Dragonは、レジェンド初出のドラゴン族。
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解説
最初のドラゴンであり全ドラゴン族の源流とされる者たち。かつては大勢存在していたが巨竜戦争/Dragon Warと呼ばれる同族同士で対立し、互いに滅ぼしあった大戦争で5体を除いて滅亡してしまう。
- 老いたるランド・ワーム/Elder Land Wurmは巨竜戦争で地面に叩き落とされ、資格を剥奪されて、二度と空を飛べなくなったエルダー・ドラゴンだという。
巨竜戦争の生存者
巨竜戦争の生存者は以下の5体。
- ニコル・ボーラス/Nicol Bolas
- 最古老のエルダー・ドラゴンであり最古のプレインズウォーカー/Planeswalker。ウルザ/Urza誕生の2万年以上昔に生まれている。
- クロミウム/Chromium
- 暴虐の覇王アスマディ/Vaevictis Asmadi
- パラディア=モルス/Palladia-Mors
- アルカデス・サボス/Arcades Sabboth
この5体もそれぞれのストーリーで死亡が確認あるいは死亡したと考えられている。時のらせん以降では、復活したニコル・ボーラスがエルダー・ドラゴン唯一の生き残りである。
第6の生存者
上記の5体の他にもう1体のエルダー・ドラゴンがいる。それがPiru(ピルー)である。
ピルーは6番目のエルダー・ドラゴンとして既刊コミックで予告された後、コミック版黒き剣のダッコンに登場。クロミウムと共にダッコンと戦うが黒き剣で殺される。コミックのみの登場のためか存在を無視されることが多い。
エルダー・ドラゴンの名前
エルダー・ドラゴンの名前は本名ではない。「寿命ある者たちの言葉(mortal speak)」から本名に近い意味を取ってきたものであり、真の名前はドラゴンだけが知っている。例えば、「クロミウム/Chromium」は愛称で、本名は「Rhuell(リューエル)」という。
- Steve Conardはエルダー・ドラゴンの名前について質問を受け2002年1月に回答している(→November 10, 2008 – Ask Wizards Classic参照)。
- それによると上述の設定に加えて、名前の由来がラテン語であると認めた上で、特定の出典先からそのまま引用したわけではなく、何らかの文学作品でほぼ一致するものがあっても別段おかしくはない、と説明している。
- また、その質問者以前にもラテン語の専門家から手紙を受けたことがあり、手紙には「それぞれの名前を研究し、(1体の名前だけには困惑したものの)、開発陣の博識ぶりに感銘した」旨が書かれてあった。しかし、Steve Conardは“ただの作り物だ”と知らせるために返事を送る勇気を絞り出せなかった、と明かしている。
設定の起源と公式情報
巨竜戦争を含めたエルダー・ドラゴン関連の設定は、レジェンドのデザイナー、Steve Conardの構想が基盤となっていて、彼のダンジョンズ&ドラゴンズのキャンペーン設定が大元にある(→Wizards Presents: Richard Garfield Q&A ~ Chat Transcript、Card of the Day - 2003/05/01参照)。
Steve Conardの構想のこぼれ話あるいは隠し設定としてチャットやファンサイトなどで繰り返し語られてきたものの、コミック版エルダー・ドラゴンやニコル・ボーラスの登場する小説で詳細には記述されていなかった(断片的な記述、匂わせるような記述のみ)。そういった経緯から、厳密な事実に基づいた考察から完全な二次創作の範囲まで、情報が錯綜しているのが現状である。
巨竜戦争については公式サイトを見ると、老いたるランド・ワーム/Elder Land Wurmのフレイバー・テキスト案としてSteve Conardが提出したテキストに原型を探ることができる(Card of the Day - 2003/04/29参照)。しかしコンフラックス発売後の現在、確認できる情報はそれ以外にニコル・ボーラス紹介があるのみである。
- 2007年8月から9月にBen BleiweissがDragon Warという一連の記事を寄稿しているが、これは次元の混乱のドラゴンサイクル特集であるため関連は無い(Dragon War: Intet, the Dreamer!、Dragon War: Numot, the Devastator!、Dragon War: Teneb, the Harvester!、Dragon War: Oros, the Avenger!、Dragon War: Vorosh, the Hunter参照)。
訳語
「Elder Dragon」はクロニクルのクリーチャー・タイプ(の一部)で「エルダー・ドラゴン」と訳される。コンフラックスに合わせた記事ニコル・ボーラス紹介でも同様である。
「Dragon War」はニコル・ボーラス紹介で「巨竜戦争」と訳されている。