Timetwister

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(5人の利用者による、間の6版が非表示)
8行: 8行:
  
 
同種のカードと比較してコストこそ低いが、上記の通りに他のパワー9と違い[[カードプール]]への依存、デッキとの相性があり、単に挿すだけで強いカードではない(もちろんそれでも強力であるが、そういう使い方をするカードではない)。仮に他のパワー9を[[制限カード|制限]]無くデッキに[[4枚制限ルール|4枚]]まで入れることができるとしたら、そのデッキでのこのカードの効果は跳ね上がる。同期のこれを除いたパワー9があったからこそ非常に強かったカードという一面もある。
 
同種のカードと比較してコストこそ低いが、上記の通りに他のパワー9と違い[[カードプール]]への依存、デッキとの相性があり、単に挿すだけで強いカードではない(もちろんそれでも強力であるが、そういう使い方をするカードではない)。仮に他のパワー9を[[制限カード|制限]]無くデッキに[[4枚制限ルール|4枚]]まで入れることができるとしたら、そのデッキでのこのカードの効果は跳ね上がる。同期のこれを除いたパワー9があったからこそ非常に強かったカードという一面もある。
 +
 +
その後、[[船殻破り/Hullbreacher]]や[[覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils]]といった[[対戦相手]]の[[ドロー]]を縛るカード群と組み合わせることで自分だけが7枚引く[[コンボ]]が用いられるようになり、再評価が進みつつある。
  
 
*このカードが墓地に置かれるのは[[解決]]後なので、最終的に墓地にはこのカードだけがある状態になる。([[注釈文]]にもその旨が明記されている。)
 
*このカードが墓地に置かれるのは[[解決]]後なので、最終的に墓地にはこのカードだけがある状態になる。([[注釈文]]にもその旨が明記されている。)
 
*よくある間違いだが、この[[カード名]]は1語である。"Time Twister"と分かち書きしないように注意。
 
*よくある間違いだが、この[[カード名]]は1語である。"Time Twister"と分かち書きしないように注意。
 
*このカードと[[Ancestral Recall]]と[[Time Walk]]の3枚は[[ビッグ・ブルー]]と言う通称で呼ばれた。ただ、この通称は同名のデッキができてからはあまり使われていない。
 
*このカードと[[Ancestral Recall]]と[[Time Walk]]の3枚は[[ビッグ・ブルー]]と言う通称で呼ばれた。ただ、この通称は同名のデッキができてからはあまり使われていない。
*同じく黎明期からある7枚補充カードとして、[[赤]]の[[Wheel of Fortune]]が存在する。
 
 
*パワー9の中で、[[統率者戦]]で[[禁止カード]]に指定されていないのはこれのみである。統率者戦での需要増のためか、近年[http://wonder.wisdom-guild.net/price/Timetwister/ 取引価格]が上昇傾向にある。
 
*パワー9の中で、[[統率者戦]]で[[禁止カード]]に指定されていないのはこれのみである。統率者戦での需要増のためか、近年[http://wonder.wisdom-guild.net/price/Timetwister/ 取引価格]が上昇傾向にある。
  
18行: 19行:
  
 
==主な亜種==
 
==主な亜種==
初期のパワーカードの例に漏れず、亜種が多数存在する。以下、特筆しない限り、青の[[ダブルシンボル]][[リセット]][[呪文]]。
+
*同じく黎明期からある7枚補充カードとして、[[赤]]の[[Wheel of Fortune]]が存在する。手札を戻すのではなく捨てるものはそちらの項を参照。
 
+
初期のパワーカードの例に漏れず、亜種が多数存在する。以下、特筆しない限り、青の[[ダブルシンボル]]の手札と墓地[[リセット]][[ソーサリー]][[呪文]]。
 +
*[[変化の風/Winds of Change]] - 赤の1マナ。7枚でなく戻したのと同じ枚数しかドローできない。墓地はそのまま。([[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]])
 +
**[[テフェリーの細工箱/Teferi's Puzzle Box]] - 4マナの[[アーティファクト]]。各プレイヤーは自分の[[アップキープ]]に手札を[[ライブラリーの一番下]]に戻して、戻した枚数ドロー。([[ビジョンズ]])
 +
**[[渦巻き戦士/Whirlpool Warrior]] - 3マナクリーチャー。(赤)支払って[[生け贄に捧げる]]と変化の風の効果。また、[[ETB]]時にもあなたのみ手札交換する。([[アポカリプス]])
 +
**[[溶鉄の精神/Molten Psyche]] - 赤の3マナ。[[金属術]]を達成していれば、各対戦相手にこのターンのドロー枚数分[[ダメージ]]も与える変化の風。([[ミラディンの傷跡]])
 
*[[先細りの収益/Diminishing Returns]] - 4マナ。自分の[[ライブラリー]]を10枚追放するデメリットが付いた。([[アライアンス]])
 
*[[先細りの収益/Diminishing Returns]] - 4マナ。自分の[[ライブラリー]]を10枚追放するデメリットが付いた。([[アライアンス]])
 
*[[時のらせん/Time Spiral]] - 6マナだが[[フリースペル]]。自身を[[追放]]する。([[ウルザズ・サーガ]])
 
*[[時のらせん/Time Spiral]] - 6マナだが[[フリースペル]]。自身を[[追放]]する。([[ウルザズ・サーガ]])
25行: 30行:
 
*[[星の揺らぎ/Sway of the Stars]] - 10マナ。手札と墓地だけでなく[[ライフ]]や[[戦場]]もリセットする。([[神河謀叛]])
 
*[[星の揺らぎ/Sway of the Stars]] - 10マナ。手札と墓地だけでなく[[ライフ]]や[[戦場]]もリセットする。([[神河謀叛]])
 
*[[時の逆転/Time Reversal]] - 5マナ。自身を追放する。([[基本セット2011]])
 
*[[時の逆転/Time Reversal]] - 5マナ。自身を追放する。([[基本セット2011]])
*[[一日のやり直し/Day's Undoing]] - Timetwisterと同コスト。[[あなた|自分]]の[[ターン]]中ならばターンを終了する。([[マジック・オリジン]])
+
*[[一日のやり直し/Day's Undoing]] - Timetwisterと同コスト。[[あなた|自分]]の[[ターン]]中ならば[[ターンを終了する]]。([[マジック・オリジン]])
 
*[[暗記+記憶/Commit+Memory]] - 6マナ。[[余波]]呪文の下半分。([[アモンケット]])
 
*[[暗記+記憶/Commit+Memory]] - 6マナ。[[余波]]呪文の下半分。([[アモンケット]])
 
*[[有事の力/Emergency Powers]] - [[白青]]7マナの[[インスタント]]。自身を追放する。[[附則]]を満たせば手札から7[[マナ]]以下の[[パーマネント]]を戦場に出せる。([[ラヴニカの献身]])
 
*[[有事の力/Emergency Powers]] - [[白青]]7マナの[[インスタント]]。自身を追放する。[[附則]]を満たせば手札から7[[マナ]]以下の[[パーマネント]]を戦場に出せる。([[ラヴニカの献身]])
 
*[[ゲームプラン/Game Plan]] - 6マナで[[助力]]付き。自身を追放する。([[バトルボンド]])
 
*[[ゲームプラン/Game Plan]] - 6マナで[[助力]]付き。自身を追放する。([[バトルボンド]])
 
*[[永劫のこだま/Echo of Eons]] - 6マナ。[[フラッシュバック]]でなら元祖と同じ[[コスト]]で唱えられる。([[モダンホライゾン]])
 
*[[永劫のこだま/Echo of Eons]] - 6マナ。[[フラッシュバック]]でなら元祖と同じ[[コスト]]で唱えられる。([[モダンホライゾン]])
 
+
*[[真夜中の時計/Midnight Clock]] - 3マナの有色[[マナ・アーティファクト]]。各アップキープに時刻カウンターが一つ乗り、12個乗るとあなただけTimetwister。自身を追放する。([[エルドレインの王権]])
 +
**[[トレンザロアの時計塔/Trenzalore Clocktower]] - 真夜中の時計の[[土地]]版。誘発でなく、[[起動]]コストに(1)(青)と[[タイムロード]]を[[コントロール]]している必要がある[[タップ能力]]。([[ドクター・フー統率者デッキ]])
 +
*[[世界を跨ぐ一歩/Step Between Worlds]] - 5マナ[[計画]](4)(青)(青)。ただし対戦相手は交換を拒否できる。([[サンダー・ジャンクションの無法者]])
 
==その他==
 
==その他==
 
*[[ヴィンテージ選手権04]]では優勝者[[Mark Biller]]に、[[Mark Tedin]]による新規描き下ろしイラストのTimetwisterの額が贈られた(→[http://www.wizards.com/global/images/mtgcom_daily_bd138_picMain_en.jpg 参考])。
 
*[[ヴィンテージ選手権04]]では優勝者[[Mark Biller]]に、[[Mark Tedin]]による新規描き下ろしイラストのTimetwisterの額が贈られた(→[http://www.wizards.com/global/images/mtgcom_daily_bd138_picMain_en.jpg 参考])。
*[[ヴィンテージ選手権12]]では優勝者[[Marc Lanigra]]に、[[Matt Stewart]]による新規描き下ろしイラストのTimetwisterの額が贈られた(→[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gencon12/welcome 参考])。[[Magic Online]]の[[キューブドラフト]]や[[Vintage Masters]]でもこの時のイラストが採用されている({{Gatherer|id=383132|カード画像}})。
+
*[[ヴィンテージ選手権12]]では優勝者[[Marc Lanigra]]に、[[Matt Stewart]]による新規描き下ろしイラストのTimetwisterの額が贈られた(→[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gencon12/welcome 参考])。[[Magic Online]]の[[キューブ・ドラフト]]や[[Vintage Masters]]でもこの時のイラストが採用されている({{Gatherer|id=383132|カード画像}})。
 
+
*[[MTGアリーナ]]では[[頭目の神官/Oracle of the Alpha]]の[[能力]]で[[創出]]することができ、カード名は「時の巻き上げ」と訳された。
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]])
 
*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]])

2024年12月25日 (水) 15:45時点における最新版


Timetwister (2)(青)
ソーサリー

各プレイヤーは、自分の墓地と手札を自分のライブラリーに加えて切り直す。その後、カードを7枚引く。(その後、Timetwisterをそのオーナーの墓地に置く。)


マジックの黎明期に存在した、パワー9の1つ。

3マナで気軽に墓地再利用ができる上に、手札も回復できるという優れもの。またマナ加速から1ターン目に唱えることで、マリガンして手札を好ましく調節した対戦相手の手札をめちゃくちゃにすることもできる。こちらは対戦相手の手札次第で場合によってはより好ましい手札にしてしまうこともありうるが、結構な確率で決まるので洒落にならない。

ただしパワー9の中では使用頻度は最も低い。手札を早く消費するデッキコンボデッキ等では有効だが、手札の質が重要なパーミッションでの有用性が低いため。非常に強力な墓地再利用カードであるヨーグモスの意志/Yawgmoth's Willが登場したのも大きい。

同種のカードと比較してコストこそ低いが、上記の通りに他のパワー9と違いカードプールへの依存、デッキとの相性があり、単に挿すだけで強いカードではない(もちろんそれでも強力であるが、そういう使い方をするカードではない)。仮に他のパワー9を制限無くデッキに4枚まで入れることができるとしたら、そのデッキでのこのカードの効果は跳ね上がる。同期のこれを除いたパワー9があったからこそ非常に強かったカードという一面もある。

その後、船殻破り/Hullbreacher覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veilsといった対戦相手ドローを縛るカード群と組み合わせることで自分だけが7枚引くコンボが用いられるようになり、再評価が進みつつある。

  • このカードが墓地に置かれるのは解決後なので、最終的に墓地にはこのカードだけがある状態になる。(注釈文にもその旨が明記されている。)
  • よくある間違いだが、このカード名は1語である。"Time Twister"と分かち書きしないように注意。
  • このカードとAncestral RecallTime Walkの3枚はビッグ・ブルーと言う通称で呼ばれた。ただ、この通称は同名のデッキができてからはあまり使われていない。
  • パワー9の中で、統率者戦禁止カードに指定されていないのはこれのみである。統率者戦での需要増のためか、近年取引価格が上昇傾向にある。

1994年1月25日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードに指定される。タイプ1.5では制定当初から禁止カードで、2004年9月20日よりタイプ1.5から移行したレガシーでも続けて禁止カードに指定されている。

[編集] 主な亜種

  • 同じく黎明期からある7枚補充カードとして、Wheel of Fortuneが存在する。手札を戻すのではなく捨てるものはそちらの項を参照。

初期のパワーカードの例に漏れず、亜種が多数存在する。以下、特筆しない限り、青のダブルシンボルの手札と墓地リセットソーサリー呪文

[編集] その他

[編集] 参考

MOBILE