Free-for-All
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2022年10月18日 (火) 00:49時点における版
Free-for-All (3)(青)
エンチャント
エンチャント
Free-for-Allが戦場に出たとき、戦場に出ているすべてのクリーチャーを裏向きにして追放する。
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーはこれにより脇に置かれたクリーチャー・カードを無作為に1枚選んで戦場に出す。
Free-for-Allが戦場を離れたとき、これにより脇に置かれたクリーチャー・カードのうち、まだ脇に置かれているものをすべて、オーナーの墓地に置く。
WHISPERのテキストは最新のオラクルに未対応です。「脇に置く」は「追放する」に読み替えてください。
クリーチャーを全体除去したかと思えば、無作為に1体ずつ戻ってくるエンチャント。しかもどちらのコントロール下で戻るかもランダム。一時的なクリーチャー無効化+コントロール奪取に利用できるという点では青らしい効果なのだが、全プレイヤーを巻き込む+無作為という意味では赤らしい効果ともいえる。比較的近いのは次元の突破口/Dimensional Breachか。
自分にクリーチャーがいない状態でこれを使うと、時間差こそあるものの、対戦相手のクリーチャー半分を奪える計算になる。ただしこの効果でクリーチャーを戦場に戻せるのは対戦相手が先なので、過信は禁物。
Free-for-Allが戦場を離れると、まだ脇にあるクリーチャーたちは戦場に戻らずに墓地に置かれる。これを応用し、青い神の怒り/Wrath of Godとしてリセットに使ったり、また(運しだいだが)自分がいいクリーチャーを手に入れたらさっと処分して有利を築くために使ったり、ということもできる。離れさせる手段としてバウンスを使えば、繰り返し使うこともできる。いろいろと悪用の余地があるカードである。
- 無作為に選ぶ際、複数のプレイヤーのカードが混ざっている都合上、「適当に混ぜ合わせて1枚引く」というような選び方は推奨されない。ダイス等の用意は必須。
- 触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchableが戦場に出ている状態でこれを使うと、これを戦場に戻したプレイヤーが負けることになる。
- 戦場に出ているクリーチャーがフェイジ1体のときにFree-for-Allを使えば、対戦相手が負けることになる。
- 追放する能力が影響するのは「クリーチャー」だが、他の能力が影響するのは「クリーチャー・カード」である。そのため、非クリーチャー・カードが(例えば何らかの効果でクリーチャー化した、第2面がクリーチャーの両面カードである、などの理由で)追放されたとしても、アップキープに戻ってこないし、Free-for-Allが戦場を離れたときに墓地に置かれない。
- イラストはI'm Rubber, You're Glue(イラスト)に繋がっている。アングルードのレアの印刷シートでも隣り合わせになっている。(→Get It?参照)
- 銀枠にしては無茶のない効果のカード。それもそのはずで、実は通常のエキスパンションに収録される予定だったカードのひとつである。(→テンペストに収録されなかったカード)
- 同様の経緯をたどったカードは、アングルード内では他にBurning Cinder Fury of Crimson Chaos Fireがある。
- 印刷時は「脇に置く」という表記であり、追放が制定された後も長い間そのままだったが、2017年のUnstable発売に際してオラクルが更新され、追放領域を用いるようになった。