先攻
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− | '''先攻'''/''Play First''とは、最初に[[ターン]]を始めることやそれを行う[[プレイヤー]] | + | '''先攻'''/''Play First''とは、最初に[[ターン]]を始めることやそれを行う[[プレイヤー]]を指す。対義語は[[後攻]]。 |
+ | *余談だが、[[中国語版]]では[[先制攻撃]]をこう{{Gatherer|id=210998|書く}}。 | ||
+ | *俗に「[[Wikipedia:ja:先手|先手]]」とも。また[[マジック]]に限らず、[[トレーディングカードゲーム]]全般ではいつからか「[[Wikipedia:ja:先行|先行]]」という表記をするプレイヤーも目立つようになった。 | ||
− | + | 先攻を行うプレイヤーを'''開始プレイヤー'''/''Starting Player''と呼ぶ。[[多人数戦]]において開始プレイヤーでないプレイヤーはすべて後攻扱いとなる。 | |
+ | *開始プレイヤーになることができるカードが存在する。→[[権力行使/Power Play]] | ||
− | [[ゲーム]] | + | ==先攻・後攻の決定== |
− | + | [[ゲーム]]を開始するにあたって、[[デッキ]]を[[切り直す|切り直した]]後、[[初期手札]]を[[引く]]前に、[[プレイヤー]]は先攻・後攻を決める。 | |
− | + | 複数のゲームからなる[[マッチ]]([[BO3]]など)では、第1ゲームとそれ以降で決め方が異なるため以下に差異を記す。 | |
− | * | + | ;第1ゲーム(もしくは[[BO1]]) |
− | * | + | :[[認定大会]]における決勝ラウンドでは、スイスラウンドにおける上位のプレイヤーが決定権を持つ。 |
+ | :そのような状況を除けば、[[ダイス]]ロールや[[コイン投げ]]、[[じゃんけん]]など、'''互いに納得できる手法'''であれば好きな方法で決定してよい。 | ||
+ | :*完全な無作為性が重視されるわけではない点に注意。例えば[[ライフカウンター#スピンダウンカウンター|スピンダウンカウンター]]は対面の和がバラバラだが、互いに納得すれば用いることができる。[[ライフカウンター#スピンダウンカウンター|スピンダウンカウンター]]も参照。 | ||
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+ | :'''直前のゲームの敗者'''が決める。ただし、直前のゲームが[[引き分け]]だった場合は、直前のゲームで先攻・後攻を決定したプレイヤーが再び決定権を持つ。 | ||
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+ | ===プレイかドローか=== | ||
+ | 先攻のプレイヤーは、最初のターンの[[ドロー・ステップ]]を[[飛ばす]](ただし[[多人数戦]]では、[[双頭巨人戦]]などの例外を除きこのルールは適用されないことが多い)。 | ||
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+ | 基本的に「[[カード]]1枚の差」よりも「先に[[プレイ]]できる」ことの方が利点となる場合が多いため、先攻の方が好まれる傾向にある。ただし、状況によっては敢えて後攻を選ぶことも考えられる。 | ||
+ | *先攻を'''プレイ'''、後攻を'''ドロー'''と呼び、合わせて"''Play or Draw''"と呼ぶこともある。[[チャット略語]]の"''P/D''"という表現はここから来ている。 | ||
+ | *先攻・後攻の決定権を持つプレイヤーが宣言をせずに[[手札]]を見た場合、先攻を選んだものとみなすと[[マジック・イベント規定]]で定められている。 | ||
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2023年8月5日 (土) 14:36時点における最新版
先攻/Play Firstとは、最初にターンを始めることやそれを行うプレイヤーを指す。対義語は後攻。
先攻を行うプレイヤーを開始プレイヤー/Starting Playerと呼ぶ。多人数戦において開始プレイヤーでないプレイヤーはすべて後攻扱いとなる。
- 開始プレイヤーになることができるカードが存在する。→権力行使/Power Play
[編集] 先攻・後攻の決定
ゲームを開始するにあたって、デッキを切り直した後、初期手札を引く前に、プレイヤーは先攻・後攻を決める。
複数のゲームからなるマッチ(BO3など)では、第1ゲームとそれ以降で決め方が異なるため以下に差異を記す。
- 第1ゲーム(もしくはBO1)
- 認定大会における決勝ラウンドでは、スイスラウンドにおける上位のプレイヤーが決定権を持つ。
- そのような状況を除けば、ダイスロールやコイン投げ、じゃんけんなど、互いに納得できる手法であれば好きな方法で決定してよい。
- 完全な無作為性が重視されるわけではない点に注意。例えばスピンダウンカウンターは対面の和がバラバラだが、互いに納得すれば用いることができる。スピンダウンカウンターも参照。
- 第2ゲーム以降
- 直前のゲームの敗者が決める。ただし、直前のゲームが引き分けだった場合は、直前のゲームで先攻・後攻を決定したプレイヤーが再び決定権を持つ。
[編集] プレイかドローか
先攻のプレイヤーは、最初のターンのドロー・ステップを飛ばす(ただし多人数戦では、双頭巨人戦などの例外を除きこのルールは適用されないことが多い)。
基本的に「カード1枚の差」よりも「先にプレイできる」ことの方が利点となる場合が多いため、先攻の方が好まれる傾向にある。ただし、状況によっては敢えて後攻を選ぶことも考えられる。
- 先攻をプレイ、後攻をドローと呼び、合わせて"Play or Draw"と呼ぶこともある。チャット略語の"P/D"という表現はここから来ている。
- 先攻・後攻の決定権を持つプレイヤーが宣言をせずに手札を見た場合、先攻を選んだものとみなすとマジック・イベント規定で定められている。
[編集] 参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 1 ゲームの考え方