サーチ

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(単に「目当てのカードが収録されているエキスパンションがどれなのかを調べる」だけの行為にも読めてしまうため。 また近年はサーチ可能セットがあるとの話もある)
1行: 1行:
 
'''サーチ'''(''Search'')とは、
 
'''サーチ'''(''Search'')とは、
 
#ルール上の「[[探す]]」という行動の英語。
 
#ルール上の「[[探す]]」という行動の英語。
#1から転じて、特定の[[カード]]を[[ライブラリー]]から探し、別の[[領域]]に移動する[[効果]]の俗称。[[フェッチ]]とも。
+
#上記を行ったあと、それによって見つけた[[カード]]を別の[[領域]]に移動する[[効果]]の俗称。[[フェッチ]]とも。
#店頭に並べられているパック群から、特定の、もしくは単に[[稀少度]]の高いカードを探してそれらを含むパックのみを買い求めようとする行為。
+
#[[ブースター・パック]]群の袋を透かすなどして、封入されているカードを判別しようとする行為。
  
 
==解説==
 
==解説==
26行: 26行:
  
 
===俗語としての「サーチ」(用例 3)===
 
===俗語としての「サーチ」(用例 3)===
カード購入時に特定の、もしくは稀少度の高いカードの含まれるパックを探す行為をサーチと呼ぶ。
+
ブースター・パックは本来「収録されているカードのうち、どれをが封入されているかは開封するまでわからない」という[[ランダム]]性を持つものである。それに反するように特定のカード、もしくは稀少度の高いカードの含まれるパックを探す行為をサーチと呼ぶ。
  
マジックや、同社から発売されるほかのトレーディングカードゲーム(WotCが取り扱っていた時代のポケモンカード、[[デュエル・マスターズ]](Kaijudo)など)においては、パックに触れて行う方法、配列をもとに探し当てる方法のどちらも不可能である。(ただし、黎明期のパックでは、カードを透かしてサーチすることができたし、現在でも[[プレミアム・カード]]を見つけるだけならば方法はなくはない。)
+
[[マジック]]や、同社から発売されるほかのトレーディングカードゲーム([[デュエル・マスターズ]]/Kaijudo、[[WotC]]が取り扱っていた時代のポケモンカード、など)においては、パックに触れて行う方法、配列をもとに探し当てる方法のどちらも不可能である製品が多い(ただし黎明期のパックなどでは、カードを透かしてサーチすることができたし、現在でも[[プレミアム・カード]]を見つけるだけならば方法はなくはない)。
  
店頭ではサーチ対策で客にパックを選ばせない販売方法が主流となっている。
+
店頭ではサーチ対策で客にパックを選ばせず、[[セット]]名のみを指名させる販売方法が主流となっている。
 +
 
 +
====サーチ済みパックの販売====
 +
オークションサイトやフリーマーケットサイトを含む一部の販売者には、サーチ済み(高額カード入りのパックが抜き取られた後の余り物)のパックを転売している悪徳な業者も存在するので、購入の際は注意する必要がある。1パック単位での購入のみならず、ブースター・ボックスであっても開封・サーチ後に再度[[Wikipedia:ja:シュリンク|シュリンク]]包装(リパック)をして新品ボックスのように偽装するという手法があるため、信頼できる店舗から購入するようにしたい。
 +
*マジックのシュリンクにはWizards of the Coastのロゴが印刷されているが、そのロゴ入りシュリンク自体すらも第三者によって流通させられてしまっている。
 +
*ブースター・ボックスが店から店へと渡る場合もあることから、「最後に購入した店舗」と「再シュリンクを施した業者」が一致するとは限らない。
  
 
==参考==
 
==参考==

2021年12月9日 (木) 13:00時点における版

サーチ(Search)とは、

  1. ルール上の「探す」という行動の英語。
  2. 上記を行ったあと、それによって見つけたカードを別の領域に移動する効果の俗称。フェッチとも。
  3. ブースター・パック群の袋を透かすなどして、封入されているカードを判別しようとする行為。

目次

解説

ゲーム用語としての「サーチ」(用例 1,2)


Diabolic Tutor / 魔性の教示者 (2)(黒)(黒)
ソーサリー

あなたのライブラリーからカード1枚を探し、それをあなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。



Evolving Wilds / 進化する未開地
土地

(T),進化する未開地を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。


カード・タイプを問わないサーチはに多く、ドローライブラリー操作に長けるにも存在する。それ以外のサーチは探せるカード・タイプがの得意分野によって限定されることが多い。なお、どの色においても対応する基本土地クリーチャーのサーチはある程度認められている[1]

手札に加えたり戦場に出すものが一般的だが、ライブラリーの一番上に置く効果(教示者)や、黒に多い墓地に置く効果(納墓/Entomb生き埋め/Buried Aliveなど)も、サーチと呼ぶ場合がある。その他、ゲームの外部からカードを持ってくることのできる効果(願いなど)や、黒に多い「ライブラリーから指定されたカードが出るまでめくって~」という効果(Demonic Consultationなど)も、厳密に言えばサーチとは違うが、目的が似ているためサーチ扱いされる。

特定のカードの枚数を水増しする目的でも使われる。特に制限カードの多いフォーマットでは実質制限カードをデッキに2枚以上入れられて1枚制限の意味がなくなってしまう。そのため軽いものはとにかく効果が強力になりやすく、それ自身も禁止や制限されやすい。プリズマティックでは、フォーマットの特性上大部分が禁止である。

俗語としての「サーチ」(用例 3)

ブースター・パックは本来「収録されているカードのうち、どれをが封入されているかは開封するまでわからない」というランダム性を持つものである。それに反するように特定のカード、もしくは稀少度の高いカードの含まれるパックを探す行為をサーチと呼ぶ。

マジックや、同社から発売されるほかのトレーディングカードゲーム(デュエル・マスターズ/Kaijudo、WotCが取り扱っていた時代のポケモンカード、など)においては、パックに触れて行う方法、配列をもとに探し当てる方法のどちらも不可能である製品が多い(ただし黎明期のパックなどでは、カードを透かしてサーチすることができたし、現在でもプレミアム・カードを見つけるだけならば方法はなくはない)。

店頭ではサーチ対策で客にパックを選ばせず、セット名のみを指名させる販売方法が主流となっている。

サーチ済みパックの販売

オークションサイトやフリーマーケットサイトを含む一部の販売者には、サーチ済み(高額カード入りのパックが抜き取られた後の余り物)のパックを転売している悪徳な業者も存在するので、購入の際は注意する必要がある。1パック単位での購入のみならず、ブースター・ボックスであっても開封・サーチ後に再度シュリンク包装(リパック)をして新品ボックスのように偽装するという手法があるため、信頼できる店舗から購入するようにしたい。

  • マジックのシュリンクにはWizards of the Coastのロゴが印刷されているが、そのロゴ入りシュリンク自体すらも第三者によって流通させられてしまっている。
  • ブースター・ボックスが店から店へと渡る場合もあることから、「最後に購入した店舗」と「再シュリンクを施した業者」が一致するとは限らない。

参考

  1. Mechanical Color Pie 2017/メカニズム的カラー・パイ 2017年版Making Magic 2017年6月5日 Mark Rosewater著)
MOBILE