アノワン/Anowon
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ある日、アノワンはついにテニハスを殺害し、いずこかへと姿を消した。 | ある日、アノワンはついにテニハスを殺害し、いずこかへと姿を消した。 | ||
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− | + | マラキールから姿を消したアノワンは数十年間を売剣として暮らし、数々の遺跡の遺物や古代言語を収集した。[[バーラ・ゲド/Bala Ged]]探検協会に短期間所属していた頃、アノワンは「ドラゴンの炎(the Dragon's Fire)」として知られる巻物を手に入れた。その巻物は[[ウギン/Ugin]]に関するものだった。そして彼はまた姿を晦ました。 | |
− | === | + | ===ハリマーの海門にて=== |
− | + | アノワンは偽名を名乗り、魔法の技と遺物の収集品によって[[タジーム/Tazeem#海門/Sea Gate|海門/Sea Gate]]の[[タジーム/Tazeem#海門/Sea Gate|灯台/The Lighthouse]]の学者たちの間に潜り込んで学者として暮らすようになる。しかし、とある殺人事件の容疑者にされてしまい、取り調べの最中に吸血鬼であることが発覚してしまう。結果、街の住人たちに瀕死の重傷を負わされた挙句にハリマーの岸壁の上から放り落とされた。 | |
− | === | + | ===ウギンの目への妄執=== |
海門での事件以降、[[ウギン/Ugin#ウギンの目|ウギンの目/Eye of Ugin]]を追い求めるアノワンの行動は無慈悲になっていった。[[ムラーサ/Murasa]]にある[[殺戮の祭壇/Carnage Altar]]において冒険者たちを虐殺し、ウギンの象徴の描かれている遺物を奪った。アクームにてベースキャンプを開き、アノワンの遺跡の賢者としての名声を頼ってきた冒険者達の知識や遺物を利用して、彼ら自身は密やかに始末した。 | 海門での事件以降、[[ウギン/Ugin#ウギンの目|ウギンの目/Eye of Ugin]]を追い求めるアノワンの行動は無慈悲になっていった。[[ムラーサ/Murasa]]にある[[殺戮の祭壇/Carnage Altar]]において冒険者たちを虐殺し、ウギンの象徴の描かれている遺物を奪った。アクームにてベースキャンプを開き、アノワンの遺跡の賢者としての名声を頼ってきた冒険者達の知識や遺物を利用して、彼ら自身は密やかに始末した。 | ||
2016年2月7日 (日) 14:32時点における版
アノワン/Anowonはゼンディカー・ブロックおよび戦乱のゼンディカー・ブロックのキャラクター。カードとしてはワールドウェイクの遺跡の賢者、アノワン/Anowon, the Ruin Sageが初出。
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解説
ゼンディカー/Zendikarの吸血鬼。男性。遺跡や古代言語の専門家であり、遺跡の賢者/Ruin Sageとも呼ばれる。
アクーム/Akoumにベースキャンプを持ち、彼に従う人々を率いている。
経歴
若年期
グール・ドラズ/Guul Drazの都市、マラキール/Malakirの有力な吸血鬼の一族のひとつであるゲト家/House of Ghetの出身のアノワンは、当時の血の長/Bloodchiefであったテニハス(Tenihas)の相続人であった。両者の関係は当初は良好であったようだが、アノワンの知的好奇心によって吸血鬼の歴史における古代の神へ隷属の過去を掘り起こされることをテニハスは厭い、次第に険悪になっていった。
ある日、アノワンはついにテニハスを殺害し、いずこかへと姿を消した。
バーラ・ゲドの売剣暮らし
マラキールから姿を消したアノワンは数十年間を売剣として暮らし、数々の遺跡の遺物や古代言語を収集した。バーラ・ゲド/Bala Ged探検協会に短期間所属していた頃、アノワンは「ドラゴンの炎(the Dragon's Fire)」として知られる巻物を手に入れた。その巻物はウギン/Uginに関するものだった。そして彼はまた姿を晦ました。
ハリマーの海門にて
アノワンは偽名を名乗り、魔法の技と遺物の収集品によって海門/Sea Gateの灯台/The Lighthouseの学者たちの間に潜り込んで学者として暮らすようになる。しかし、とある殺人事件の容疑者にされてしまい、取り調べの最中に吸血鬼であることが発覚してしまう。結果、街の住人たちに瀕死の重傷を負わされた挙句にハリマーの岸壁の上から放り落とされた。
ウギンの目への妄執
海門での事件以降、ウギンの目/Eye of Uginを追い求めるアノワンの行動は無慈悲になっていった。ムラーサ/Murasaにある殺戮の祭壇/Carnage Altarにおいて冒険者たちを虐殺し、ウギンの象徴の描かれている遺物を奪った。アクームにてベースキャンプを開き、アノワンの遺跡の賢者としての名声を頼ってきた冒険者達の知識や遺物を利用して、彼ら自身は密やかに始末した。
Journey to the Eye
ベースキャンプに道案内を求めてやってきたチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarをアノワンは当初は冷たくあしらうが、彼女がウギンの目への地図をもっていることに触れたので承諾する。案内のために地図を見せるように要求したアノワンだったが、チャンドラは手元にはなく記憶していると答えた。山中でキャンプを張った時、チャンドラがこっそり地図を取り出し見ていたのを目撃し、アノワンは彼女が嘘を付いていたことを悟る。地図を奪うためにチャンドラを襲うが、突然現れたサルカン・ヴォル/Sarkhan Volに後ろから殴りつけられた。
Awakenings
サルカンによって頭に怪我を負い、出血したアノワンはジェイス・ベレレン/Jace Belerenとその案内人と出会う。失血を補うための食事を必要としたアノワンに案内人はジェイスを差し出そうとするが、彼が選んだのは案内人の方だった。ウギンの目に近づこうとするジェイスに襲いかかるも魔法によって囚われ、記憶を読まれてしまう。
解放されたアノワンはジェイスにチャンドラの危険性を説得されてウギンの目に案内する。目の中ではチャンドラとドラゴンが戦闘していた。ジェイスが扉に入った瞬間にそれは閉じてしまい、アノワンは外に取り残されてしまった。
Enter the Eldrazi
再び扉が開くと、チャンドラもドラゴンも姿はなかった。アノワンはジェイスに詰め寄るが、その答えと引換えに海門への案内を要求される。しかし、何ものかの声を聞いたアノワンはその要求を無視した。
Zendikar: In the Teeth of Akoum
ウギンの目よりエルドラージ/Eldraziの血族/Brood Lineageが解放され、アノワンは彼らに隷属させられていた。オンドゥ/Onduの変わり樹/Turntimberの森でニッサ・レヴェイン/Nissa Revaneたちの村を血族と共に襲ったところ、ソリン・マルコフ/Sorin Markovによって解放された。ソリンの目的がウギンの目であることを知り、道案内役となったのニッサと三人でアクームの歯/Teeth of Akoumへと向う。
登場
登場カード
フレイバー・テキストに登場
- ゼンディカー
- 面晶体集め/Hedron Scrabbler、殺戮の祭壇/Carnage Altar
- ワールドウェイク
- 精力の護符/Amulet of Vigor
- 戦乱のゼンディカー
- 精神背信/Transgress the Mind
登場作品・登場記事
- Journey to the Eye(1、3)(コミック)
- Awakenings(1、2、3)(コミック)
- Enter the Eldrazi 第1部(コミック)
- Consortium Report: "The Incident at the Eye."(Savor the Flavor 2010年1月20日 Jenna Helland著)
- Card of the Day 2010年3月5日
- The Eldrazi Arisen(Feature Article 2010年5月29日 Doug Beyer著)
- Zendikar: In the Teeth of Akoum(小説)