余剰のダメージ

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*[[致死ダメージ]]の差分と言えるため、複数の[[ブロック・クリーチャー]]へ[[戦闘ダメージ]]を割り振るときや[[トランプル]]の処理に近い。
 
*[[致死ダメージ]]の差分と言えるため、複数の[[ブロック・クリーチャー]]へ[[戦闘ダメージ]]を割り振るときや[[トランプル]]の処理に近い。
 
**戦闘ダメージと違って自動で割り振りが計算され、すべてのダメージを元のパーマネントへ割り振ることはできない。
 
**戦闘ダメージと違って自動で割り振りが計算され、すべてのダメージを元のパーマネントへ割り振ることはできない。
*[[呪文]]にトランプルを持たせるという[[銀枠]]アイデア([[飛び切りの殺人光線/Super-Duper Death Ray]])を、通常の[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の[[ルール]]で処理したものと言える。  
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*[[呪文]]にトランプルを持たせるという[[アン・カード]]のアイデア([[飛び切りの殺人光線/Super-Duper Death Ray]])を、通常の[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の[[ルール]]で処理したものと言える。  
**このアイデアは[[液状の火/Liquid Fire]]をはじめとして昔から何回も検討されていたが、[[Mark Rosewater]]はついに諦めて銀枠で実装した。だが[[David Humpherys]]によって[[黒枠]]で同様の機能を実現する方法が見つかり、[[イコリア:巨獣の棲処]]で正式なルールとなった<ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0033957/ 『イコリア』の目 その1](Making Magic 2020年4月20日)</ref>。その後[[カルドハイム]]にて改めてルールの整備が行われ、プレインズウォーカーへの余剰のダメージも制定されると共に[[怒りの神、トラルフ/Toralf, God of Fury]]と[[氷結する火炎、エーガー/Aegar, the Freezing Flame]]のように余剰のダメージが与えられたことを参照するカードも登場するようになった。
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**このアイデアは[[液状の火/Liquid Fire]]をはじめとして昔から何回も検討されていたが、[[Mark Rosewater]]はついに諦めてアン・カードで実装した。だが[[David Humpherys]]によって[[黒枠]]で同様の機能を実現する方法が見つかり、[[イコリア:巨獣の棲処]]で正式なルールとなった<ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0033957/ 『イコリア』の目 その1](Making Magic 2020年4月20日)</ref>。その後[[カルドハイム]]にて改めてルールの整備が行われ、プレインズウォーカーへの余剰のダメージも制定されると共に[[怒りの神、トラルフ/Toralf, God of Fury]]と[[氷結する火炎、エーガー/Aegar, the Freezing Flame]]のように余剰のダメージが与えられたことを参照するカードも登場するようになった。
  
 
==参考==
 
==参考==

2023年1月13日 (金) 19:03時点における版

余剰のダメージ/Excess Damageとは、クリーチャータフネスか、プレインズウォーカー忠誠度を超えるダメージのことである。


Flame Spill / 炎の氾濫 (2)(赤)
インスタント

クリーチャー1体を対象とする。炎の氾濫はそれに4点のダメージを与える。余剰のダメージは、代わりにそのクリーチャーのコントローラーに与える。



Unleash the Inferno / 豪火を放て (1)(黒)(赤)(緑)
インスタント

クリーチャーやプレインズウォーカーのうち1体を対象とする。豪火を放てはそれに7点のダメージを与える。この方法でこれが余剰のダメージを与えたとき、対戦相手1人がコントロールしていてマナ総量がその余剰のダメージの点数以下であるアーティファクトやエンチャントのうち1つを対象とする。それを破壊する。


目次

ルール

パーマネントにダメージを与える効果の中には、余剰のダメージをそのパーマネント以外のパーマネントやプレイヤーに与えるよう指示するものがある。

  1. ダメージを与える先がクリーチャーなら、与えるダメージから致死ダメージを差し引いた値が余剰のダメージである。それはそのクリーチャーが既に受けていたダメージや、同時に受けるダメージも考慮に入れる。
    • ダメージの発生源接死を持っている場合、1点を超えるダメージは全て余剰のダメージとなる。
    • ダメージを与える先のクリーチャーが破壊不能を持っており既にタフネス以上のダメージを負っている場合、与えるダメージのすべてが余剰のダメージとなる。
  2. ダメージを与える先がプレインズウォーカーなら、与えるダメージからその現在の忠誠度を差し引いた値が余剰のダメージである。それは同時に受けるダメージも考慮に入れる。
  3. ダメージを与える先がクリーチャーでもプレインズウォーカーでもある場合、余剰のダメージは1.2の内いずれか大きい方である。

いくつかの誘発型能力の中にはパーマネントが余剰のダメージを受けることをチェックするものがある。それらはパーマネントが1つ以上の発生源からダメージを受けた後にチェックされる。

  1. クリーチャーが1つ以上の発生源から致死ダメージを超えるダメージを受けたなら、そのダメージから致死ダメージを差し引いた点数の余剰のダメージを受けたことになる。
  2. プレインズウォーカーが1つ以上の発生源からそのダメージを受ける前の忠誠度以上のダメージを受けたなら、そのダメージから過去の忠誠度を差し引いた点数の余剰のダメージを受けたことになる。
  3. クリーチャーでもプレインズウォーカーでもあるパーマネントがダメージを受けたなら、そのパーマネントが受けた余剰のダメージは1.2の内いずれか大きい方である。

その他

参考

  1. @testing_box(認定ジャッジ運営の質問箱Twitter 2020年5月15日)
  2. @testing_box(認定ジャッジ運営の質問箱Twitter 2020年6月7日)
  3. 『イコリア』の目 その1(Making Magic 2020年4月20日)

引用:総合ルール 20231117.0

引用:総合ルール 20231117.0

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