パイルリー/Pyrulea
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四方八方に熱帯雨林が広がりを見せる次元。 | 四方八方に熱帯雨林が広がりを見せる次元。 | ||
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+ | *[[Mark Rosewater]]は、次元が自然と内向きの球体構造になることは考え難く、人工次元の一種なのではないかと考察している<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/choosing-your-battles-part-3 Choosing Your Battles, Part 3]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036874/ バトルを選べ その3]([[Making Magic]] [[2023年]]4月25日 Mark Rosewater著)</ref>。 | ||
===パイルリーの動植物=== | ===パイルリーの動植物=== | ||
− | + | 千年樹(Millennial Trees)は熱帯雨林を形成し、網状になったつる植物と苔を何百フィート(1フィート=約30cm)も下の湿った下生えまで垂らしている。[[地平線の梢/Horizon Canopy]]と[[Horizon Boughs (次元カード)|Horizon Boughs]]の{{Gatherer|id=145430}}を見ると、人間数人が乗ってもまだまだ余裕があるほど巨大な葉が描かれている。 | |
パイルリーのラン(Pyrulean Orchid)は、森林の地面に自生するパイルリー産のランの花。花びらは人間の手ほどの大きさがあり、色はピンクで縁側は茶色。[[ドミナリア/Dominaria]]のどこにも生えていない。 | パイルリーのラン(Pyrulean Orchid)は、森林の地面に自生するパイルリー産のランの花。花びらは人間の手ほどの大きさがあり、色はピンクで縁側は茶色。[[ドミナリア/Dominaria]]のどこにも生えていない。 | ||
− | パイルリー人(Pyruleans)は、[[ダヴェッド/Dyfed]]によると知的生物とされるが実際には小説に登場していない。 | + | パイルリー人(Pyruleans)は、[[ダヴェッド/Dyfed]]によると知的生物とされるが実際には小説に登場していない。[[パイルリーへの侵攻/Invasion of Pyrulea]]の{{Gatherer|id=608993}}では巨大な飛行生物に騎乗し、槍で武装した姿が見られる。服は植物でできているように見受けられる。 |
− | + | 板岩角/Slabhornという大きな角を持つ[[ビースト|獣]]が棲息している({{Gatherer|id=608993}})。その力は[[次元壊し/Realmbreaker]]の枝を容易くへし折るほど強い。 | |
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===登場作品・登場記事=== | ===登場作品・登場記事=== | ||
*[[The Thran]](小説) | *[[The Thran]](小説) | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[[次元/Plane]] | *[[次元/Plane]] | ||
*[[次元一覧]] | *[[次元一覧]] |
2023年5月1日 (月) 01:01時点における最新版
パイルリー/Pyruleaは小説The Thranに登場した次元/Plane。次元カードのHorizon Boughsの次元タイプでカードに名称が初登場するが、それに先立つ未来予知では土地カードの地平線の梢/Horizon Canopyとして、この次元の地勢が描かれている。
目次 |
[編集] 解説
四方八方に熱帯雨林が広がりを見せる次元。
球体状の次元だが普通の惑星型次元と異なって、球体の外壁でなく内壁が動植物が生息する地面となっている。空洞である球体の内側は青空が天高く広がり、球体世界の中心には太陽が変わることなくさんさんと輝いている。地上から四方を見渡すと、地平線は上に向かって湾曲し地面が壁を成しており、空を見上げるとうっすらと向こう側の地面が見える。
- Mark Rosewaterは、次元が自然と内向きの球体構造になることは考え難く、人工次元の一種なのではないかと考察している[1]。
[編集] パイルリーの動植物
千年樹(Millennial Trees)は熱帯雨林を形成し、網状になったつる植物と苔を何百フィート(1フィート=約30cm)も下の湿った下生えまで垂らしている。地平線の梢/Horizon CanopyとHorizon Boughsのイラストを見ると、人間数人が乗ってもまだまだ余裕があるほど巨大な葉が描かれている。
パイルリーのラン(Pyrulean Orchid)は、森林の地面に自生するパイルリー産のランの花。花びらは人間の手ほどの大きさがあり、色はピンクで縁側は茶色。ドミナリア/Dominariaのどこにも生えていない。
パイルリー人(Pyruleans)は、ダヴェッド/Dyfedによると知的生物とされるが実際には小説に登場していない。パイルリーへの侵攻/Invasion of Pyruleaのイラストでは巨大な飛行生物に騎乗し、槍で武装した姿が見られる。服は植物でできているように見受けられる。
板岩角/Slabhornという大きな角を持つ獣が棲息している(イラスト)。その力は次元壊し/Realmbreakerの枝を容易くへし折るほど強い。
その他、鳥が小説やカードのイラストに描かれている。
[編集] エピソード
スラン/Thran時代のドミナリア、プレインズウォーカー/Planeswalkerのダヴェッドがグレイシャン/Glacianを訪問する。天才グレイシャンの噂に興味をかき立てられたダヴェッドによる前触れなしの到来である。プレインズウォーカーでない定められた寿命の者にもかかわらず、グレイシャンのパワーストーン/Powerstoneや次元/Planeに関する理論は革新的であったためだ。
ダヴェッドはグレイシャンに多元宇宙/Multiverseや数多の次元を実際に旅行し体験させたいが、病床のグレイシャンには到底無理に思えた。するとグレイシャンの部屋にヨーグモス/Yawgmothが割って入ってくる。安全管理の名目で病室を監視していた彼はダヴェッドをペテン師扱いして挑発的な言葉を投げかけ、それに応じてダヴェッドはヨーグモスを連れてパイルリーに次元を移動する。異世界をじかに目にしたヨーグモスはさすがにダヴェッドを信じざるを得なかった。
異世界パイルリーに興味津々のヨーグモスはプレインズウォークをした影響で吐き気に襲われる。ダヴェッドはプレインズウォーカーでない普通人には仕方のない反応と言う。「普通の人間」と告げられたヨーグモスだが「それでも私は…特別な人間だ(原文:I am not ... a normal human.)」と声を絞り出した。
[編集] 登場
[編集] 登場カード
[編集] 登場作品・登場記事
- The Thran(小説)
- The Known Mutliverse(Brady Dommermuthによる次元解説。2008/3/19)
[編集] 脚注
- ↑ Choosing Your Battles, Part 3/バトルを選べ その3(Making Magic 2023年4月25日 Mark Rosewater著)