白金の天使/Platinum Angel

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(25人の利用者による、間の36版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Platinum Angel}}
 
{{#card:Platinum Angel}}
  
[[プレイヤー]]が[[ゲーム]]に敗北するというルールを破壊するとんでもない[[クリーチャー]]。とにかく負けない。だが負けたくても負けられないわけではなく、[[投了]]は可能であるし、当たり前だが[[トーナメント]]での[[ジャッジ]]の裁定には無力である。
+
[[プレイヤー]]が[[ゲーム]][[敗北]]するというルールを破壊するとんでもない[[アーティファクト・クリーチャー]]
  
発表された時は非常に騒がれたが、[[ミラディン・ブロック]]ではこれ以外にもかなり非常識(掟破り?)な[[カード]]が多数登場したため、感覚が麻痺してきているプレイヤーも多い。
+
とにかく負けない。[[ライフ]]が0になろうと、空の[[ライブラリー]]から[[カード]]を[[引く|引か]]されようと、[[対戦相手]]が特殊[[勝利条件]]を満たそうと負けない。だが負けたくても負けられないわけではなく、[[投了]]は可能であるし、当たり前だが[[トーナメント]]での[[ジャッジ]]の裁定には無力である。
  
専用に[[デッキ]]を組んだら物凄く強そうなのだが、自身が7[[マナ]][[重い]]事と死にやすい事から[[スタンダード]]では[[ウルザトロン]]くらいしかトーナメントに居場所は無かった。[[エターナル]]では[[修繕/Tinker]]から高速[[召喚]]されるなどで地道に活躍している。
+
発表された時は非常に話題となったが、[[ミラディン・ブロック]]ではこれ以外にもかなり非常識な[[カード]]が多数登場したため、感覚が麻痺してきている[[プレイヤー]]も多い。
  
*[[アーティファクト]][[破壊]]で死にやすいので、[[レオニンの高僧/Leonin Abunas]]がお供に使用される。[[ウルザトロン]]など、[[歯と爪/Tooth and Nail]]を使うデッキでは一緒によく出てくる。
+
自身が7[[マナ]]と[[重い]]ことと[[除去]]されやすいことから、[[スタンダード]]では[[ウルザトロン]]くらいしか居場所は無かった。[[エターナル]]では[[修繕/Tinker]]から高速[[召喚]]されるなどで地道に活躍している。
 +
 
 +
*[[アーティファクト]][[破壊]][[除去]]されやすいため、ミラディン・ブロック当時はアーティファクトに[[呪禁]]を持たせる[[レオニンの高僧/Leonin Abunas]]がお供に使用されていた。ウルザトロンなど、[[歯と爪/Tooth and Nail]]を使う[[デッキ]]では一緒によく出てくる。
 +
**[[再録]]時は、[[エルドラージの碑/Eldrazi Monument]]の後に登場することもあった。
 +
*[[酸化/Oxidize]]の{{Gatherer|id=46012}}で錆びているのが妙に印象的。
 +
*[[第10版を選ぼう]]で[[崇拝/Worship]]と再録を争い、見事勝利し[[第10版]]に再録された。以降も[[稀少度]]を[[神話レア]]に上げて[[基本セット2011]]まで再録され続けた。
 +
 
 +
==ルール==
 +
*[[投了]]することは出来る。投了はカードの効果より優先される唯一の行動である({{CR|101.1}})。
 +
*あなたがゲームに敗北しないでいるとしても、あなたが持っているライフの点数以上を[[支払う]]ことはできない({{CR|119.4}})。
 +
*対戦相手が[[迷路の終わり/Maze's End]]で勝利しようとしても、[[空虚への扉/Door to Nothingness]]で敗北させようとしても、それらは無視されあなたはゲームを続けることができる。
 +
**[[カード]]の[[勝利]]/敗北に関する能力が[[状況誘発]]である場合、選択可能でない[[無限ループ]]を引き起こすことがある。[[ダークスティールの反応炉/Darksteel Reactor]](や[[The Cheese Stands Alone]])、[[卓絶/Transcendence]]や[[不死のコイル/Immortal Coil]]を参照。
 +
*[[ハリケーン/Hurricane]]などによりあなたの白金の天使が[[致死ダメージ]]を受けると同時に双方のプレイヤーの[[ライフ]]が0以下になった場合、[[対戦相手]]のみが[[敗北]]する。なぜなら、[[ハリケーン/Hurricane]]の[[解決]]が終わって[[状況起因処理]]をチェックする段階ではまだ白金の天使は[[戦場]]にあるからである。このチェックが終わって初めて白金の天使が[[墓地]]に置かれるが、そのときには既に対戦相手は[[ゲーム]]に敗北しているため、あなたのライフがチェックされる前にゲームが終了する。
 
*この能力は[[引き分け]]になることを禁止しない。[[無限ループ]]時の処理ができなくなってしまうためと予想される。
 
*この能力は[[引き分け]]になることを禁止しない。[[無限ループ]]時の処理ができなくなってしまうためと予想される。
*白金の天使を[[コントロール]]している[[プレイヤー]]とコントロールしていないプレイヤーが同時に[[敗北条件]]([[勝利条件]])を満たした場合、引き分けにはならず、白金の天使をコントロールしているプレイヤーの方が勝利となる。なぜなら、この能力によりあなたが負ける(対戦相手が勝つ)ことが禁止されているので、片方のプレイヤーしか条件を満たしたことにならないからである。
+
*[[シングル・エリミネーション]]・ラウンド中に制限時間切れとなった時に追加される「いずれかのプレイヤーが最大のライフ総量を持っていない場合、そのプレイヤーはゲームに敗北する」という[[状況起因処理]]による敗北は、[[総合ルール]]の範囲外であるため、防ぐことはできない({{CR|100.6}})。
*[[ハリケーン/Hurricane]]などによりあなたの白金の天使が[[致死ダメージ]]を受けると同時に双方のプレイヤーの[[ライフ]]が0以下になった場合、[[対戦相手]]のみが敗北する。なぜなら、[[ハリケーン/Hurricane]]の解決が終わって[[状況起因効果]]をチェックする段階ではまだ白金の天使は場にあるからである。このチェックが終わって初めて白金の天使が墓地に置かれる訳だが、そのときには既に対戦相手はゲームに敗北しているので、あなたのライフがチェックされる前にゲームが終了する。
+
*[[影響範囲]][[選択ルール]]を用いた[[多人数戦]]において他のプレイヤーが「勝利する」という[[効果]]を適用した場合、そのプレイヤーから見てあなた以外の対戦相手はゲームに敗北する。影響範囲の選択ルールを用いた多人数戦でそのような効果は「対戦相手は敗北する」というものに置き換わるため({{CR|104.3h}})。
*対戦相手の[[ダークスティールの反応炉/Darksteel Reactor]](や[[The Cheese Stands Alone]])、もしくは自分の[[卓絶/Transcendence]]と選択可能でない[[無限ループ]]を引き起こすことがある(詳しくはそれぞれの項目を参照)。
+
 
**他の[[勝利条件|勝利(敗北)条件]]カードではこのようなことは起こらない。これは、上記の2枚の[[カード]]の勝利/敗北に関する能力が[[状態誘発型能力]]であることによる。
+
==関連カード==
*[[酸化/Oxidize]]の{{日本語画像|Oxidize|イラスト}}で錆びているのが妙に印象的。
+
*[[深淵の迫害者/Abyssal Persecutor]](逆の能力を持つ)
*[[第10版を選ぼう]]で[[崇拝/Worship]][[再録]]を争い、見事勝利し[[第10版]]に[[再録]]された。
+
*[[白金の帝像/Platinum Emperion]]
 +
*[[永遠曙光の伝令/Herald of Eternal Dawn]]([[]][[有色]]カードになった白金の天使)
  
 +
同様に敗北を回避できるカードについては[[敗北条件]]を参照。
 
==参考==
 
==参考==
*[[ウルザトロン]]
+
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/wallpaper-week-platinum-angel-2010-12-03 Wallpaper of the Week: Platinum Angel](壁紙・待受、[[WotC]]
*[[カード個別評価:ミラディンブロック]] - [[レア]]
+
*[[Platinum Angel Avatar]] ([[Magic Online Vanguard]])
 +
*[[カード個別評価:ミラディン]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:基本セット2011]] - [[神話レア]]
 +
*[[カード個別評価:基本セット2010]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:第10版]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:第10版]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:コンスピラシー:王位争奪]] - [[神話レア]]
 +
*[[カード個別評価:ヒストリック・アンソロジー2]] - [[神話レア]]
 +
*[[カード個別評価:兄弟戦争旧枠版アーティファクト]] - [[神話レア]]
 +
*[[Secret Lair Drop Series/2022年#Artist Series: Chris Rahn|Secret Lair Drop Series: Artist Series: Chris Rahn]]
 +
*[[Kaladesh Inventions]]
 +
*[[From the Vault:Angels]]

2024年11月6日 (水) 11:07時点における最新版


Platinum Angel / 白金の天使 (7)
アーティファクト クリーチャー — 天使(Angel)

飛行
あなたはゲームに敗北することはなく、あなたの対戦相手はゲームに勝利することはない。

4/4

プレイヤーゲーム敗北するというルールを破壊するとんでもないアーティファクト・クリーチャー

とにかく負けない。ライフが0になろうと、空のライブラリーからカード引かされようと、対戦相手が特殊勝利条件を満たそうと負けない。だが負けたくても負けられないわけではなく、投了は可能であるし、当たり前だがトーナメントでのジャッジの裁定には無力である。

発表された時は非常に話題となったが、ミラディン・ブロックではこれ以外にもかなり非常識なカードが多数登場したため、感覚が麻痺してきているプレイヤーも多い。

自身が7マナ重いことと除去されやすいことから、スタンダードではウルザトロンくらいしか居場所は無かった。エターナルでは修繕/Tinkerから高速召喚されるなどで地道に活躍している。

[編集] ルール

[編集] 関連カード

同様に敗北を回避できるカードについては敗北条件を参照。

[編集] 参考

MOBILE