High-flying

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'''High-flying'''とは、「[[飛行]]を持つ[[クリーチャー]]のみを[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]できる」という飛行クリーチャーの[[能力]]、あるいはそのクリーチャーの通称。飛行(flying)よりも“上空を飛ぶ(high-flying)”ために、地上と戦えないイメージ。''Super-high Flier''([[Duelist]]17号)や''High Flying''とも。
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'''High-flying'''とは、「[[飛行]]を持つ[[クリーチャー]]のみを[[ブロック]]できる」という飛行クリーチャーの[[能力]]、あるいはそのクリーチャーの通称。飛行(flying)よりも“上空を飛ぶ(high-flying)”ために、地上と戦えないイメージ。''Super-high Flier''([[Duelist]]17号)や''High Flying''とも。
  
High-flyingを持つクリーチャーは「High Flier(Flyer)」と呼ばれることもある([http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/022995/ 開発部語辞典・増補版]では「高空クリーチャー」と和訳)。公式記事を見ると「High Flier(Flyer)」は「High-flying」ほど使用例は多くない。
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High-flyingを持つクリーチャーは「High Flier(Flyer)」と呼ばれることもある([https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/making-magic/%E9%96%8B%E7%99%BA%E9%83%A8%E8%AA%9E%E8%BE%9E%E5%85%B8%E3%83%BB%E5%A2%97%E8%A3%9C%E7%89%88-2013-06-19-0 開発部語辞典・増補版]では「高空クリーチャー」と和訳)。公式記事を見ると「High Flier(Flyer)」は「High-flying」ほど使用例は多くない。
  
 
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この能力を持つクリーチャーは、飛行が[[地上クリーチャー]]に持っている2つの優位性([[攻撃]]時の[[回避能力]]と、守勢時のブロック性能差)のうち片方を失っていることになる。当然、通常の飛行よりも弱いデメリットとみなされる能力だが、[[ブロック制限]]を課せられた分、普通の飛行クリーチャーより[[マナ・コスト]]の[[色拘束]]や[[サイズ]]の面で優遇された性能である。ただし、その性能差は3[[マナ]]以下で顕著だが、5マナ以上ではむしろデメリットの方が勝っている印象。
 
この能力を持つクリーチャーは、飛行が[[地上クリーチャー]]に持っている2つの優位性([[攻撃]]時の[[回避能力]]と、守勢時のブロック性能差)のうち片方を失っていることになる。当然、通常の飛行よりも弱いデメリットとみなされる能力だが、[[ブロック制限]]を課せられた分、普通の飛行クリーチャーより[[マナ・コスト]]の[[色拘束]]や[[サイズ]]の面で優遇された性能である。ただし、その性能差は3[[マナ]]以下で顕著だが、5マナ以上ではむしろデメリットの方が勝っている印象。
  
攻撃にのみ使うならばデメリットを無視できるため、[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]寄りの青[[デッキ]]でしばしば選択された実績がある(→[[ブルースカイ]]の[[リシャーダの飛行船/Rishadan Airship]])。
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攻撃にのみ使うならばデメリットを無視できるため、[[ビートダウンデッキ|ビートダウン]]寄りの青[[デッキ]]でしばしば選択された実績がある(→[[ブルースカイ]]の[[リシャーダの飛行船/Rishadan Airship]])。
 
*High-flyingは空と陸に戦場を二分するメカニズムと考えられる。この着想をより意識的に採用し、体系化した能力が[[シャドー]]といえる。
 
*High-flyingは空と陸に戦場を二分するメカニズムと考えられる。この着想をより意識的に採用し、体系化した能力が[[シャドー]]といえる。
 
*地上クリーチャーではあるが[[鬱後家蜘蛛/Gloomwidow]]はブロック性能の面で良く似ている。
 
*地上クリーチャーではあるが[[鬱後家蜘蛛/Gloomwidow]]はブロック性能の面で良く似ている。
 
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*[[樹上のレインジャー/Treetop Rangers]]など、「自身は飛行ではないが、飛行を持つクリーチャーにしかブロックされない」能力を持つクリーチャーをブロックすることはできない。それらは実際に飛行を持つわけではないからである。
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**もちろん、それらが何らかの理由で飛行を得ており、かつHigh-Flying持ちが飛行を失っていなければブロックできるようになる。
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*[[フレイバー]]には反するかもしれないが、これらのクリーチャーが飛行を失ったとしても「飛行を持つクリーチャーしかブロックできない」は引き続き有効であり、地上クリーチャーをブロックできるようにはならない。結果として、飛行を持つクリーチャーも持たないクリーチャーもブロックできなくなる。
 
==カード一覧==
 
==カード一覧==
以下登場順([[カラデシュ]]現在)
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*{{WHISPER検索/英語オラクル|"can block only creatures with flying"}}を参照。
 
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**日本語訳だと表記揺れがあるため英語オラクル検索。検索書式の都合上[[鬱後家蜘蛛/Gloomwidow]]も含まれています。
;High-flyingクリーチャー
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*[[雲の精霊/Cloud Elemental]]
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*[[雲のジン/Cloud Djinn]]
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*[[雲のドラゴン/Cloud Dragon]]
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*[[雲海の海賊/Cloud Pirates]]
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*[[雲の精/Cloud Spirit]]
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*[[雲のスプライト/Cloud Sprite]]
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*[[リシャーダの飛行船/Rishadan Airship]]
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*[[リシャーダの盗賊/Rishadan Brigand]]
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*[[戦場の怪鳥/Battlefield Percher]]
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*[[ベルベイの怪鳥/Belbe's Percher]]
+
*[[要塞の飛行船/Stronghold Zeppelin]]
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*[[上昇するエイヴン/Ascending Aven]]
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*[[空護りの観察者/Hoverguard Observer]]
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*[[ストラトゼッペリド/Stratozeppelid]]
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*[[嵐雲のジン/Stormcloud Djinn]]
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*[[雲撒き/Cloudseeder]](自身はHigh-flyingではない。雲のスプライトを生み出す[[スペルシェイパー]])
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*[[天空のアジサシ/Welkin Tern]]
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*[[空回りのドレイク/Skywinder Drake]]
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*[[嵐縛りの霊/Stormbound Geist]]
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*[[屑肌のドレイク/Scrapskin Drake]]
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*[[蒸気の精/Vaporkin]]
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*[[ぼろぼろの憑依者/Tattered Haunter]]
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*[[ヒレナガ空鯨/Long-Finned Skywhale]]
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*[[夢呼びのセイレーン/Dreamcaller Siren]]
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;High-flyingを与えるカード
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*[[混沌界/Chaosphere]]
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*[[浮嚢/Air Bladder]]
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*[[密集した梢/Dense Canopy]]
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*[[層雲歩み/Stratus Walk]]
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;WHISPER→Wikiへのリンク対応外<!-- 登場順 -->
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*[[小説精霊/Novellamental]]
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カードの俗称]]
 
*[[カードの俗称]]

2023年9月27日 (水) 03:17時点における最新版

High-flyingとは、「飛行を持つクリーチャーのみをブロックできる」という飛行クリーチャーの能力、あるいはそのクリーチャーの通称。飛行(flying)よりも“上空を飛ぶ(high-flying)”ために、地上と戦えないイメージ。Super-high FlierDuelist17号)やHigh Flyingとも。

High-flyingを持つクリーチャーは「High Flier(Flyer)」と呼ばれることもある(開発部語辞典・増補版では「高空クリーチャー」と和訳)。公式記事を見ると「High Flier(Flyer)」は「High-flying」ほど使用例は多くない。


Cloud Elemental / 雲の精霊 (2)(青)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)

飛行
雲の精霊は、飛行を持つクリーチャーしかブロックできない。

2/3

能力の初出はミラージュ混沌界/Chaosphere、クリーチャーとしてはビジョンズ雲の精霊/Cloud Elemental。クリーチャーとしてはほぼすべてがカードで、に2種存在する。カード名に「雲の~/Cloud」と付くものが多い。

この能力を持つクリーチャーは、飛行が地上クリーチャーに持っている2つの優位性(攻撃時の回避能力と、守勢時のブロック性能差)のうち片方を失っていることになる。当然、通常の飛行よりも弱いデメリットとみなされる能力だが、ブロック制限を課せられた分、普通の飛行クリーチャーよりマナ・コスト色拘束サイズの面で優遇された性能である。ただし、その性能差は3マナ以下で顕著だが、5マナ以上ではむしろデメリットの方が勝っている印象。

攻撃にのみ使うならばデメリットを無視できるため、ビートダウン寄りの青デッキでしばしば選択された実績がある(→ブルースカイリシャーダの飛行船/Rishadan Airship)。

  • High-flyingは空と陸に戦場を二分するメカニズムと考えられる。この着想をより意識的に採用し、体系化した能力がシャドーといえる。
  • 地上クリーチャーではあるが鬱後家蜘蛛/Gloomwidowはブロック性能の面で良く似ている。
  • 樹上のレインジャー/Treetop Rangersなど、「自身は飛行ではないが、飛行を持つクリーチャーにしかブロックされない」能力を持つクリーチャーをブロックすることはできない。それらは実際に飛行を持つわけではないからである。
    • もちろん、それらが何らかの理由で飛行を得ており、かつHigh-Flying持ちが飛行を失っていなければブロックできるようになる。
  • フレイバーには反するかもしれないが、これらのクリーチャーが飛行を失ったとしても「飛行を持つクリーチャーしかブロックできない」は引き続き有効であり、地上クリーチャーをブロックできるようにはならない。結果として、飛行を持つクリーチャーも持たないクリーチャーもブロックできなくなる。

[編集] カード一覧

WHISPER→Wikiへのリンク対応外

[編集] 参考

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