グリッサ・サンスレイヤー/Glissa Sunslayer
提供:MTG Wiki
(7人の利用者による、間の10版が非表示) | |||
3行: | 3行: | ||
[[ミラディン・ブロック]]の主人公、[[グリッサ/Glissa]]が再登場。[[裏切り者グリッサ/Glissa, the Traitor]]と同じく[[伝説の]][[ファイレクシアン]]・[[ゾンビ]]・[[エルフ]]。 | [[ミラディン・ブロック]]の主人公、[[グリッサ/Glissa]]が再登場。[[裏切り者グリッサ/Glissa, the Traitor]]と同じく[[伝説の]][[ファイレクシアン]]・[[ゾンビ]]・[[エルフ]]。 | ||
− | [[先制攻撃]]と[[接死]] | + | [[先制攻撃]]と[[接死]]を合わせ持つため、[[戦闘]]では極めて強い。[[ブロック]]で処理しようとすれば、先制攻撃・[[二段攻撃]]や[[破壊不能]]を持つ[[クリーチャー]]がいない限りは4体以上でブロックする必要があり、そのうち3体は倒されてしまう。[[打点]]も3と決して無視できない数値。 |
− | + | さらに[[サボタージュ能力]]で、[[ライフ]]と引き換えにした[[引く|ドロー]]、[[エンチャント]]の[[除去]]、[[カウンター (目印)|カウンター]]の除去という3つの[[モード]]から1つを選択して使用することができる。これの存在により、[[能力]]の[[誘発]]か[[クリーチャー]]を犠牲にするかの選択を強要できる。 | |
− | + | 最も汎用性が高いのはドロー能力で、これを選ぶことが一番多いだろう。エンチャントの破壊は[[婚礼の発表/Wedding Announcement]]や[[鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker]]等、多くの強力なエンチャントが存在する登場時のスタンダード環境とマッチしている。カウンターを除去する効果は相手の[[プレインズウォーカー]]やカウンターを利用するクリーチャー([[ハイドラ]]など)を除去したり、自分の[[バトル]]を変身させたりするのに利用できる。[[キーワード能力]]と合わせて、幅広い[[パーマネント]]を単独で対策できるのはこのカード最大の強みといえるだろう。 | |
+ | |||
+ | 豊富な[[タイプ的]]シナジーを受けることができる点も見逃せない。威迫を付与する[[生体融合の解体者/Grafted Butcher]]は特に相性がいい。さらに[[緑]]由来のクリーチャー強化も受けられるので、[[無鉄砲/Audacity]]で[[トランプル]]を付与する等の工夫をすればさらに凶悪な性能を発揮できる。 | ||
+ | |||
+ | [[呪文]]に対する[[除去耐性]]を備えていないのは数少ない弱点。[[タフネス]]が3とさほど高くないため[[火力]]でも焼かれやすい。このカードのドローで緑の除去対策カードを引き込んで対策しよう。 | ||
+ | |||
+ | 登場時の[[スタンダード]]では[[黒赤緑ビートダウン#イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期|ジャンド・ミッドレンジ]]の地位を向上させた他、アブザン・レジェンズと呼ばれる[[白黒緑]]の[[伝説]]中心のデッキで使用例がある。単独での性能は非常に高いものの、環境に単体軽量除去が豊富である点は逆風で、そうした除去が主体の[[青黒赤ビートダウン#イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期|グリクシス・ミッドレンジ]]に押され数を減らしていった。[[エルドレインの森]]参入後のスタンダードでは、新たに成立した[[黒緑ビートダウン#イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期|ゴルガリ・ミッドレンジ]]に居場所を見つけている。 | ||
+ | |||
+ | [[リミテッド]]では文句なしのボムレア。緑を含むので、このカードのために[[黒]]をタッチしてもデッキを歪ませづらい点も強い。 | ||
*[[カード名]]は初登場の際の名前である[[グリッサ・サンシーカー/Glissa Sunseeker]]を捻ったもの。 | *[[カード名]]は初登場の際の名前である[[グリッサ・サンシーカー/Glissa Sunseeker]]を捻ったもの。 |
2024年9月23日 (月) 03:14時点における最新版
伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ゾンビ(Zombie) エルフ(Elf)
先制攻撃、接死
グリッサ・サンスレイヤーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、以下から1つを選ぶ。
・あなたはカード1枚を引き、1点のライフを失う。
・エンチャント1つを対象とする。それを破壊する。
・パーマネント1つを対象とする。それの上からカウンター最大3個を取り除く。
ミラディン・ブロックの主人公、グリッサ/Glissaが再登場。裏切り者グリッサ/Glissa, the Traitorと同じく伝説のファイレクシアン・ゾンビ・エルフ。
先制攻撃と接死を合わせ持つため、戦闘では極めて強い。ブロックで処理しようとすれば、先制攻撃・二段攻撃や破壊不能を持つクリーチャーがいない限りは4体以上でブロックする必要があり、そのうち3体は倒されてしまう。打点も3と決して無視できない数値。
さらにサボタージュ能力で、ライフと引き換えにしたドロー、エンチャントの除去、カウンターの除去という3つのモードから1つを選択して使用することができる。これの存在により、能力の誘発かクリーチャーを犠牲にするかの選択を強要できる。
最も汎用性が高いのはドロー能力で、これを選ぶことが一番多いだろう。エンチャントの破壊は婚礼の発表/Wedding Announcementや鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker等、多くの強力なエンチャントが存在する登場時のスタンダード環境とマッチしている。カウンターを除去する効果は相手のプレインズウォーカーやカウンターを利用するクリーチャー(ハイドラなど)を除去したり、自分のバトルを変身させたりするのに利用できる。キーワード能力と合わせて、幅広いパーマネントを単独で対策できるのはこのカード最大の強みといえるだろう。
豊富なタイプ的シナジーを受けることができる点も見逃せない。威迫を付与する生体融合の解体者/Grafted Butcherは特に相性がいい。さらに緑由来のクリーチャー強化も受けられるので、無鉄砲/Audacityでトランプルを付与する等の工夫をすればさらに凶悪な性能を発揮できる。
呪文に対する除去耐性を備えていないのは数少ない弱点。タフネスが3とさほど高くないため火力でも焼かれやすい。このカードのドローで緑の除去対策カードを引き込んで対策しよう。
登場時のスタンダードではジャンド・ミッドレンジの地位を向上させた他、アブザン・レジェンズと呼ばれる白黒緑の伝説中心のデッキで使用例がある。単独での性能は非常に高いものの、環境に単体軽量除去が豊富である点は逆風で、そうした除去が主体のグリクシス・ミッドレンジに押され数を減らしていった。エルドレインの森参入後のスタンダードでは、新たに成立したゴルガリ・ミッドレンジに居場所を見つけている。
リミテッドでは文句なしのボムレア。緑を含むので、このカードのために黒をタッチしてもデッキを歪ませづらい点も強い。
- カード名は初登場の際の名前であるグリッサ・サンシーカー/Glissa Sunseekerを捻ったもの。
[編集] 関連カード
- グリッサ・サンシーカー/Glissa Sunseeker
- 裏切り者グリッサ/Glissa, the Traitor
- グリッサ・サンスレイヤー/Glissa Sunslayer
- 捕食の伝令、グリッサ/Glissa, Herald of Predation
[編集] サイクル
ファイレクシア:完全なる統一の2色の伝説のクリーチャーサイクル。稀少度はレア。
- 純潔の監視者、マルカトール/Malcator, Purity Overseer(白青)
- 刃砦の災厄、リーア・イヴォール/Ria Ivor, Bane of Bladehold(白黒)
- 死体傀儡、ヴェンセール/Venser, Corpse Puppet(青黒)
- 謎のゴライアス、オヴィカ/Ovika, Enigma Goliath(青赤)
- るつぼのゴライアス、ケテク/Kethek, Crucible Goliath(黒赤)
- グリッサ・サンスレイヤー/Glissa Sunslayer(黒緑)
- 迷宮壊し、ミグロズ/Migloz, Maze Crusher(赤緑)
- 最初の黄金守護、ジョー・カディーン/Jor Kadeen, First Goldwarden(赤白)
- 生ける治療、メリーラ/Melira, the Living Cure(緑白)
- 球層の追跡者、エズーリ/Ezuri, Stalker of Spheres(緑青)
[編集] ストーリー
詳細はグリッサ/Glissa参照。