タイプ0
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− | [[ | + | [[DCI]]認定の公式[[フォーマット]]ではないので、[[トーナメント]]で採用されることはない。 |
− | + | [[カジュアルプレイ]]でのゲーム以外に、「史上最強[[デッキ]]は何か」などという議論のための思考実験でよく持ち出される。一口に「なんでもあり」といっても、[[4枚制限ルール]]やデッキ下限枚数をも無視するか、[[アン・カード]]や[[定形外のマジックのカード]]の使用を許すかなど、さらにバリエーションがある。 | |
− | *[[ライブラリーアウト]] | + | あらゆるカードを好きなだけ使えるほどの資産が揃っている[[プレイヤー]]同士ならば、まず確実に[[0ターンキル]]ないし[[1ターンキル]]の応酬となるだろう。仲間内でのカジュアルプレイでは「なんでもあり」も悪くはないが、カードの戦力が十分で、組みたいデッキのコンセプトに反しないならば、一般的なフォーマットを意識した構築をお勧めしたい。 |
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+ | *[[ライブラリーアウト]]を防ぐため、デッキの枚数は多ければ多いほど良い([[尖塔の大長/Chancellor of the Spires]]の存在もあるので、警戒する価値はあるかもしれない)。 | ||
*使えるカードの範囲を限定するなどのための取り決めがフォーマットであるから、「なんでもあり」をフォーマットと呼べるかどうかは議論の余地がある。 | *使えるカードの範囲を限定するなどのための取り決めがフォーマットであるから、「なんでもあり」をフォーマットと呼べるかどうかは議論の余地がある。 | ||
+ | *[[2021年]]の[[エイプリル・フール]]にはこれの[[MTGアリーナ]]版といえる[[新ヒストリック]]がプレイできた。 | ||
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− | + | 相手の妨害がなければ、1番目は100%で1ターンキルであり、2番目は100%で[[0ターンキル]]であり、3番目は95%程度の確率で[[0ターンキル]]が可能。もはや[[MoMa]]や[[メグリムジャー]]の次元をも越えている。 | |
ただしこれらにも弱点はあり、1番目なら[[不同の力線/Leyline of Singularity]]、2番目なら[[魂の撃ち込み/Soul Spike]]や3番目のデッキ、3番目なら[[精神壊しの罠/Mindbreak Trap]]で封殺されてしまう。 | ただしこれらにも弱点はあり、1番目なら[[不同の力線/Leyline of Singularity]]、2番目なら[[魂の撃ち込み/Soul Spike]]や3番目のデッキ、3番目なら[[精神壊しの罠/Mindbreak Trap]]で封殺されてしまう。 | ||
− | * | + | *他にも、[[アンティ]]に関するカードや[[好都合な宣言/Advantageous Proclamation]]を利用して、デッキ自体を7枚で構築する事が考えられる。 |
+ | **さらに究極的には「なんでもあり」をデッキの枚数や[[サイドボード]]の枚数も自由、と解釈すれば、[[一石二鳥/Double Stroke]]×9(サイドボード)+[[突然のショック/Sudden Shock]]+猿人の指導霊×2で相手に優先権を渡さない完全な0ターンキルが可能。[[クローサの掌握/Krosan Grip]]と一石二鳥を使うことで複数の[[神聖の力線/Leyline of Sanctity]]にも対処でき、[[一石二鳥/Double Stroke]]の枚数を増やせば[[別館の大長/Chancellor of the Annex]]にも対応できる。[[ブレイゴの好意/Brago's Favor]]を組み合わせれば初期[[手札]]から使うカード枚数も減らせる。[[権力行使/Power Play]]を使えば先攻も取れるためより確実に勝利できる。 | ||
+ | ***さらに[[ヴァンガード]]まで自由に組み合わせて使えるようにすると[[初期手札枚数]]と初期[[ライフ]]を無尽蔵に増やせる。ここまで来るともはや「何枚有効なカードを持っているか」の勝負と化す。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[フリーフォーム]] | *[[フリーフォーム]] | ||
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
+ | *[[タイプ]] |
2022年12月23日 (金) 19:03時点における最新版
タイプ0は、禁止カードや制限カードが一切なく、マジックに存在するどんなカードでも自由にデッキに入れることができる非公式フォーマット。いわゆる「なんでもあり」。タイプ1(ヴィンテージ)をも上回る自由度、もしくは一切の制約がないという意味で「タイプ0」と通称される。タイプも参照。
DCI認定の公式フォーマットではないので、トーナメントで採用されることはない。
カジュアルプレイでのゲーム以外に、「史上最強デッキは何か」などという議論のための思考実験でよく持ち出される。一口に「なんでもあり」といっても、4枚制限ルールやデッキ下限枚数をも無視するか、アン・カードや定形外のマジックのカードの使用を許すかなど、さらにバリエーションがある。
あらゆるカードを好きなだけ使えるほどの資産が揃っているプレイヤー同士ならば、まず確実に0ターンキルないし1ターンキルの応酬となるだろう。仲間内でのカジュアルプレイでは「なんでもあり」も悪くはないが、カードの戦力が十分で、組みたいデッキのコンセプトに反しないならば、一般的なフォーマットを意識した構築をお勧めしたい。
- ライブラリーアウトを防ぐため、デッキの枚数は多ければ多いほど良い(尖塔の大長/Chancellor of the Spiresの存在もあるので、警戒する価値はあるかもしれない)。
- 使えるカードの範囲を限定するなどのための取り決めがフォーマットであるから、「なんでもあり」をフォーマットと呼べるかどうかは議論の余地がある。
- 2021年のエイプリル・フールにはこれのMTGアリーナ版といえる新ヒストリックがプレイできた。
[編集] 最強候補デッキ
最強候補としては、次のようなデッキがよく挙げられる。
- デッキすべてRocket-Powered Turbo Slug
- デッキすべてドロスの大長/Chancellor of the Dross
- うねる炎/Surging Flameと猿人の指導霊/Simian Spirit Guide(2:1くらい?)
相手の妨害がなければ、1番目は100%で1ターンキルであり、2番目は100%で0ターンキルであり、3番目は95%程度の確率で0ターンキルが可能。もはやMoMaやメグリムジャーの次元をも越えている。
ただしこれらにも弱点はあり、1番目なら不同の力線/Leyline of Singularity、2番目なら魂の撃ち込み/Soul Spikeや3番目のデッキ、3番目なら精神壊しの罠/Mindbreak Trapで封殺されてしまう。
- 他にも、アンティに関するカードや好都合な宣言/Advantageous Proclamationを利用して、デッキ自体を7枚で構築する事が考えられる。
- さらに究極的には「なんでもあり」をデッキの枚数やサイドボードの枚数も自由、と解釈すれば、一石二鳥/Double Stroke×9(サイドボード)+突然のショック/Sudden Shock+猿人の指導霊×2で相手に優先権を渡さない完全な0ターンキルが可能。クローサの掌握/Krosan Gripと一石二鳥を使うことで複数の神聖の力線/Leyline of Sanctityにも対処でき、一石二鳥/Double Strokeの枚数を増やせば別館の大長/Chancellor of the Annexにも対応できる。ブレイゴの好意/Brago's Favorを組み合わせれば初期手札から使うカード枚数も減らせる。権力行使/Power Playを使えば先攻も取れるためより確実に勝利できる。