テーロス/Theros
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| − | + | ギリシャ神話をモチーフとした次元。「自然」や「概念」などの抽象的かつ強大な存在が具現化したような、[[エンチャント]]（魔力）でも[[クリーチャー]]（生物）でもある存在である'''神々'''/''Gods''が世を支配し、定命の者たちの信仰を集めている世界である。 | |
| − | + | テーロスにおいて、エンチャントとは「形を持った魔力」のことである。神々とその所有物や眷属の他にも、神々が魔力に独自の形を与えることで生まれるものもある。いずれにせよエンチャントは神の力の産物であるゆえ、定命の人々にとっては神々の恵みのひとつである。 | |
| − | == | + | この次元は、定命の者たちが暮らす陽光の世界/the sunlitと、神々の故郷たる夜の世界'''ニクス'''/''Nyx''とに分かれている。神々やそのしもべが人々の前に姿を現すとき、彼らは自身にニクスを満たして現れる。そのためその姿形の影がかかる部分には、彼らが陽光と夜の世界をまたぐ事を示すように夜空が写る。またテーロスの定命の者が眠り夢を見るとき、それは「ニクスを訪れている」のだと言われており、その夢もまた神々からの贈り物のひとつだと考えられている。 |
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| + | ==地理・文明== | ||
| + | テーロスの[[人間]]達は一部の集落を除けば次の3つの城塞都市のいずれかに属している。 | ||
*'''メレティス'''/''Meletis'' - 学術、魔法、発展の都市。the Silen seaに面し、草原の台地とthe River Kheirの支流に囲まれている。 | *'''メレティス'''/''Meletis'' - 学術、魔法、発展の都市。the Silen seaに面し、草原の台地とthe River Kheirの支流に囲まれている。 | ||
*'''アクロス'''/''Akros'' - 山脈に囲まれた城塞都市。市民の多くは同時に兵士でもあり、行商からの略奪や侵略者の撃退など任務を負って土地を巡回している。 | *'''アクロス'''/''Akros'' - 山脈に囲まれた城塞都市。市民の多くは同時に兵士でもあり、行商からの略奪や侵略者の撃退など任務を負って土地を巡回している。 | ||
*'''セテッサ'''/''Setessa'' - ニストスの森/the Nistos Forestに接し、ケイラメトラの寺院を中心に年輪のように広がる城塞都市。女性中心の社会を築いている。 | *'''セテッサ'''/''Setessa'' - ニストスの森/the Nistos Forestに接し、ケイラメトラの寺院を中心に年輪のように広がる城塞都市。女性中心の社会を築いている。 | ||
| + | これらの城郭の外に出れば、人知の及ばぬ広大な自然が広がっており、[[ハイドラ]]や[[サテュロス]]などの怪物たちが闊歩している。 | ||
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| + | この世界の人々は未だ鉄器を発明しておらず、また狩猟が主であり農耕技術の発展に遅れが見られる。そのため現実の歴史学の観点から言えば未開な文明と言えるが、しかし神々の加護のおかげか、精神面や政治面の文化はそれに比して高度な発達を見せている。 | ||
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| + | *現実のギリシャ史におけるポリス社会がモチーフと思われる。現実ではポリスが形成されたのは鉄器文明期であることから、現実に比べて、技術文明より社会文明の発達が著しいことがわかる。 | ||
==キャラクター== | ==キャラクター== | ||
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**'''タッサ'''/''Thassa'' - 海の神。 | **'''タッサ'''/''Thassa'' - 海の神。 | ||
| − | *''Agnomakhos'' - かつてメレティスを支配していたアルコン。 | + | *定命の者たち |
| − | *'''アナックス'''/''Anax'' - アクロスの王。非の打ち所の無い指導者としてアクロスの民に受け入れられている。 | + | **''Agnomakhos'' - かつてメレティスを支配していたアルコン。 |
| − | *''Anthousa'' - セテッサの監視塔の1つLeina Towerのリーダー。ケイラメトラの評議会を率い、セテッサの実質的指導者である。 | + | **'''アナックス'''/''Anax'' - アクロスの王。非の打ち所の無い指導者としてアクロスの民に受け入れられている。 |
| − | *''Arissa'' - アクロスの英雄。槍投げの達人。 | + | **''Anthousa'' - セテッサの監視塔の1つLeina Towerのリーダー。ケイラメトラの評議会を率い、セテッサの実質的指導者である。 |
| − | *'''サイミーディ'''/''Cymede'' - アクロスの女王。有能な戦士と同時に予見者として王を補佐する。 | + | **''Arissa'' - アクロスの英雄。槍投げの達人。 |
| − | *''Hypatia'' - メレティスの戦士。ペガサスと特別の絆を持ち共に戦う。 | + | **'''サイミーディ'''/''Cymede'' - アクロスの女王。有能な戦士と同時に予見者として王を補佐する。 |
| − | *''Lanathos'' - アクロスのレスラー。闘技場の戦士を残らず破ったあと、野生の雄牛に挑み一日掛かりで倒した。 | + | **''Hypatia'' - メレティスの戦士。ペガサスと特別の絆を持ち共に戦う。 |
| − | *''Medomai'' - 時折メレティスに現れ予言を授けるスフィンクス。 | + | **''Lanathos'' - アクロスのレスラー。闘技場の戦士を残らず破ったあと、野生の雄牛に挑み一日掛かりで倒した。 |
| − | *''Niketa'' - セテッサの監視塔の1つBassara Towerのリーダー。セテッサに最も長く貢献している50歳の戦士。 | + | **''Medomai'' - 時折メレティスに現れ予言を授けるスフィンクス。 |
| − | *''Nymosyne'' - サテッサ出身のアクロスのPankration(ボクシングとレスリングを組み合わせたもの)競技者。闘技場を襲ったサイクロプスに1人で挑み、瞬く間に首の骨を折ったという。 | + | **''Niketa'' - セテッサの監視塔の1つBassara Towerのリーダー。セテッサに最も長く貢献している50歳の戦士。 |
| − | *''Perisophia'' - メレティスの哲学者達を束ねる賢人。 | + | **''Nymosyne'' - サテッサ出身のアクロスのPankration(ボクシングとレスリングを組み合わせたもの)競技者。闘技場を襲ったサイクロプスに1人で挑み、瞬く間に首の骨を折ったという。 |
| − | *'' Phaedra'' - セテッサの監視塔の1つHyrax Towerのリーダー。若干19歳だがその戦闘技術は彼女を指導者の地位に付かせた。 | + | **''Perisophia'' - メレティスの哲学者達を束ねる賢人。 |
| − | *'''ポルクラノス'''/''Polukranos'' - ハイドラの怪物。 | + | **'' Phaedra'' - セテッサの監視塔の1つHyrax Towerのリーダー。若干19歳だがその戦闘技術は彼女を指導者の地位に付かせた。 |
| − | *'''テオフィラ'''/''Theophila'' - ナイレアの友であるニンフ。 | + | **'''ポルクラノス'''/''Polukranos'' - ハイドラの怪物。 |
| − | *''Thrasios'' - タッサに祝福を与えられていると云われるトリトンの戦士。 | + | **'''テオフィラ'''/''Theophila'' - ナイレアの友であるニンフ。 |
| − | *'''ゼナゴス'''/''Xenagoth'' | + | **''Thrasios'' - タッサに祝福を与えられていると云われるトリトンの戦士。 |
| + | **'''ゼナゴス'''/''Xenagoth'' | ||
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2013年9月2日 (月) 17:23時点における版
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テーロス/Therosは、多元宇宙/Multiverseに存在する次元/Planeのひとつ。テーロス・ブロックの舞台となった。
目次 |
世界観
ギリシャ神話をモチーフとした次元。「自然」や「概念」などの抽象的かつ強大な存在が具現化したような、エンチャント（魔力）でもクリーチャー（生物）でもある存在である神々/Godsが世を支配し、定命の者たちの信仰を集めている世界である。
テーロスにおいて、エンチャントとは「形を持った魔力」のことである。神々とその所有物や眷属の他にも、神々が魔力に独自の形を与えることで生まれるものもある。いずれにせよエンチャントは神の力の産物であるゆえ、定命の人々にとっては神々の恵みのひとつである。
この次元は、定命の者たちが暮らす陽光の世界/the sunlitと、神々の故郷たる夜の世界ニクス/Nyxとに分かれている。神々やそのしもべが人々の前に姿を現すとき、彼らは自身にニクスを満たして現れる。そのためその姿形の影がかかる部分には、彼らが陽光と夜の世界をまたぐ事を示すように夜空が写る。またテーロスの定命の者が眠り夢を見るとき、それは「ニクスを訪れている」のだと言われており、その夢もまた神々からの贈り物のひとつだと考えられている。
地理・文明
テーロスの人間達は一部の集落を除けば次の3つの城塞都市のいずれかに属している。
- メレティス/Meletis - 学術、魔法、発展の都市。the Silen seaに面し、草原の台地とthe River Kheirの支流に囲まれている。
- アクロス/Akros - 山脈に囲まれた城塞都市。市民の多くは同時に兵士でもあり、行商からの略奪や侵略者の撃退など任務を負って土地を巡回している。
- セテッサ/Setessa - ニストスの森/the Nistos Forestに接し、ケイラメトラの寺院を中心に年輪のように広がる城塞都市。女性中心の社会を築いている。
これらの城郭の外に出れば、人知の及ばぬ広大な自然が広がっており、ハイドラやサテュロスなどの怪物たちが闊歩している。
この世界の人々は未だ鉄器を発明しておらず、また狩猟が主であり農耕技術の発展に遅れが見られる。そのため現実の歴史学の観点から言えば未開な文明と言えるが、しかし神々の加護のおかげか、精神面や政治面の文化はそれに比して高度な発達を見せている。
- 現実のギリシャ史におけるポリス社会がモチーフと思われる。現実ではポリスが形成されたのは鉄器文明期であることから、現実に比べて、技術文明より社会文明の発達が著しいことがわかる。
キャラクター
- 神
- Ephara - メレティスをAgnomakhosの圧制から解放するため、人間に力を貸したと云われる神。
- エレボス/Elebos - 死の国の神。
- ヘリオッド/Heliod - 神々達の長である太陽神。
- Iroas - Mogisとは双子の戦いの神。
- ケイラメトラ/Karametra - 暖炉の神。ナイレアと不穏な関係にある。
- Keranos - 嵐の神。
- Mogis - Iroasとは双子の戦いの神。
- ナイレア/Nylea - 狩猟の神。
- Pharika
- パーフォロス/Purphoros - 鍛冶の神。
- タッサ/Thassa - 海の神。
- 定命の者たち
- Agnomakhos - かつてメレティスを支配していたアルコン。
- アナックス/Anax - アクロスの王。非の打ち所の無い指導者としてアクロスの民に受け入れられている。
- Anthousa - セテッサの監視塔の1つLeina Towerのリーダー。ケイラメトラの評議会を率い、セテッサの実質的指導者である。
- Arissa - アクロスの英雄。槍投げの達人。
- サイミーディ/Cymede - アクロスの女王。有能な戦士と同時に予見者として王を補佐する。
- Hypatia - メレティスの戦士。ペガサスと特別の絆を持ち共に戦う。
- Lanathos - アクロスのレスラー。闘技場の戦士を残らず破ったあと、野生の雄牛に挑み一日掛かりで倒した。
- Medomai - 時折メレティスに現れ予言を授けるスフィンクス。
- Niketa - セテッサの監視塔の1つBassara Towerのリーダー。セテッサに最も長く貢献している50歳の戦士。
- Nymosyne - サテッサ出身のアクロスのPankration(ボクシングとレスリングを組み合わせたもの)競技者。闘技場を襲ったサイクロプスに1人で挑み、瞬く間に首の骨を折ったという。
- Perisophia - メレティスの哲学者達を束ねる賢人。
- Phaedra - セテッサの監視塔の1つHyrax Towerのリーダー。若干19歳だがその戦闘技術は彼女を指導者の地位に付かせた。
- ポルクラノス/Polukranos - ハイドラの怪物。
- テオフィラ/Theophila - ナイレアの友であるニンフ。
- Thrasios - タッサに祝福を与えられていると云われるトリトンの戦士。
- ゼナゴス/Xenagoth
