命令
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'''命令'''(''Command'')とは、[[呪文]]の[[サイクル]]のひとつ。4つの[[モード]]を持ち、そのうち2つを選ぶ。 | '''命令'''(''Command'')とは、[[呪文]]の[[サイクル]]のひとつ。4つの[[モード]]を持ち、そのうち2つを選ぶ。 | ||
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+ | [[ローウィン]]で[[単色]]の5枚サイクルが作られたのが初出。その後、[[タルキール龍紀伝]]で[[友好色]]2色の5枚サイクルが、[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]で[[対抗色]]2色の5枚サイクルが作られた。[[モダンホライゾン2]]では[[新緑の命令/Verdant Command]]が1枚のみ追加された。 | ||
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+ | *[[魔除け]]の発展バリエーションとも言える。 | ||
+ | **実際、[[Aaron Forsythe]]が作った草案では「超魔除け/Super Charms」と呼ばれていた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/hooked-draconics-part-1-2015-03-16 Hooked on Draconics, Part 1]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0014511/# 龍詞に魅せられて その1]([[Making Magic]] [[2015年]]3月16日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | ||
+ | **後に、さらなる発展バリエーションと言える[[合流点]]が登場した。 | ||
*[[スカージ]]の[[正義の命令/Decree of Justice|命令サイクル]]とは関係ない。そちらは「命令/Decree」であり、英語では違う単語である。 | *[[スカージ]]の[[正義の命令/Decree of Justice|命令サイクル]]とは関係ない。そちらは「命令/Decree」であり、英語では違う単語である。 | ||
*[[ジェラードの命令/Gerrard's Command]]などは[[カード名]]に「命令/Command」と入っているが、このサイクルとは特に関係ない。 | *[[ジェラードの命令/Gerrard's Command]]などは[[カード名]]に「命令/Command」と入っているが、このサイクルとは特に関係ない。 | ||
*[[統率]]/Command[[領域]]とも関係ない。 | *[[統率]]/Command[[領域]]とも関係ない。 | ||
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2022年6月8日 (水) 14:30時点における版
命令(Command)とは、呪文のサイクルのひとつ。4つのモードを持ち、そのうち2つを選ぶ。
Austere Command / 質素な命令 (4)(白)(白)
ソーサリー
ソーサリー
以下から2つを選ぶ。
・すべてのアーティファクトを破壊する。
・すべてのエンチャントを破壊する。
・マナ総量が3以下のすべてのクリーチャーを破壊する。
・マナ総量が4以上のすべてのクリーチャーを破壊する。
Kolaghan's Command / コラガンの命令 (1)(黒)(赤)
インスタント
インスタント
以下から2つを選ぶ。
・あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。
・アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。
・クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。コラガンの命令はそれに2点のダメージを与える。
目次 |
解説
ローウィンで単色の5枚サイクルが作られたのが初出。その後、タルキール龍紀伝で友好色2色の5枚サイクルが、ストリクスヘイヴン:魔法学院で対抗色2色の5枚サイクルが作られた。モダンホライゾン2では新緑の命令/Verdant Commandが1枚のみ追加された。
各モードそれぞれの効果はマナ・コストに比して若干控えめだが、2つ選べるため合計の効果はそれなりに大きくなり、アドバンテージにも繋げやすく、汎用性も高い。
- 魔除けの発展バリエーションとも言える。
- 実際、Aaron Forsytheが作った草案では「超魔除け/Super Charms」と呼ばれていた[1]。
- 後に、さらなる発展バリエーションと言える合流点が登場した。
- スカージの命令サイクルとは関係ない。そちらは「命令/Decree」であり、英語では違う単語である。
- ジェラードの命令/Gerrard's Commandなどはカード名に「命令/Command」と入っているが、このサイクルとは特に関係ない。
- 統率/Command領域とも関係ない。
ルール
- モードの選択は、その呪文を唱える時であることに注意。その他ルールに関する詳細はモードの項を参照。
- モードの選択の仕方によって、呪文全体が取る対象の数が変わることがあり、その場合対象不適正による立ち消えのルールによって複雑な挙動になることがある。
- ローウィンの命令でこのような混乱が多数生じたためか、以降の命令はオジュタイの命令/Ojutai's Commandとロアホールドの命令/Lorehold Commandを除いて「全モードが対象を取る」「全モードが対象を取らない」のどちらかになっており、立ち消えに関する問題をあらかじめ防いでいる。また、この二つの命令も別のアプローチで立ち消えが起こりづらいデザインとなっている。
- モードをどのように選択したにせよ、カードに書いてある順番通りに処理する。呪文の解決中に優先権は発生しないので、順序を意識する機会は多くないが、以下のように順序通りに処理しないと結果が変わるケースもあるので注意。
- たとえば原初の命令/Primal Commandの場合、2番目・3番目を選んだならバウンスしてからライブラリーを切り直すことになるし、3番目・4番目ならライブラリーを修復してからサーチをすることになる。
該当カード
ローウィン
単色。
- 質素な命令/Austere Command
- 謎めいた命令/Cryptic Command
- 不敬の命令/Profane Command
- 焼夷の命令/Incendiary Command
- 原初の命令/Primal Command
タルキール龍紀伝
友好色2色。各色のできることを2つずつモードとして持っている。
- オジュタイの命令/Ojutai's Command
- シルムガルの命令/Silumgar's Command
- コラガンの命令/Kolaghan's Command
- アタルカの命令/Atarka's Command
- ドロモカの命令/Dromoka's Command
ストリクスヘイヴン:魔法学院
対抗色2色。
- シルバークイルの命令/Silverquill Command
- プリズマリの命令/Prismari Command
- ウィザーブルームの命令/Witherbloom Command
- ロアホールドの命令/Lorehold Command
- クアンドリクスの命令/Quandrix Command