High-flying
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+ | High-flyingを持つクリーチャーは「High Flier(Flyer)」と呼ばれることもある([https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/making-magic/%E9%96%8B%E7%99%BA%E9%83%A8%E8%AA%9E%E8%BE%9E%E5%85%B8%E3%83%BB%E5%A2%97%E8%A3%9C%E7%89%88-2013-06-19-0 開発部語辞典・増補版]では「高空クリーチャー」と和訳)。公式記事を見ると「High Flier(Flyer)」は「High-flying」ほど使用例は多くない。 | ||
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− | 能力の初出は[[ミラージュ]]の[[混沌界/Chaosphere]]、クリーチャーとしては[[ビジョンズ]]の[[雲の精霊/Cloud Elemental]] | + | 能力の初出は[[ミラージュ]]の[[混沌界/Chaosphere]]、クリーチャーとしては[[ビジョンズ]]の[[雲の精霊/Cloud Elemental]]。クリーチャーとしてはほぼすべてが[[青]]の[[カード]]で、[[黒]]に2種存在する。[[カード名]]に「雲の~/Cloud」と付くものが多い。 |
− | この能力を持つクリーチャーは、飛行が[[地上クリーチャー]]に持っている2つの優位性([[攻撃]]時の[[回避能力]] | + | この能力を持つクリーチャーは、飛行が[[地上クリーチャー]]に持っている2つの優位性([[攻撃]]時の[[回避能力]]と、守勢時のブロック性能差)のうち片方を失っていることになる。当然、通常の飛行よりも弱いデメリットとみなされる能力だが、[[ブロック制限]]を課せられた分、普通の飛行クリーチャーより[[マナ・コスト]]の[[色拘束]]や[[サイズ]]の面で優遇された性能である。ただし、その性能差は3[[マナ]]以下で顕著だが、5マナ以上ではむしろデメリットの方が勝っている印象。 |
− | 攻撃にのみ使うならばデメリットを無視できるため、[[ビートダウン]]寄りの青[[デッキ]]でしばしば選択された実績がある(→[[ブルースカイ]]の[[リシャーダの飛行船/Rishadan Airship]])。 | + | 攻撃にのみ使うならばデメリットを無視できるため、[[ビートダウンデッキ|ビートダウン]]寄りの青[[デッキ]]でしばしば選択された実績がある(→[[ブルースカイ]]の[[リシャーダの飛行船/Rishadan Airship]])。 |
*High-flyingは空と陸に戦場を二分するメカニズムと考えられる。この着想をより意識的に採用し、体系化した能力が[[シャドー]]といえる。 | *High-flyingは空と陸に戦場を二分するメカニズムと考えられる。この着想をより意識的に採用し、体系化した能力が[[シャドー]]といえる。 | ||
*地上クリーチャーではあるが[[鬱後家蜘蛛/Gloomwidow]]はブロック性能の面で良く似ている。 | *地上クリーチャーではあるが[[鬱後家蜘蛛/Gloomwidow]]はブロック性能の面で良く似ている。 | ||
+ | *[[樹上のレインジャー/Treetop Rangers]]など、「自身は飛行ではないが、飛行を持つクリーチャーにしかブロックされない」能力を持つクリーチャーをブロックすることはできない。それらは実際に飛行を持つわけではないからである。 | ||
+ | **もちろん、それらが何らかの理由で飛行を得ており、かつHigh-Flying持ちが飛行を失っていなければブロックできるようになる。 | ||
+ | *[[フレイバー]]には反するかもしれないが、これらのクリーチャーが飛行を失ったとしても「飛行を持つクリーチャーしかブロックできない」は引き続き有効であり、地上クリーチャーをブロックできるようにはならない。結果として、飛行を持つクリーチャーも持たないクリーチャーもブロックできなくなる。 | ||
==カード一覧== | ==カード一覧== | ||
− | + | *{{WHISPER検索/英語オラクル|"can block only creatures with flying"}}を参照。 | |
− | * | + | **日本語訳だと表記揺れがあるため英語オラクル検索。検索書式の都合上[[鬱後家蜘蛛/Gloomwidow]]も含まれています。 |
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*[[カードの俗称]] | *[[カードの俗称]] |
2023年9月27日 (水) 03:17時点における最新版
High-flyingとは、「飛行を持つクリーチャーのみをブロックできる」という飛行クリーチャーの能力、あるいはそのクリーチャーの通称。飛行(flying)よりも“上空を飛ぶ(high-flying)”ために、地上と戦えないイメージ。Super-high Flier(Duelist17号)やHigh Flyingとも。
High-flyingを持つクリーチャーは「High Flier(Flyer)」と呼ばれることもある(開発部語辞典・増補版では「高空クリーチャー」と和訳)。公式記事を見ると「High Flier(Flyer)」は「High-flying」ほど使用例は多くない。
能力の初出はミラージュの混沌界/Chaosphere、クリーチャーとしてはビジョンズの雲の精霊/Cloud Elemental。クリーチャーとしてはほぼすべてが青のカードで、黒に2種存在する。カード名に「雲の~/Cloud」と付くものが多い。
この能力を持つクリーチャーは、飛行が地上クリーチャーに持っている2つの優位性(攻撃時の回避能力と、守勢時のブロック性能差)のうち片方を失っていることになる。当然、通常の飛行よりも弱いデメリットとみなされる能力だが、ブロック制限を課せられた分、普通の飛行クリーチャーよりマナ・コストの色拘束やサイズの面で優遇された性能である。ただし、その性能差は3マナ以下で顕著だが、5マナ以上ではむしろデメリットの方が勝っている印象。
攻撃にのみ使うならばデメリットを無視できるため、ビートダウン寄りの青デッキでしばしば選択された実績がある(→ブルースカイのリシャーダの飛行船/Rishadan Airship)。
- High-flyingは空と陸に戦場を二分するメカニズムと考えられる。この着想をより意識的に採用し、体系化した能力がシャドーといえる。
- 地上クリーチャーではあるが鬱後家蜘蛛/Gloomwidowはブロック性能の面で良く似ている。
- 樹上のレインジャー/Treetop Rangersなど、「自身は飛行ではないが、飛行を持つクリーチャーにしかブロックされない」能力を持つクリーチャーをブロックすることはできない。それらは実際に飛行を持つわけではないからである。
- もちろん、それらが何らかの理由で飛行を得ており、かつHigh-Flying持ちが飛行を失っていなければブロックできるようになる。
- フレイバーには反するかもしれないが、これらのクリーチャーが飛行を失ったとしても「飛行を持つクリーチャーしかブロックできない」は引き続き有効であり、地上クリーチャーをブロックできるようにはならない。結果として、飛行を持つクリーチャーも持たないクリーチャーもブロックできなくなる。
[編集] カード一覧
- 「"can block only creatures with flying"」で英語オラクル検索を参照。
- 日本語訳だと表記揺れがあるため英語オラクル検索。検索書式の都合上鬱後家蜘蛛/Gloomwidowも含まれています。
- WHISPER→Wikiへのリンク対応外