フラッシュバック
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
3行: | 3行: | ||
|英名=Flashback | |英名=Flashback | ||
|種別=[[常在型能力]] | |種別=[[常在型能力]] | ||
− | |登場セット=[[オデッセイ・ブロック]]<br />[[ | + | |登場セット=[[オデッセイ・ブロック]]<br />[[時のらせん]]<br />[[未来予知]] |
|リーガル=legal | |リーガル=legal | ||
|CR=502.22 | |CR=502.22 | ||
}} | }} | ||
− | '''フラッシュバック'''/''Flashback''は、[[オデッセイ・ブロック]] | + | '''フラッシュバック'''/''Flashback''は、[[オデッセイ・ブロック]]で登場し、[[時のらせんブロック]]で復活した[[キーワード能力]]。 |
− | + | [[インスタント]]か[[ソーサリー]]が持つ、それを持つ[[カード]]が[[墓地]]にある間と、[[スタック]]にある間に機能する2つの[[常在型能力]](後者は[[置換効果]])からなる。 | |
{{#card:Roar of the Wurm}} | {{#card:Roar of the Wurm}} | ||
==定義== | ==定義== | ||
− | + | '''フラッシュバック''' [コスト]/''Flashback'' [コスト]は以下の2つの能力からなる。 | |
− | + | *[[あなた]]はこのカードの[[マナ・コスト]]を[[支払う]]のではなく[コスト]を[[支払う]]ことで、このカードをあなたの墓地から[[プレイ]]してもよい。 | |
− | * | + | *フラッシュバック・コストが支払われている場合、このカードが[[スタック]]から離れる場合、他の場所に移動させる代わりに[[ゲームから取り除く]]。 |
− | *フラッシュバック・コストが支払われている場合、このカードが[[スタック]] | + | |
− | + | ||
==解説== | ==解説== | ||
===ルール=== | ===ルール=== | ||
*フラッシュバックでプレイした際にそのコストに[[X]]が含まれる場合、Xはフラッシュバック・コストとして支払った値をとる。[[手札]]からのプレイとフラッシュバックとしてのプレイでXの支払い方が異なるケースも同様。 | *フラッシュバックでプレイした際にそのコストに[[X]]が含まれる場合、Xはフラッシュバック・コストとして支払った値をとる。[[手札]]からのプレイとフラッシュバックとしてのプレイでXの支払い方が異なるケースも同様。 | ||
− | *[[記憶の欠落/Memory Lapse]] | + | *[[記憶の欠落/Memory Lapse]]などで[[打ち消す|打ち消し]]ても、やはりゲームから取り除かれる。記憶の欠落の置換が先に適用されてカードの行き先を[[墓地]]から[[ライブラリー]]の上に変更するが、依然として「([[スタック]]から)他の場所に移動する」ことに変わりないため、次に適用されるフラッシュバックの置換で行き先がゲーム外に変更される。 |
**勘違いされることがあるが、「フラッシュバックでゲームから取り除くのは[[自己置換効果]]であり、記憶の欠落など通常の置換効果より先に適用されるから」という理由ではない。これには二重の誤りがある。フラッシュバックの置換は自己置換効果ではないし、逆に記憶の欠落などの置換は自己置換効果である。よって実際には必ずフラッシュバックの置換が後に適用される。 | **勘違いされることがあるが、「フラッシュバックでゲームから取り除くのは[[自己置換効果]]であり、記憶の欠落など通常の置換効果より先に適用されるから」という理由ではない。これには二重の誤りがある。フラッシュバックの置換は自己置換効果ではないし、逆に記憶の欠落などの置換は自己置換効果である。よって実際には必ずフラッシュバックの置換が後に適用される。 | ||
*[[墓地対策カード]]によって対策をする際には注意が必要。例えば、[[アクティブ・プレイヤー]]が[[炎の稲妻/Firebolt]]をプレイし、[[解決]]後に[[優先権]]を得てすぐにそれをフラッシュバックでプレイした場合、対戦相手がそれを[[死体焼却/Cremate]]で取り除くチャンスは無い。 | *[[墓地対策カード]]によって対策をする際には注意が必要。例えば、[[アクティブ・プレイヤー]]が[[炎の稲妻/Firebolt]]をプレイし、[[解決]]後に[[優先権]]を得てすぐにそれをフラッシュバックでプレイした場合、対戦相手がそれを[[死体焼却/Cremate]]で取り除くチャンスは無い。 | ||
35行: | 33行: | ||
{{#cr:502.22}} | {{#cr:502.22}} | ||
+ | [[Category:キーワード能力|ふらつしゆはつく]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2009年2月11日 (水) 19:52時点における版
フラッシュバック/Flashback | |
---|---|
種別 | 常在型能力 |
登場セット | オデッセイ・ブロック 時のらせん 未来予知 |
CR | CR:702.34 |
フラッシュバック/Flashbackは、オデッセイ・ブロックで登場し、時のらせんブロックで復活したキーワード能力。 インスタントかソーサリーが持つ、それを持つカードが墓地にある間と、スタックにある間に機能する2つの常在型能力(後者は置換効果)からなる。
Roar of the Wurm / ワームの咆哮 (6)(緑)
ソーサリー
ソーサリー
緑の6/6のワーム(Wurm)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
フラッシュバック(3)(緑)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
定義
フラッシュバック [コスト]/Flashback [コスト]は以下の2つの能力からなる。
- あなたはこのカードのマナ・コストを支払うのではなく[コスト]を支払うことで、このカードをあなたの墓地からプレイしてもよい。
- フラッシュバック・コストが支払われている場合、このカードがスタックから離れる場合、他の場所に移動させる代わりにゲームから取り除く。
解説
ルール
- フラッシュバックでプレイした際にそのコストにXが含まれる場合、Xはフラッシュバック・コストとして支払った値をとる。手札からのプレイとフラッシュバックとしてのプレイでXの支払い方が異なるケースも同様。
- 記憶の欠落/Memory Lapseなどで打ち消しても、やはりゲームから取り除かれる。記憶の欠落の置換が先に適用されてカードの行き先を墓地からライブラリーの上に変更するが、依然として「(スタックから)他の場所に移動する」ことに変わりないため、次に適用されるフラッシュバックの置換で行き先がゲーム外に変更される。
- 勘違いされることがあるが、「フラッシュバックでゲームから取り除くのは自己置換効果であり、記憶の欠落など通常の置換効果より先に適用されるから」という理由ではない。これには二重の誤りがある。フラッシュバックの置換は自己置換効果ではないし、逆に記憶の欠落などの置換は自己置換効果である。よって実際には必ずフラッシュバックの置換が後に適用される。
- 墓地対策カードによって対策をする際には注意が必要。例えば、アクティブ・プレイヤーが炎の稲妻/Fireboltをプレイし、解決後に優先権を得てすぐにそれをフラッシュバックでプレイした場合、対戦相手がそれを死体焼却/Cremateで取り除くチャンスは無い。
その他
- オデッセイ・ブロックではフラッシュバックを持つカードの左上に墓石アイコンが付いていたが、時のらせんで新たに作られたフラッシュバック持ちのカードには墓石アイコンが無い。タイムシフトとして再録されたものや、Magic Onlineでは時のらせんのカードでも墓石アイコンをもつ。
- カード・アドバンテージを得やすい能力であり、獣群の呼び声/Call of the Herdや綿密な分析/Deep Analysisや炎の稲妻/Fireboltなど、人気カードも多い。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 5 ターンの構造