アトラクション
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2022年10月17日 (月) 18:35時点における版
アトラクション/Attractionは、アーティファクト・タイプの1つ。関連する用語である「開く」、「観覧」、「賞品」、「アトラクション・デッキ」、「廃材置き場」についても当項で解説する。
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Pick-a-Beeble / ビーブルすくいアーティファクト — アトラクション(Attraction)
観覧 ― 1個の6面体サイコロを振る。これの上にその出目に等しい個数の幸運(luck)カウンターを置き、宝物(Treasure)・トークン1個を生成する。その後、これの上に6個以上の幸運カウンターがあるなら、賞品獲得!
賞品 ― 宝物・トークン2つを生成し、これを生け贄に捧げ、アトラクション1つを開く。
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Deadbeat Attendant / 死拍の従者 (1)(黒)クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 従業員(Employee)
死拍の従者が戦場に出たとき、アトラクション(Attraction)1つを開く。(あなたのアトラクション・デッキの一番上にあるカード1枚を戦場に出す。)
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解説
Unfinityで初登場したアーティファクト・タイプ。テーマパークの乗り物やゲームなどを表現している。
裏面が通常のマジックのものではなくアストロリウムになっており、デッキに入れることができない。キーワード処理でアトラクションを「開く」ことで専用のアトラクション・デッキから戦場に出せる。また、戦場から追放領域以外への領域へ移動する場合、代わりに「廃材置き場」へ送られる。
アトラクションをコントロールしている場合、戦闘前メイン・フェイズの開始時に6面ダイスを1個振り、出目と同じ数字が点灯しているアトラクションすべての「観覧」能力が誘発する。
アトラクションの中には観覧時にミニゲームを行うものもあり、クリアすることで「賞品」を得られる。Unfinity現在、賞品にはいずれも自身を生け贄に捧げ新たなアトラクションを開く効果が備わっている。
- Unfinityで登場したアトラクションには、名前やコレクター番号が同じでも点灯した数字やルール・テキストの異なる変種が存在している。いずれの変種も1の目が消灯しており、6の目が点灯している。
- フレイバー・テキストも変種ごとに異なる内容となっている。
- 同セットのアトラクションのうち、観覧車/Ferris Wheelのみ変種が存在しない。
- 総合ルールではGathererで変種一覧が確認できるとされているが、2022年10月12日現在、Gathererではアトラクションの情報が一切記載されていない。
- 「アン」セット出身・専用の裏面を持ちデッキ外から呼び出されるアーティファクトという点など、Unstableのからくりとの類似点が多い。
- コモンかつどんぐりシンボルの無いアトラクションは8種類しか存在しないため、結果的にパウパーでは使用できない。
ルール
2022年10月12日現在、Unfinity対応の総合ルール・リリースノートが和訳されていないため、英語版総合ルールおよびリリースノートを基にして記述しております。
アトラクション・デッキ/Attraction deck
- アトラクションのサブタイプを持つカードはデッキに入れることができず、専用のアトラクション・デッキに入れることができる。
- アトラクション・デッキを使用するプレイヤーは統率領域にアトラクション・デッキを置いてゲームを開始できる。ゲーム開始前にアトラクションデッキを切り直す。
- アトラクション・デッキを用いる場合、リミテッドではその中に最低3枚以上のカードが含まれている必要があり、同じ名前のカードを何枚でも入れることができる。構築フォーマット(エターナル等を含む)では最低10枚以上のカードがアトラクション・デッキ内に含まれている必要があり、同じ名前のカードは1枚しか入れることができない。
- ブースター・ドラフトでは通常のカードと同様、アトラクション・カードもドラフトする。
- 構築ではルール・テキストや点灯が異なっていても、同じ名前のアトラクションはいずれか1枚しか入れることができない。
- アトラクション・デッキはデッキではない。通常のデッキの最大・最小枚数には含まれない。
アトラクションを開く/Open an Attraction
- カードがあなたに「アトラクションNつを開く」ことを指示しているならば、それは「アトラクション・デッキの一番上にあるカードN枚を表向きにして戦場に出す」ことを意味する。
- アトラクションを開くことで誘発する能力は、こうしてアトラクションが戦場に出たときに誘発する。何らかの理由によりアトラクションが戦場に出ることが妨げられたり、戦場に出るイベントが置換された場合は誘発しない。
観覧/Visitと賞品/Prize
- あなたがアトラクション1つ以上をコントロールしているならば、自身の戦闘前メイン・フェイズの開始時に6面体サイコロを1個振る。これをアトラクションを観覧するためサイコロを振る/Rolling to visit your Attractionsと言う。
- 観覧するためにサイコロを振った場合、あなたのコントロールするアトラクションのうち、サイコロの出目と同じ数字が点灯している各アトラクションの観覧/Visit能力が誘発する。
- 観覧するため以外の方法で振ったサイコロは観覧能力の誘発条件にならない。
- 観覧能力には賞品獲得!/claim the prize!と表記されたものがある。その場合、条件を満たすことで次の段落に記された賞品/Prizeを得ることができる。
- 賞品は分かりやすくするために段落が分けられているが、観覧能力の一部である。
廃材置き場/Junkyard
- 裏面がアストロリウムであるカードが統率領域・戦場・追放領域以外の領域に移動する場合、それは代わりに統率領域に表向きの一つの束として置かれる。この束を廃材置き場/Junkyardと呼ぶ。
- 廃材置き場は独自の領域ではない。あくまで統率領域の一部である。廃材置き場にカードが移動しても、カードが墓地に置かれることで誘発する能力は誘発しない。墓地のカードを参照する効果で参照することもできない。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 718 試作カード
- 718.1 試作カードには2分割されたカード枠があり、タイプ行の下に内側の小さなカード枠がある。内側の枠には、キーワード能力である試作と、2組目の特性であるパワー、タフネス、マナ・コストが書かれている。
- 718.2 内側の枠のマナ・コスト、パワー、タフネスは、そのオブジェクトが呪文である間や戦場でパーマネントである間に取りうる代替の特性群を表す。そのカードの通常の特性は、通常通り書かれている。
- 718.3 プレイヤーが試作カードを唱えるに際し、そのプレイヤーはそのカードを通常通り唱えるか試作 キーワード能力を使って試作型呪文として唱えるかを選ぶ(rule 702.160〔試作〕参照)。
- 718.3a 試作型呪文を唱えている間にそれを唱えられるかどうかを判定するときには、それの代替のパワー、タフネス、マナ・コストだけを使う。
- 718.3b 試作型呪文やそれがなるパーマネントは、代替の特性であるパワー、タフネス、マナ・コストだけを持つ。そのマナ・コストに1つ以上の有色 マナ・シンボルが含まれているなら、その呪文やそれがなるパーマネントはその色である(rule 105.2 参照)。
- 718.3c 試作型呪文がコピーされた場合、そのコピーも試作型呪文である。当該コピーはその呪文の代替の特性であるパワー、タフネス、マナ・コストを持ち、その試作型呪文を表すカードの通常の特性であるパワー、タフネス、マナ・コストは持たない。試作型呪文に言及するルールや効果は、当該コピーにも言及する。
- 718.3d 試作型呪文であったパーマネントがコピーされる場合、当該コピーはそのパーマネントの代替の特性であるパワー、タフネス、マナ・コストを持ち、そのパーマネントを表すカードの通常の特性であるパワー、タフネス、マナ・コストは持たない。試作型呪文であったパーマネントに言及するルールや効果は、当該コピーにも言及する。
- 718.4 スタックでも戦場でもないあらゆる領域において、また試作型呪文として唱えられていないときのスタックや戦場で、試作カードは通常の特性だけを持つ。
- 718.5 試作カードのパワー、タフネス、マナ・コスト(や色)以外の特性は、試作型呪文として唱えられたか通常通り唱えられたかに関わらず同じである。
- 718 試作カード