マイアの処罰者/Myr Enforcer
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2021年9月7日 (火) 20:57時点における版
アーティファクト クリーチャー — マイア(Myr)
親和(アーティファクト)(この呪文を唱えるためのコストは、あなたがコントロールするアーティファクト1つにつき(1)少なくなる。)
4/4親和つきマイア。実質0〜2マナの4/4クリーチャーはかなり凶悪。
親和デッキでは金属ガエル/Frogmiteと共に基礎となるクリーチャーであり、グレ神話にも投入されていた。
ダークスティール参入前後の中期型からはデッキ全体が軽量化されたため、実質的な最終到達点。当時の他の高打点アタッカーである電結の荒廃者/Arcbound Ravagerやエイトグ/Atogなどと違い、リソース消耗を必要としない安定性が嬉しい。結局はこれも餌になる運命だったりするが。
その後頭蓋骨絞め/Skullclampが禁止指定され、頭蓋囲い/Cranial Platingに代えられてからはパワー面では不足しなくなったので、後期には厳粛な空護り/Somber Hoverguardの様な回避能力持ちに押しのけられ、リストラ気味になった。さらに親和パーツの大量禁止以降、スタンダードで見かけることはかなり少なくなった。
エクステンデッドでは、大霊堂の信奉者/Disciple of the Vaultの禁止もあり、純粋な強さとタフさを買われて初期からよく使われている。ただ他のアーティファクトと共に一網打尽にされることを嫌い、アーティファクト以外のカードにスロットを奪われることもしばしば。エターナルでもポテンシャルは十分だが、環境柄システムクリーチャーがあった方が便利であることと、その後のエキスパンションで他にも強力なクリーチャー達が出現したことから、二の次な扱いをされがちではある。現在の主戦場はパウパーで、親和デッキの基本パーツとして採用されている。また、モダンホライゾン2から2色のアーティファクト・土地が登場したことにより、モダンでも復権した親和デッキのパーツとして採用されているが、同エキスパンションに上位互換の滞留者の相棒/Sojourner's Companionが存在することから、専ら5枚目以降の滞留者の相棒として使われることがほとんどである。
リミテッドでもなかなか強力。アーティファクト2つ程度でも及第点ではあるが、できればアーティファクト・土地や軽いアーティファクトなどを集めて早めに出せるような構成にしたいところ。
- 除去指標の1枚。右も左も親和なスタンダード時代、これを一撃で落とせるか否かは喫緊の課題だった。静電気の稲妻/Electrostatic Boltが高い評価を得た理由の半分は、このカードの存在にある。パウパーにおいてもこのクリーチャーの存在は重要で、赤を含むコントロールデッキにおいては稲妻/Lightning Boltよりも静電気の稲妻や炎の斬りつけ/Flame Slashを優先することが多い。
- Jim Marrayによる新規イラストのプロモーション・カードが2009年2月のフライデー・ナイト・マジックで配布された。後のModern Mastersやモダンマスターズ2015で再録された際にもこちらのイラストが使用されている。