ラニ/The Rani
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+ | タイムロードの女性科学者。 | ||
+ | "The Mark of the Rani"で初登場。"Time and the Rani"と30周年スペシャル"Dimensions in Time"の3話のみ登場する。 | ||
+ | 科学に憑りつかれた科学者で、実験の目的達成のためにはすべての倫理観が捨て置かれるタイプ。不干渉主義のタイムロードの理念とは真反対の低いモラルを持ち、他者の未来や過去に平気で干渉するため、敵対的なタイムロードである「'''反逆のタイムロード'''」にあたる。反逆のタイムロード自体は初代ドクターの頃から登場していたが、女性はラニが初めて。 | ||
+ | キャラクターデザインとしては純然たる悪の科学者で、マスターとは違う「好奇心に狂った科学者」としての、ドクターとは反対の存在として描かれた。タイムロードであるため当然ターディスを所持しており、ドクターと違ってカメレオン回路が壊れていないため、周囲に偽装することが出来る。 | ||
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+ | 19世紀初頭の鉱山都市キリングワースで、労働者が凶暴化して手あたり次第に人を襲っている。彼らの首にはいつつけられたのか分からない、赤い円形の印があった。 | ||
+ | 首謀者は銭湯を経営する老婆に化けたラニであり、麻酔を使って眠らせた労働者から脳液を抜き取り、自分の惑星で使うための睡眠安定薬を作っていた。結果的に労働者たちは不眠症になり、使用者に対して反乱を起こしていたのである。ちなみに自身の惑星が不眠に陥った原因は、'''ラニの別な実験のせいである'''。 | ||
+ | このエピソードを前提とすると、「ラニの印」というエンチャントは手術痕であるため、「ラニの痕跡」や「ラニによる傷跡」のような訳がより適正だと思われる。(作中でも赤い丸のペイントでしか表現されていないため、イラストを見ただけで翻訳した可能性がある) | ||
+ | この動きに気づいたマスターは早くにこの地域から産業革命を起こし、ラニと協力して地球を自身の産業基地にしようとたくらむ。しかし[[6代目ドクター/The Sixth Doctor]]とペリによる妨害で両者は破れ去る。 | ||
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+ | "The time and the Rani"では冒頭でいきなりターディスを追撃し、6代目ドクターを[[7代目ドクター/The Seventh Doctor]]に再生させるほどの致命傷を負わせる。ただし、どのような経緯で襲ったのかは不明である。(相次ぐ視聴者数低下のため、BBCが6代目ドクターを降板させたため、かなり強引な展開になった) | ||
+ | 7代目ドクターとコンパニオンのメル・ブッシュは昏倒するなか、ラニはドクターを自分のラボに拉致し、過去から集めた人類の偉人たちの英知を使ってある計画を立てる。そして自身はメルに変装し、再生直後の錯乱で正確な判断ができないドクターを操ろうと企む。しかし機転を利かせたメルが現地のエイリアンと協力してドクターを正気に戻し、ラニのたくらみを挫く。ラニはターディスで逃げようとするが、現地のエイリアンたちによって捕虜となった。その後の具体的な状況は明らかではない。 | ||
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+ | 30周年スペシャルではターディスを駆使し、すべての時代のすべてのドクターを拘束して時空に閉じ込めるようとする。初代ドクターと2代目ドクターはすでにとらえられ(俳優が既に逝去していたため出演できなかった)、危険を察知した4代目ドクターが過去未来における各コンパニオンとドクターを呼び集め、時空を股にかけた戦いを行った。30周年スペシャルは[[Wikipedia:イーストエンダーズ|イーストエンダーズ]]と不自然なコラボをしたり、予算がない中チャリティ番組だったので俳優はやたら豪華で対するラニは不釣り合いだったりと、ファンの間では諸々不評ではあったものの、ラニの存在感や俳優の演技は一定数評価された。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:ドクター・フー統率者デッキ]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:ドクター・フー統率者デッキ]] - [[レア]] |
2024年5月14日 (火) 20:26時点における最新版
伝説のクリーチャー — タイム(Time) ロード(Lord) 科学者(Scientist)
ラニが戦場に出るか攻撃するたび、これでないクリーチャー1体を対象とする。《ラニの印/Mark of the Rani》という名前を持つ赤のオーラ(Aura)・エンチャント・トークン1つをそれについた状態で生成する。そのトークンはエンチャント(クリーチャー)と「エンチャントしているクリーチャーは+2/+2の修整を受け、使嗾される。」を持つ。
使嗾されているクリーチャー1体が対戦相手1人に戦闘ダメージを与えるたび、調査を行う。
WHISPERのテキストには誤りがあります。「タイム・ロード」は「タイムロード」と読み替えてください。
推進力のような使嗾つき強化オーラをばらまく伝説のタイムロード・科学者。使嗾されたクリーチャーのサボタージュ能力で調査する。
+2/+2修整が入るので、元のサイズが小さいクリーチャーを使嗾しても他プレイヤーに被害を与えやすい。また、自分のクリーチャーにつけることで噛み傷への興奮/Furor of the Bitten感覚の強化手段として使用することもできる。ラニ自身のサイズはそこまで大きくなく「ラニの印」もつけられないので、攻撃で誘発させるには返り討ちのリスクが伴うが、使嗾によりブロッカーをどかせる点である程度は補われている。
調査能力も使嗾を中心としたデッキでは便利であり、使嗾カードに消費した分のリソースを取り戻してくれる。使嗾されたクリーチャーであれば誰のコントロール下であるかは問わないので、ラニの印で強化した自軍クリーチャーでも誘発できる。また、Lucas, the Sharpshooterや実業的な回収者、ファリド/Farid, Enterprising Salvagerといったアーティファクトの生け贄で使嗾を行えるカードとの相性も良好。
[編集] ストーリー
タイムロードの女性科学者。 "The Mark of the Rani"で初登場。"Time and the Rani"と30周年スペシャル"Dimensions in Time"の3話のみ登場する。 科学に憑りつかれた科学者で、実験の目的達成のためにはすべての倫理観が捨て置かれるタイプ。不干渉主義のタイムロードの理念とは真反対の低いモラルを持ち、他者の未来や過去に平気で干渉するため、敵対的なタイムロードである「反逆のタイムロード」にあたる。反逆のタイムロード自体は初代ドクターの頃から登場していたが、女性はラニが初めて。 キャラクターデザインとしては純然たる悪の科学者で、マスターとは違う「好奇心に狂った科学者」としての、ドクターとは反対の存在として描かれた。タイムロードであるため当然ターディスを所持しており、ドクターと違ってカメレオン回路が壊れていないため、周囲に偽装することが出来る。
19世紀初頭の鉱山都市キリングワースで、労働者が凶暴化して手あたり次第に人を襲っている。彼らの首にはいつつけられたのか分からない、赤い円形の印があった。 首謀者は銭湯を経営する老婆に化けたラニであり、麻酔を使って眠らせた労働者から脳液を抜き取り、自分の惑星で使うための睡眠安定薬を作っていた。結果的に労働者たちは不眠症になり、使用者に対して反乱を起こしていたのである。ちなみに自身の惑星が不眠に陥った原因は、ラニの別な実験のせいである。 このエピソードを前提とすると、「ラニの印」というエンチャントは手術痕であるため、「ラニの痕跡」や「ラニによる傷跡」のような訳がより適正だと思われる。(作中でも赤い丸のペイントでしか表現されていないため、イラストを見ただけで翻訳した可能性がある) この動きに気づいたマスターは早くにこの地域から産業革命を起こし、ラニと協力して地球を自身の産業基地にしようとたくらむ。しかし6代目ドクター/The Sixth Doctorとペリによる妨害で両者は破れ去る。
"The time and the Rani"では冒頭でいきなりターディスを追撃し、6代目ドクターを7代目ドクター/The Seventh Doctorに再生させるほどの致命傷を負わせる。ただし、どのような経緯で襲ったのかは不明である。(相次ぐ視聴者数低下のため、BBCが6代目ドクターを降板させたため、かなり強引な展開になった) 7代目ドクターとコンパニオンのメル・ブッシュは昏倒するなか、ラニはドクターを自分のラボに拉致し、過去から集めた人類の偉人たちの英知を使ってある計画を立てる。そして自身はメルに変装し、再生直後の錯乱で正確な判断ができないドクターを操ろうと企む。しかし機転を利かせたメルが現地のエイリアンと協力してドクターを正気に戻し、ラニのたくらみを挫く。ラニはターディスで逃げようとするが、現地のエイリアンたちによって捕虜となった。その後の具体的な状況は明らかではない。
30周年スペシャルではターディスを駆使し、すべての時代のすべてのドクターを拘束して時空に閉じ込めるようとする。初代ドクターと2代目ドクターはすでにとらえられ(俳優が既に逝去していたため出演できなかった)、危険を察知した4代目ドクターが過去未来における各コンパニオンとドクターを呼び集め、時空を股にかけた戦いを行った。30周年スペシャルはイーストエンダーズと不自然なコラボをしたり、予算がない中チャリティ番組だったので俳優はやたら豪華で対するラニは不釣り合いだったりと、ファンの間では諸々不評ではあったものの、ラニの存在感や俳優の演技は一定数評価された。