ファイレクシア病
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原文の「Phyrexian progress notes」には「'''病'''」と限定する語句はなく、日本語版は「ファイレクシア病の進行記録」と味付け訳をしており、これは他言語版にはない日本語版独自のものである。 | 原文の「Phyrexian progress notes」には「'''病'''」と限定する語句はなく、日本語版は「ファイレクシア病の進行記録」と味付け訳をしており、これは他言語版にはない日本語版独自のものである。 | ||
− | * | + | *あるいは「Phyrexia」を、熱病や発熱を意味する「Pyrexia」と同様に病気と解釈したか。 |
− | *[[統率者2016]] | + | *[[統率者2016]]の[[ファイレクシア病の支配/Grip of Phyresis]]以降、「Phyresis」の[[テンプレート|定訳]]も「ファイレクシア病」となったが、この訳語には議論がある。「Phyresis」は苦痛を伴う[[ファイレクシアン|ファイレクシア人]]への変化の過程を指すストーリー用語であるが、これを「病気ではない」とする意見と「治療という概念が存在し、油によって伝播するなど、病としての性質を持つ」とする意見が対立するためである。 |
+ | **ファイレクシア病の支配以前には[[ファイレクシア化/Phyresis]]と訳されていたが、これも精確な訳とは言えない。小説[[The Thran]]によると、元々は「Phyresis」の世界の意味で[[次元/Plane]]を「ファイレクシア/Phyrexia」と名付けたという設定であるため「ファイレクシア化」では因果関係が逆転しているためである。 | ||
==キャリアーのフレイバー・テキスト== | ==キャリアーのフレイバー・テキスト== | ||
「ファイレクシア病の進行記録」が登場するのは、[[キャリアー]]・クリーチャー5種と[[仕組まれた疫病/Engineered Plague]]の計6種類のフレイバー・テキスト。キャリアーでは病気の症状を段階的に描き、仕組まれた疫病ではその改良法について書かれている。 | 「ファイレクシア病の進行記録」が登場するのは、[[キャリアー]]・クリーチャー5種と[[仕組まれた疫病/Engineered Plague]]の計6種類のフレイバー・テキスト。キャリアーでは病気の症状を段階的に描き、仕組まれた疫病ではその改良法について書かれている。 | ||
− | {{フレイバーテキスト| | + | {{フレイバーテキスト|この病気の第一段階:発疹と吐き気(rash and nausea)。||[[ファイレクシアの告発者/Phyrexian Denouncer]]}} |
− | {{フレイバーテキスト| | + | {{フレイバーテキスト|この病気の第二段階:高熱と高い感染性(high fever and severe infectiousness)。||[[ファイレクシアの堕落者/Phyrexian Debaser]]}} |
− | {{フレイバーテキスト| | + | {{フレイバーテキスト|この病気の第三段階:筋肉痛とひどい咳(muscle aches and persistent cough)。||[[ファイレクシアの汚染者/Phyrexian Defiler]]}} |
− | {{フレイバーテキスト| | + | {{フレイバーテキスト|この病気の最終段階:うわごと、ひきつけ、そして死(delirium, convulsions, and death)。||[[ファイレクシアの疫病王/Phyrexian Plaguelord]]}} |
{{フレイバーテキスト|ウイルスの生成物質に苦草を混ぜ入れたところ、もっとも素晴しい結果がもたらされた。||仕組まれた疫病/Engineered Plague([[ウルザズ・サーガ]]版)}} | {{フレイバーテキスト|ウイルスの生成物質に苦草を混ぜ入れたところ、もっとも素晴しい結果がもたらされた。||仕組まれた疫病/Engineered Plague([[ウルザズ・サーガ]]版)}} | ||
{{フレイバーテキスト|「その持続的な効果は常に致死的である。」||[[疫病を仕組むもの/Plague Engineer]]}} | {{フレイバーテキスト|「その持続的な効果は常に致死的である。」||[[疫病を仕組むもの/Plague Engineer]]}} |
2023年2月8日 (水) 18:27時点における最新版
ファイレクシア病とはウルザズ・レガシーのフレイバー・テキスト日本語版に出てくる病名。
原文の「Phyrexian progress notes」には「病」と限定する語句はなく、日本語版は「ファイレクシア病の進行記録」と味付け訳をしており、これは他言語版にはない日本語版独自のものである。
- あるいは「Phyrexia」を、熱病や発熱を意味する「Pyrexia」と同様に病気と解釈したか。
- 統率者2016のファイレクシア病の支配/Grip of Phyresis以降、「Phyresis」の定訳も「ファイレクシア病」となったが、この訳語には議論がある。「Phyresis」は苦痛を伴うファイレクシア人への変化の過程を指すストーリー用語であるが、これを「病気ではない」とする意見と「治療という概念が存在し、油によって伝播するなど、病としての性質を持つ」とする意見が対立するためである。
- ファイレクシア病の支配以前にはファイレクシア化/Phyresisと訳されていたが、これも精確な訳とは言えない。小説The Thranによると、元々は「Phyresis」の世界の意味で次元/Planeを「ファイレクシア/Phyrexia」と名付けたという設定であるため「ファイレクシア化」では因果関係が逆転しているためである。
[編集] キャリアーのフレイバー・テキスト
「ファイレクシア病の進行記録」が登場するのは、キャリアー・クリーチャー5種と仕組まれた疫病/Engineered Plagueの計6種類のフレイバー・テキスト。キャリアーでは病気の症状を段階的に描き、仕組まれた疫病ではその改良法について書かれている。
この病気の第一段階:発疹と吐き気(rash and nausea)。
この病気の第二段階:高熱と高い感染性(high fever and severe infectiousness)。
この病気の第三段階:筋肉痛とひどい咳(muscle aches and persistent cough)。
この病気の最終段階:うわごと、ひきつけ、そして死(delirium, convulsions, and death)。
ウイルスの生成物質に苦草を混ぜ入れたところ、もっとも素晴しい結果がもたらされた。(出典:仕組まれた疫病/Engineered Plague(ウルザズ・サーガ版))
「その持続的な効果は常に致死的である。」
これら「ファイレクシア病の進行記録」シリーズは、好きなフレイバー・テキストの話題などでもよく取り上げられた人気の高いフレイバー・テキストである。