街裂きの暴君/Town-Razer Tyrant
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[[ETB]]で[[土地]]を燃やし、焼かれ続けるか土地を放棄するかの二択を迫る暴君的[[ドラゴン]]。 | [[ETB]]で[[土地]]を燃やし、焼かれ続けるか土地を放棄するかの二択を迫る暴君的[[ドラゴン]]。 | ||
− | 4[[マナ]]4/4[[飛行]]と素のスペックだけでも優秀。[[土地破壊]]として見ると[[山分けカード#相手に選択権のあるカードは弱い理由|相手に選択権のある効果]]であるため確実性にはやや欠けるが、近年の[[土地破壊カード]]の相場が4マナであることを考えると4マナ相当のクリーチャーについてくる[[能力]]としては破格と言える。[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]なかった場合の2点[[ダメージ]]もこれ自身が飛行で[[ライフ]] | + | 4[[マナ]]4/4[[飛行]]と素のスペックだけでも優秀。[[土地破壊]]として見ると[[山分けカード#相手に選択権のあるカードは弱い理由|相手に選択権のある効果]]であるため確実性にはやや欠けるが、近年の[[土地破壊カード]]の相場が4マナであることを考えると4マナ相当のクリーチャーについてくる[[能力]]としては破格と言える。[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]なかった場合の2点[[ダメージ]]もこれ自身が飛行で[[ライフ]]を[[削る|削り]]やすいことを考えるとなかなか馬鹿にならない損害となる。燃やされた土地は[[マナ能力]]以外の能力を失うため、[[ミシュラランド]]のような強力な[[非マナ能力を持つ土地]]に対してなら確実に対処できるのも強み。 |
土地破壊カードの定石通り、より早い[[ターン]]で使用するほど[[ゲーム]]への影響力が増す。[[アルケミー2022]]では[[恐るべき仔竜/Fearsome Whelp]]という最高の相方が同時実装されており、また登場時の[[アルケミー]]には[[隠棲した絵描き、カレイン/Kalain, Reclusive Painter]]や[[裕福な亭主/Prosperous Innkeeper]]といった確実性の高い2マナ→4マナへのジャンプ手段が存在しているため、[[カードプール]]に恵まれていると言える。 | 土地破壊カードの定石通り、より早い[[ターン]]で使用するほど[[ゲーム]]への影響力が増す。[[アルケミー2022]]では[[恐るべき仔竜/Fearsome Whelp]]という最高の相方が同時実装されており、また登場時の[[アルケミー]]には[[隠棲した絵描き、カレイン/Kalain, Reclusive Painter]]や[[裕福な亭主/Prosperous Innkeeper]]といった確実性の高い2マナ→4マナへのジャンプ手段が存在しているため、[[カードプール]]に恵まれていると言える。 | ||
− | *類似カードに[[黒曜石の火心/Obsidian Fireheart]] | + | *類似カードに[[2009年|12年前]]の[[黒曜石の火心/Obsidian Fireheart]]がある。そちらは[[コスト]]が重くダメージも低いが、任意に放棄されない。 |
*挙動自体は[[テーブルトップ]]でも可能なデザイン。[[高貴なる行いの書/The Book of Exalted Deeds]]のように[[カウンター_(目印)|カウンター]]を用いる形にすれば記憶問題の心配もいらなくなる。 | *挙動自体は[[テーブルトップ]]でも可能なデザイン。[[高貴なる行いの書/The Book of Exalted Deeds]]のように[[カウンター_(目印)|カウンター]]を用いる形にすれば記憶問題の心配もいらなくなる。 | ||
− | ** | + | **従来の[[ゲーム]]体験から過度に変化してしまうと[[プレイヤー]]が違和感を覚えてしまうため、[[アルケミー2022]]では[[デジタル]]に寄せすぎた[[カード]]が多く収録されすぎないようにしている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-digital/designing-alchemy-2021-12-08 Designing for Alchemy]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0035670/ アルケミー向けデザイン](Magic Digital [[2021年]]12月8日 [[David Humpherys]]著)</ref>。このカードもその一環なのだろう。 |
==脚注== | ==脚注== |
2021年12月12日 (日) 19:30時点における版
MTGアリーナ専用カード
Town-razer Tyrant / 街裂きの暴君 (2)(赤)(赤)クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行
街裂きの暴君が戦場に出たとき、あなたがコントロールしていない土地1つを対象とする。それはマナ能力でないすべての能力を失い、「あなたのアップキープの開始時に、あなたがこれを生け贄に捧げないかぎり、このパーマネントはあなたに2点のダメージを与える。」を得る。
アーティスト:Daniel Romanovsky
ETBで土地を燃やし、焼かれ続けるか土地を放棄するかの二択を迫る暴君的ドラゴン。
4マナ4/4飛行と素のスペックだけでも優秀。土地破壊として見ると相手に選択権のある効果であるため確実性にはやや欠けるが、近年の土地破壊カードの相場が4マナであることを考えると4マナ相当のクリーチャーについてくる能力としては破格と言える。生け贄に捧げなかった場合の2点ダメージもこれ自身が飛行でライフを削りやすいことを考えるとなかなか馬鹿にならない損害となる。燃やされた土地はマナ能力以外の能力を失うため、ミシュラランドのような強力な非マナ能力を持つ土地に対してなら確実に対処できるのも強み。
土地破壊カードの定石通り、より早いターンで使用するほどゲームへの影響力が増す。アルケミー2022では恐るべき仔竜/Fearsome Whelpという最高の相方が同時実装されており、また登場時のアルケミーには隠棲した絵描き、カレイン/Kalain, Reclusive Painterや裕福な亭主/Prosperous Innkeeperといった確実性の高い2マナ→4マナへのジャンプ手段が存在しているため、カードプールに恵まれていると言える。
- 類似カードに12年前の黒曜石の火心/Obsidian Fireheartがある。そちらはコストが重くダメージも低いが、任意に放棄されない。
- 挙動自体はテーブルトップでも可能なデザイン。高貴なる行いの書/The Book of Exalted Deedsのようにカウンターを用いる形にすれば記憶問題の心配もいらなくなる。
脚注
- ↑ Designing for Alchemy/アルケミー向けデザイン(Magic Digital 2021年12月8日 David Humpherys著)