アリーナドレイン
提供:MTG Wiki
細 |
|||
(6人の利用者による、間の10版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
− | '''アリーナドレイン''' (''Arena Drain'')[[ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena]]で[[手札]]を補充しつつ[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]する[[デッキ]]。[[インベイジョン・ブロック構築]]発祥のデッキであり、[[白黒コントロール|白黒]] | + | '''アリーナドレイン'''(''Arena Drain'')[[ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena]]で[[手札]]を補充しつつ[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]する[[デッキ]]。[[インベイジョン・ブロック構築]]発祥のデッキであり、[[白黒コントロール|白黒]]かそれに1[[色]]足した構成をとる。 |
[[ドレイン]][[呪文]]が、ファイレクシアの闘技場の[[ライフロス]]をカバーすると共に[[フィニッシャー]]を務める。 | [[ドレイン]][[呪文]]が、ファイレクシアの闘技場の[[ライフロス]]をカバーすると共に[[フィニッシャー]]を務める。 | ||
− | + | ==スタンダード== | |
+ | {{#card:Phyrexian Arena}} | ||
{{#card:Death Grasp}} | {{#card:Death Grasp}} | ||
− | [[強迫/Duress]]や[[ジェラードの評決/Gerrard's Verdict]]などの[[手札破壊]]と、[[名誉回復/Vindicate]]を筆頭とする[[パーマネント]] | + | [[強迫/Duress]]や[[ジェラードの評決/Gerrard's Verdict]]などの[[手札破壊]]と、[[名誉回復/Vindicate]]を筆頭とする[[パーマネント]][[破壊]]で[[戦場]]をコントロールし、[[マナ基盤]]が整ったら[[死のわしづかみ/Death Grasp]]で一気に[[ライフ]]を奪い取る。その一連の流れは、[[テンペスト・ブロック]]+[[ウルザ・ブロック]]期の[[ネクロディスク#テンペスト・ブロック+ウルザ・ブロック期|ネクロディスク]]を彷彿とさせるものがある。[[クリーチャー]]は、[[幽体オオヤマネコ/Spectral Lynx]]や[[ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager]]が採用されることが多い。 |
− | また、[[オデッセイ・ブロック]]時代の[[黒コントロール|黒コントロール]]もこれとほぼ同様のコンセプトで組まれる。 | + | また、[[オデッセイ・ブロック]]時代の[[黒コントロール#オデッセイ・ブロック期|黒コントロール]]もこれとほぼ同様のコンセプトで組まれる。 |
[[手札破壊]]により相手の行動は制限できるものの、[[ソーサリー]]中心の構成になりやすいため相手の[[ターン]]に相手を妨害する手段に乏しい。 | [[手札破壊]]により相手の行動は制限できるものの、[[ソーサリー]]中心の構成になりやすいため相手の[[ターン]]に相手を妨害する手段に乏しい。 | ||
− | ==サンプルレシピ== | + | ===サンプルレシピ=== |
*備考 | *備考 | ||
− | **[[アマチュア選手権01]] | + | **[[アマチュア選手権01]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/sideboard/article.asp?x=AMCHAMP01\850top8decks 参考]) |
**使用者:[[Daniel Rodemann]] | **使用者:[[Daniel Rodemann]] | ||
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
22行: | 23行: | ||
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;" | {| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;" | ||
|- | |- | ||
− | + | !colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60) | |
|- | |- | ||
− | !colspan="2" style="background | + | !colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (4) |
− | + | ||
− | + | ||
|- | |- | ||
|3||[[冥界のスピリット/Nether Spirit]] | |3||[[冥界のスピリット/Nether Spirit]] | ||
32行: | 31行: | ||
|1||[[荒廃の天使/Desolation Angel]] | |1||[[荒廃の天使/Desolation Angel]] | ||
|- | |- | ||
− | !colspan="2" style="background:#eeddff"| | + | !colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (32) |
|- | |- | ||
|4||[[ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena]] | |4||[[ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena]] | ||
52行: | 51行: | ||
|2||[[解呪/Disenchant]] | |2||[[解呪/Disenchant]] | ||
|- | |- | ||
− | !colspan="2" style="background:#ddffee"| | + | !colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (24) |
|- | |- | ||
|10||[[平地/Plains]] | |10||[[平地/Plains]] | ||
60行: | 59行: | ||
|4||[[コイロスの洞窟/Caves of Koilos]] | |4||[[コイロスの洞窟/Caves of Koilos]] | ||
|- | |- | ||
− | !colspan="2" style="background:#ddeeff"| | + | !colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード |
|- | |- | ||
|2||[[十二足獣/Dodecapod]] | |2||[[十二足獣/Dodecapod]] | ||
77行: | 76行: | ||
|} | |} | ||
− | + | ==エクステンデッド (ミラディン期)== | |
+ | 上位入賞は少ないものの、海外を中心にトーナメントに度々姿を現している。このデッキだけを使い続ける愛好者も少なくないようだ。 | ||
+ | |||
+ | [[スタンダード]]期に比べ、[[ドローエンジン]]が「[[ライフ]]を[[得る]][[カード]]」と「(主にライフを犠牲に)[[アドバンテージ]]を得るカード」に二極化されている。 | ||
+ | |||
+ | {{#card:Dark Confidant}} | ||
+ | {{#card:Martyr of Sands}} | ||
+ | {{#card:Death Denied}} | ||
+ | |||
+ | [[砂の殉教者/Martyr of Sands]]のような軽量かつ大量に[[回復]]できるカードが多いため、[[バーン]]や[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]には基本的に有利。また、ファイレクシアの闘技場のほか[[闇の腹心/Dark Confidant]]、[[苦花/Bitterblossom]]、[[死の否定/Death Denied]]という大量のアドバンテージカードや、[[手札破壊]]により[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]相手の相性も悪くない。反面[[コンボデッキ]]には、[[手札破壊]]がよほど刺さらない限り苦しい戦いを強いられることになる。 | ||
+ | |||
+ | また攻め筋が細いのも弱点であり、上記ドローカード群により、ライフではなく[[ライブラリー]]が尽きてしまうシーンも散見される。同時に重要な問題として、[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]が苦手。 | ||
+ | |||
+ | [[悪斬の天使/Baneslayer Angel]]を得てからは、その問題はやや緩和された。 | ||
+ | |||
+ | *後半[[土地]]が余るため、[[カラスの罪/Raven's Crime]]を初め[[回顧]]呪文が組み込まれる。 | ||
+ | *マナや手札が余り始めると、[[シルバーバレット]]からの[[無残な収穫/Grim Harvest]]や[[安らぎ/Peace of Mind]]などで無尽蔵にライフを得られる。そのため、ライフを攻めるデッキに後半ひっくり返されることはほとんどない。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[白黒コントロール]] | *[[白黒コントロール]] | ||
*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] | ||
+ | |||
+ | [[Category:白黒デッキ|ありいなとれいん]] | ||
+ | [[Category:コントロールデッキ|ありいなとれいん]] | ||
+ | [[Category:白黒コントロールデッキ|ありいなとれいん]] | ||
+ | [[Category:インベイジョン・ブロック構築デッキ|ありいなとれいん]] | ||
+ | [[Category:インベイジョン・ブロックを含むスタンダードデッキ|ありいなとれいん]] | ||
+ | [[Category:ミラディン期のエクステンデッドデッキ|ありいなとれいん]] |
2013年3月26日 (火) 19:34時点における最新版
アリーナドレイン(Arena Drain)ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arenaで手札を補充しつつコントロールするデッキ。インベイジョン・ブロック構築発祥のデッキであり、白黒かそれに1色足した構成をとる。
ドレイン呪文が、ファイレクシアの闘技場のライフロスをカバーすると共にフィニッシャーを務める。
目次 |
[編集] スタンダード
ソーサリー
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。死のわしづかみは、それにX点のダメージを与える。あなたはX点のライフを得る。
強迫/Duressやジェラードの評決/Gerrard's Verdictなどの手札破壊と、名誉回復/Vindicateを筆頭とするパーマネント破壊で戦場をコントロールし、マナ基盤が整ったら死のわしづかみ/Death Graspで一気にライフを奪い取る。その一連の流れは、テンペスト・ブロック+ウルザ・ブロック期のネクロディスクを彷彿とさせるものがある。クリーチャーは、幽体オオヤマネコ/Spectral Lynxやファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Ragerが採用されることが多い。
また、オデッセイ・ブロック時代の黒コントロールもこれとほぼ同様のコンセプトで組まれる。
手札破壊により相手の行動は制限できるものの、ソーサリー中心の構成になりやすいため相手のターンに相手を妨害する手段に乏しい。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- アマチュア選手権01 ベスト8 (参考)
- 使用者:Daniel Rodemann
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (4) | |
3 | 冥界のスピリット/Nether Spirit |
1 | 荒廃の天使/Desolation Angel |
呪文 (32) | |
4 | ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena |
4 | 神の怒り/Wrath of God |
4 | 名誉回復/Vindicate |
4 | ジェラードの評決/Gerrard's Verdict |
4 | 死のわしづかみ/Death Grasp |
3 | キマイラ像/Chimeric Idol |
4 | 強迫/Duress |
3 | 暗黒の儀式/Dark Ritual |
2 | 解呪/Disenchant |
土地 (24) | |
10 | 平地/Plains |
10 | 沼/Swamp |
4 | コイロスの洞窟/Caves of Koilos |
サイドボード | |
2 | 十二足獣/Dodecapod |
1 | 解呪/Disenchant |
2 | サーボの網/Tsabo's Web |
2 | 象牙の仮面/Ivory Mask |
3 | サーボの命令/Tsabo's Decree |
3 | 迫害/Persecute |
2 | 物語の円/Story Circle |
[編集] エクステンデッド (ミラディン期)
上位入賞は少ないものの、海外を中心にトーナメントに度々姿を現している。このデッキだけを使い続ける愛好者も少なくないようだ。
スタンダード期に比べ、ドローエンジンが「ライフを得るカード」と「(主にライフを犠牲に)アドバンテージを得るカード」に二極化されている。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上のカードを1枚公開し、そのカードをあなたの手札に加える。あなたは、そのマナ総量に等しい点数のライフを失う。
2/1クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
(1),あなたの手札から白のカードをX枚公開する,砂の殉教者を生け贄に捧げる:あなたはXの3倍のライフを得る。
1/1砂の殉教者/Martyr of Sandsのような軽量かつ大量に回復できるカードが多いため、バーンやビートダウンには基本的に有利。また、ファイレクシアの闘技場のほか闇の腹心/Dark Confidant、苦花/Bitterblossom、死の否定/Death Deniedという大量のアドバンテージカードや、手札破壊によりコントロールデッキ相手の相性も悪くない。反面コンボデッキには、手札破壊がよほど刺さらない限り苦しい戦いを強いられることになる。
また攻め筋が細いのも弱点であり、上記ドローカード群により、ライフではなくライブラリーが尽きてしまうシーンも散見される。同時に重要な問題として、プレインズウォーカーが苦手。
悪斬の天使/Baneslayer Angelを得てからは、その問題はやや緩和された。
- 後半土地が余るため、カラスの罪/Raven's Crimeを初め回顧呪文が組み込まれる。
- マナや手札が余り始めると、シルバーバレットからの無残な収穫/Grim Harvestや安らぎ/Peace of Mindなどで無尽蔵にライフを得られる。そのため、ライフを攻めるデッキに後半ひっくり返されることはほとんどない。