ファイアソングとサンスピーカー/Firesong and Sunspeaker
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2023年4月6日 (木) 19:44時点における最新版
伝説のクリーチャー — ミノタウルス(Minotaur) クレリック(Cleric)
あなたがコントロールしていて赤でありインスタントかソーサリーである呪文は絆魂を持つ。
白でありインスタントかソーサリーである呪文によりあなたがライフを得るたび、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ファイアソングとサンスピーカーはそれに3点のダメージを与える。
赤いダメージ呪文にはライフ回復効果を、白いライフ回復呪文にはダメージ効果を付与する二人組の伝説のミノタウルス・クレリック。
インスタントやソーサリーに絆魂を与える能力は魂火の大導師/Soulfire Grand Master以来二枚目。基本的にはこちらの能力により、コントロール寄りのデッキが除去と同時にライフ・アドバンテージを得る手段として用いることになるだろう。魂火の大導師と比べると赤でないダメージ呪文が範囲外になった代わりにタフネスが6と高いため、特に全体火力によって大量のライフを得る動きをしやすくなっているのが強みか。ただし、これ自体は絆魂を持っていない。
白の呪文によりライフを得るたび火力を放てる方の能力も強力。ただしライフを得るだけのカードは基本的に単体で弱いため、こちらに頼ってデッキを組むとこれを引けない場合に悲惨なことになる。神聖な協力/Blessed Allianceなど単体で強力なカードを用いるか、原野の脈動/Pulse of the Fieldsや報酬獲得/Reaping the Rewards、生き残りの隠し場所/Survival Cacheなど1枚で複数回のライフを得られうるカードを用いるなどすれば有効。スタンダードでも一応鮮血の秘儀/Sanguine Sacramentなどがある。1つ目の能力と異なり、何点のライフを得ても火力の点数は3点固定であることに注意。
実質的に、治癒の軟膏/Healing Salveと稲妻/Lightning Boltがどちらも稲妻のらせん/Lightning Helixになるようなもの。赤白の多色火力ならどちらの能力も効果を発揮し相性が良い。登場時のスタンダードでは共存していなかったが、ラヴニカのギルドで轟音のクラリオン/Deafening Clarionや反応+反正/Response+Resurgenceなどが追加された。構築では自身の重さもあって活躍は厳しそうだが、ユニークな能力であるため統率者戦や新設フォーマットのブロールなどでファンデッキを組むには悪くない。
- ドミナリアより導入されたボックス購入特典プロモ限定カードであり、ブースターパックには封入されていない[1]。
- 英単語2つの組み合わせによる命名、民族衣装、武器の手斧など、どことなくアメリカ先住民を連想させる。
- ティボーとルミア/Tibor and Lumiaとはデザイン上の共通点が見られる。
[編集] ルール
- 呪文に絆魂を与える能力については魂火の大導師/Soulfire Grand Master#ルールを参照。
- 呪文によりあなたがライフを得るとは、その呪文のコストや効果によってあなたがライフを得ることを指示されるか、呪文のコストや効果が置換効果によって変更されて変更後のイベントがあなたがライフを得ることを含んでいたことである。呪文のコストや効果によって、あなたがコントロールしていて絆魂を持つ発生源にダメージを与えるように指示があった場合も、その呪文によりライフを得ることになる。
- 「何か1つにつき何点のライフ」のような形で得るライフの点数が指定された場合は、そのライフは単一のイベントとして得る。2つ目の能力は1回しか誘発しない。
- 白でありインスタントかソーサリーであるカードだが呪文ではないものによりあなたがライフを得た場合(たとえば、新たな信仰/Renewed Faithのサイクリング誘発型能力)には、2つ目の能力は誘発しない。
- 2つ目の能力ではプレインズウォーカーを対象に選べないことに注意。
- 1つ目の能力に釣られて見落としがちだが、2つ目の能力には「あなたがコントロールしている」呪文という条件が付いていない。他のプレイヤーがコントロールする白の呪文でライフを得た場合にも誘発する(尊い捧げ物/Benevolent Offering、焦熱の裁き/Fiery Justice等)。
[編集] ストーリー
ファイアソングとサンスピーカー/Firesong and Sunspeakerは、ハールーン・ミノタウルスの兄弟[2]である(イラスト)。
凍えるハールーン山脈において、ミノタウルスは「熱」を二つの形態で崇拝している。豊かではない地に恵みの祝福を与える”太陽”と、暗い洞窟生活を暖める”暖炉”である。彼ら兄弟はこの二つの伝統を結びつける紡ぎ手であり、彼らの歌う物語は戦いの腕前と同様の評判を得ていると言う。
- フレイバー・テキストはハールーン・ミノタウルス/Hurloon Minotaurのものから続いている。ファイレクシア/Phyrexiaのドミナリア侵略によりハールーン・ミノタウルスは大きく数を減らしたが、今もなお山や谷に賛歌が響き渡っていることを示している。またマナ総量とサイズもちょうどハールーン・ミノタウルス2体分になっている。
ハールーン山脈のミノタウルスは戦いを好むことで名高い。また、敵と友との隔てなく、死者への賛歌を捧げることでも知られている。この賛歌はときとして数日にわたり、もの悲しい低い声で山や谷を満たす。
ハールーンの峰々が静まることはない。(出典:ファイアソングとサンスピーカー/Firesong and Sunspeaker)
[編集] 脚注
- ↑ 『ドミナリア』ボックス先行リリースキャンペーンについてのお知らせ(News 2018年3月22日)
- ↑ キャラクター設定「ドミナリアの伝説たち」和訳版は「兄弟」だが原文は「siblings(男女の区別をつけない兄弟)」のため、いずれか一方あるいは両者が姉または妹である可能性がある