デビル
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2024年6月27日 (木) 06:56時点における最新版
デビル/Devilは、クリーチャー・タイプの1つ。
クリーチャー — デビル(Devil)
畏怖(このクリーチャーは、黒でもアーティファクトでもないクリーチャーによってはブロックされない。)
奇声の悪魔が戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とする。あなたは(X)を支払ってもよい。そうした場合、そのクリーチャーはターン終了時まで+X/+0の修整を受ける。
奇声の悪魔が戦場に出たとき、それを唱えるために(黒)が使われていないかぎり、それを生け贄に捧げる。
クリーチャー — デビル(Devil)
解鎖(あなたはこのクリーチャーを、+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出してもよい。これの上に+1/+1カウンターが置かれているかぎり、これではブロックできない。)
1/1伝説のクリーチャー — デビル(Devil)
対戦相手が各ターンで最初にカードを引くたび、それがそのプレイヤーのターンでない場合、あなたは「このクリーチャーが死亡したとき、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。これはそれに1点のダメージを与える。」を持つ赤の1/1のデビル(Devil)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
あなたがコントロールしているデビル1体以上がプレイヤーを攻撃するたび、あなたとそのプレイヤーは、それぞれカードを1枚引き、その後カードを1枚無作為に選んで捨てる。
初出はアラビアンナイトのStone-Throwing Devils。以降、他のデビルが現れることはなく、ほぼ絶滅に等しいと思われた。だが、10年以上の時を経てディセンションで奇声の悪魔/Squealing Devilが登場し、アラーラの断片でも災いの悪魔/Scourge Devilが登場した。その後イニストラード/Innistradを舞台としたイニストラード・ブロックおよびイニストラードを覆う影ブロックでは、ゴブリンに代わる赤の小型クリーチャーとして多数のデビルが登場した。それ以降もしばしば赤の小型~中型クリーチャーとして登場している。
ほぼすべてが赤かそれを含む多色。そのほとんどのはサイズは3/3以下であり、全体的に小型の種族である。
黒単色であるデビルはStone-Throwing Devils以来長らく存在していなかったが、フォーゴトン・レルム探訪およびその統率者デッキで2枚追加された。
タイプ的カードはデビル専用の混沌の乗り手、ザルゾス/Zurzoth, Chaos Riderのほか、デーモンと兼用で敵対するもの、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis, the Adversary、それに加えてインプとも兼用の名演撃、ラクドス/Rakdos, the Showstopper、さらに加えてティーフリングとも兼用の残酷な救済者、ラファエル/Raphael, Fiendish Saviorが存在する。
デビル・トークンを生成するカードは悪魔の遊び場/Devils' Playgroundや無頼な扇動者、ティボルト/Tibalt, Rakish Instigatorなど複数存在し、いずれも死亡時に任意の対象に1点ダメージを与える能力を持つ、赤単色の1/1トークンを生成する。(→トークン一覧)
伝説のデビルはジャンプスタート2022現在、10枚存在する(「伝説の(Legendary)・デビル(Devil)」でWHISPER検索)。
- デビルに変化するカードはラクドスの魔鍵/Rakdos Keyruneがある。
[編集] ストーリー
悪魔といえばデビル以外にもデーモン/Demonやインプ/Impが存在するが、これらの違いについては諸説ある。同一のものと見なされる場合も多く、マジックにおいても同列に扱われている例がある(→名演撃、ラクドス/Rakdos, the Showstopper)。煮えたぎりの小悪魔/Scalding Devilや地獄乗り/Hellriderなどのフレイバー・テキストが示すあたり、マジックの世界では、デビルは小型、デーモンは大型として扱われているようだ。
[編集] イニストラード
イニストラード/Innistradのデビルはしばしばデーモンの元で働くなど、デーモンとの関わりが強い。
Demons massacre. Devils annoy.
悪魔はおっかない。 小悪魔はうざったい。(出典:煮えたぎりの小悪魔(アヴァシンの帰還))
"Behind every devil's mayhem lurks a demon's scheme."― Rem Karolus, Blade of the Inquisitors
「小悪魔の面倒の影には、常に悪魔の計略がある。」― 審問官の刃、レム・カロラス(出典:地獄乗り(闇の隆盛))
イニストラード出身のティボルト/Tibaltは半人間・半デビルのプレインズウォーカー/Planeswalkerである。
[編集] ラヴニカ
ラヴニカ/Ravnicaのデビルはラクドス教団/The Cult of Rakdosに所属している。
デビルの性質はラヴニカとイニストラードでは、大きくは違わないようだ。
「あれはどこの所属かしら。元気のよさが気に入ったわ。」― ジュディス(出典:ティボルトの憤怒鬼(灯争大戦))
[編集] フォーゴトン・レルム
フォーゴトン・レルム/Forgotten Realmsを中心としたダンジョンズ&ドラゴンズの世界観では(一部の混同あるいは混血的存在を除いて)デヴィルとデーモンとは別個の種族として分けられている。「九層地獄」の異名を持つ次元界「バートル」に住まい、多元宇宙/Multiverseの秩序だった支配を求めている邪悪ながらも畏き姿の神々がデヴィル(悪魔)、混沌たる奈落の次元「アビス」に住まい、果てなき破壊と殺戮とを求める狂気じみた異形の存在がデーモン(魔鬼)であり、両者は下方諸次元界全域を戦場とした「流血戦争」をもって数千年もの長きに渡り殺し合いを続けている。両者およびその他下方次元界の存在をまとめた呼称は「フィーンド」(魔族)である。
[編集] 参考
- Sympathy for the Devils/デビルへの共感(Savor of Flavor 2012年2月15日 Doug Beyer著 若月繭子訳)
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