プロツアー
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また、非常に稀なケースでは、主催者からの特別招待によってプロツアーへ参加できるプレイヤーも存在する。日本人では[[プロツアー「タルキール龍紀伝」]]に[[糸谷哲郎]]竜王(当時)が出場した([http://mtg-jp.com/reading/special/0014556/ 参考])。 | また、非常に稀なケースでは、主催者からの特別招待によってプロツアーへ参加できるプレイヤーも存在する。日本人では[[プロツアー「タルキール龍紀伝」]]に[[糸谷哲郎]]竜王(当時)が出場した([http://mtg-jp.com/reading/special/0014556/ 参考])。 | ||
− | + | WPNプレミアムシリーズ優勝、プロプレイヤーズ・クラブ(シルバーレベル)とマジック・プロツアー殿堂表彰者を除く、招待された者は開催地までの往復航空券も授与される。 | |
==参加資格(2014-15シーズンまで)== | ==参加資格(2014-15シーズンまで)== |
2017年5月13日 (土) 14:09時点における版
プロツアー/Pro Tourは、マジックのプレミアイベントの種別。
目次 |
概要
1年に数回行われるマジック界最高峰の大会。略して「PT」とも表記される。厳しい条件をクリアし参加権を得たプレイヤーのみが参加できる招待制の世界大会であり、RELは全日程で最高の「プロ(旧5)」である。試合の模様は全日程でLive配信され後日公式のYoutubeページにもまとめられる。
各大会には250,000米ドル以上の賞金がかかっており、上位入賞者には賞金が与えられる。また、大会の順位に応じて多量のプロツアー・ポイントが付与されプロ待遇ランクに大きく影響する。
2016-17シーズン現在ではブースター・ドラフト3ラウンドとスタンダード5ラウンドを2日間行い(合計16ラウンド)、決勝トーナメントではスタンダードで行われる。
金曜・土曜の16回戦でベスト8(チーム戦の場合ベスト4)に入り日曜の決勝ラウンドに残れる栄誉を特に「プロツアーサンデー」と呼び、プレイヤーにとって勲章の一つである。マジック・プロツアー殿堂入り投票の際にはプロツアーサンデー回数が大きな選定要素となる(八十岡翔太が長年殿堂入りを阻まれていた理由が「成績の割にプロツアーサンデー数があまりにも少なすぎる」ことであった、詳細は本人頁参照)。
変遷
プロツアーは過去さまざまなフォーマットで争われてきた。以下にその変遷を記す。
- 黎明期のプロツアーは、年齢によって「成人部門」と「ジュニア部門」の2つに分かれていた。
- プロツアーヴァレンシア07~プロツアー「マジック2015」(ポートランド14)の7年間、世界選手権以外の構築部門のフォーマットは、開催時点の最新基本セット・エキスパンションがブロック最後のエキスパンションの場合はブロック構築、その以外はスタンダードまたはモダン/エクステンテッドとなっていた。(2大会連続で同じフォーマットとなることはない)
- プロツアー京都09より構築とリミテッドの混合フォーマットとなり、総合力が求められるようになった。
- この変更により、「構築屋」や「リミテッダー」といったプロプレイヤーごとの特徴は薄くなり、あまり呼称されなくなった。
- 2014-15シーズンからブロック構造変更に伴い、ブロック構築が採用されることはなくなった。その後プロツアー「ゲートウォッチの誓い」を最後にモダンの採用が終了され、現在のスタンダード+ドラフトの定形が出来上がった。
- プロツアー「カラデシュ」とプロツアー「霊気紛争」 のみ、決勝トーナメントでは従来のシングル・エリミネーション方式から、パラマストーナメント方式(予選ラウンド1位、2位の者は準決勝からスタート、3位、4位の者は2回戦からスタート)と変更された。
2012年のイベント再編
2012年のイベント再編によりプロツアーにも大きな変更が加えられた。
- 新エキスパンションの注目度を上げるため、開催が発売日の翌週~2週間後となり、大会名称は開催地ではなくそのエキスパンション名を冠するようになった。
- 再編当時は基本セットのプロツアーが開催されなかったが、2014年と2015年に開催されるようになった。
- プロツアー「イクサラン」以降の開催日程は、発売日の5週間後へ調整された。
- かつては豪華賞品が貰えるトーナメントやアーティストのサイン会などのサイドイベントも充実し参加権がない人も見学できる一種のお祭りイベントであったが、現在はかつてのマスターズのように完全招待制イベントになった。代わりに、これまで最終日のTop8だけであったライブ解説配信が全日程で行われるようになり、世界のプロ達の対戦がより視聴しやすくなっている。お祭りとしての役目は大幅に開催数が増えたグランプリが担うこととなる。
- 前述のyoutube、twitchによる英語配信以外、プロツアー「ドラゴンの迷路」からはニコニコ動画による日本語・英語配信、プロツアー「異界月」からはbilibiliもによる中国語配信開始された。
- 再編後の世界選手権(プレイヤー選手権)はプロツアーとして扱われなくなり、プロツアーベスト8の数としてはカウントされなくなった。
プロツアー・チームシリーズ
2016-17シーズン(プロツアー「霊気紛争」)から、6人1組でチームとなり、そのチームの個人成績の合計を争う「プロツアー・チームシリーズ/Pro Tour Team Series」が設立された。
シーズン終了時、プロツアー・チームシリーズの上位チームは、世界選手権の併催イベント「プロツアー・チームシリーズ決勝」の参加権利が与えられる。
参加資格(2016-17シーズン)
- 前回プロツアー マッチポイント33点以上獲得者
- 該当グランプリ 個人戦上位8名、またはマッチポイント39点以上獲得者
- 該当グランプリ チーム戦上位4名、またはマッチポイント36点以上獲得チームのメンバー
- 該当プロツアー予選 優勝 (グランプリピッツバーグ17より適用)
- 該当プロツアー地域予選 上位4名 (Magic Online地域予選のみ上位8名)
- 該当WPNプレミアムシリーズ 優勝(SCG Invitational、BM Inviなど、WotCに指定されたイベントのみ)
- プロプレイヤーズ・クラブ ゴールドレベル以上 (シルバーレベルの者は、1つのプロツアーのみ参加権を得られる)
- 前回ワールド・マジック・カップ(団体戦)ベスト8入賞チームのメンバー (WMC後直近のプロツアーのみ)
- 該当マジックオンラインチャンピオンシップシリーズ(MOCS)Playoff上位2名、またはOpen優勝者
- 年間ランキング・ポイント上位者による選出された、前回マジックオンラインチャンピオンシップ(MOC)参加者 (MOC後直近のプロツアーのみ)
- 該当Magic Onlineプロツアー予選 優勝
- マジック・プロツアー殿堂表彰者
- シーズン3回目プロツアー終了時点、プロツアー・チームシリーズランキング上位4チームのメンバー (該当プロツアー直後のプロツアーのみ)
- 前シーズンプロツアー・チームシリーズランキング上位8チームのメンバー (シーズン最初のプロツアーのみ)
また、非常に稀なケースでは、主催者からの特別招待によってプロツアーへ参加できるプレイヤーも存在する。日本人ではプロツアー「タルキール龍紀伝」に糸谷哲郎竜王(当時)が出場した(参考)。
WPNプレミアムシリーズ優勝、プロプレイヤーズ・クラブ(シルバーレベル)とマジック・プロツアー殿堂表彰者を除く、招待された者は開催地までの往復航空券も授与される。
参加資格(2014-15シーズンまで)
2014~15シーズンまで
★印の者は開催地までの往復航空券も授与される。
- 前回プロツアー 上位25名★(プロツアー「マジック2015」 まで)
- 前回プロツアー マッチポイント33点以上獲得者★(プロツアー「タルキール覇王譚」 から)
- 該当個人戦グランプリ 上位4名★
- 該当個人戦グランプリ 上位8名★(※1)
- 該当チーム戦グランプリ 上位2チームのメンバー★
- 該当チーム戦グランプリ 上位4チームのメンバー★(※1)
- 該当個人戦グランプリ 13勝以上(※1)
- 該当チーム戦グランプリ チーム戦マッチポイント36点以上獲得チームのメンバー (2014-15シーズンのみ)
- プロプレイヤーズ・クラブ ゴールドレベル以上★(※2) (シルバーレベルの者は、1つのプロツアーのみ参加権を得られる)
- プロツアー予選 優勝者★(プロツアー「タルキール龍紀伝」 まで)
- 該当プロツアー地域予選 上位4名(8名)★(プロツアー「マジック・オリジン」 のみ)(※4)
- ワールド・マジック・カップ(団体戦)ベスト4(8)入賞チームのメンバー★
- マジック・プロツアー殿堂表彰者
- 該当Magic Onlineプロツアー予選(予選ファイナル) 優勝者
- 該当マジックオンラインチャンピオンシリーズ(MOCS) 大会 優勝者(※5)
(※1)グランプリインディアナポリス13以降、参加者が1200人以上のグランプリと、14-15シーズンの全てのグランプリに適用。
(※2)2013-14シーズンまで、ゴールドレベルプレイヤーは、参加権のみを得られる。
(※3)WMC後直近のプロツアーのみに適用。2014年のみベスト8。
(※4)参加者が128人以上のプロツアー地域予選のみ上位8名。
(※5.)MOCS season決勝、MOCSプレイヤー・オブ・ザ・イヤー決定戦、MOCSラストチャンス予選が該当
2011年まで
- 前年度世界選手権優勝者
- 前年度プレイヤー・オブ・ザ・イヤー
- 前回プロツアー(世界選手権) 上位50名
- 該当グランプリ 上位16名
- プロプレイヤーズ・クラブ レベル4以上 (レベル3の者は参加権のみ1つを得られる)
- DCI総合レーティング 上位100名(プロツアー開催6週間前時点)
- プロツアー予選優勝者
- 前年度世界選手権団体戦ベスト4入賞者(シーズン最初のプロツアーのみ)
賞金とプロポイント
2016-17シーズン(プロツアー「霊気紛争」まで)
順位 | 賞金 | プロポイント | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 50,000USD | 31 | 次シーズン世界選手権参加権利 次シーズン終了まで プロプレイヤーズ・クラブプラチナレベル昇格 |
2 | 20,000USD | 27 | |
3-4 | 15,000USD | 23 | |
5-6 | 10,000USD | 19 | |
7-8 | 5,000USD | 15 | |
9-16 | 5,000USD | ※ | |
17-24 | 3,000USD | ※ | |
25-32 | 2,000USD | ※ | |
33-48 | 1,500USD | ※ | |
49-64 | 1,000USD | ※ | |
65位以下 | なし | ※ |
※トップ8入賞以外のプレイヤーのプロツアー・ポイントの獲得は、最終順位ではなく、自身のマッチポイントに基づいてポイントが与えられる。(条件、獲得ポイント2015-16シーズンと同一)
プロツアー・チームシリーズ順位の決定は、最終戦以外にチーム上位5名、最終戦にチーム全員の成績を考慮する。
2014-15シーズン~2015-16シーズン
順位 | 賞金 | プロポイント | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 40,000USD | 30 | 次シーズン世界選手権参加権利 次シーズン終了まで プロプレイヤーズ・クラブプラチナレベル昇格 |
2 | 20,000USD | 26 | 次回プロツアー 参加権利+往復航空券 |
3-4 | 12,500USD | 22 | |
5-8 | 10,000USD | 18 | |
9-16 | 5,000USD | ※ | |
17-25 | 2,500USD | ※ | |
26-50 | 1,500USD | ※ | |
51-75 | 1,000USD | ※ | |
76位以下 | なし | ※ |
※トップ8入賞以外のプレイヤーのプロツアー・ポイントの獲得は、最終順位ではなく、自身のマッチポイントに基づいてポイントが与えられる。
マッチポイント | プロポイント | 備考 |
---|---|---|
36以上 | 15 | 次回プロツアー 参加権利+往復航空券 |
35 | 12 | |
34 | 11 | |
33 | 10 | |
32 | 9 | |
31 | 8 | |
30 | 6 | |
29-28 | 5 | 2014-15シーズンのみ4ポイント |
27 | 4 | 2014-15シーズンのみ3ポイント |
26以下 | 3 |
2013-14シーズンまで
順位 | 賞金 | プロポイント | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 40,000USD | 30 | 次シーズン世界選手権参加権利 次シーズン終了まで プロプレイヤーズ・クラブプラチナレベル昇格 |
2 | 20,000USD | 24 | 次回プロツアー 参加権利+往復航空券 |
3-4 | 12,500USD | 22 | |
5-8 | 10,000USD | 20 | |
9-16 | 5,000USD | 15 | |
17-25 | 2,500USD | 10 | |
26-50 | 1,500USD | 6 | |
51-75 | 1,000USD | 5 | |
76-100 | なし | 4 | |
101位以下 | なし | 3 |