手札
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2011年4月21日 (木) 10:02時点における版
手札/Handとは、領域の1つ。プレイヤーの持ち札がある場所のこと。
通常は、プレイヤーは手札にあるカードしかプレイできない。また、プレイヤーは手札にあるカードしか捨てることはできない。
- 手札以外の領域にあるカードのプレイを認める効果を持ったカードがある。ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will、世界のるつぼ/Crucible of Worldsなど。
- 「引く」とは、プレイヤーが自分のライブラリーの一番上のカードを手札に入れることをいう。「引く」以外の方法で、ライブラリーからカードを手札に加えるような効果も存在する。
- 「捨てる」とは、カードが手札の領域から墓地の領域へ移動することをいう。手札以外の領域にあるカードをプレイさせる効果はあるが、手札以外の領域にあるカードを捨てることはできない。
- 枚数の指定なしに「手札を捨てる」とルール文章に書いてあった場合、手札のすべてのカードを捨てる。
手札に持てるカードの枚数には制限はない。ただし、自分のクリンナップ・ステップで手札の上限を越える枚数のカードを持っていた場合、余剰分を捨てなければならない。手札の上限はプレイヤーごとに決められており、通常は初期の手札と同じ枚数、すなわち7枚である。この上限値は、ヴァンガードのルールのもとでゲームを行うときや、一部のカード(呪文書/Spellbookなど)の効果によって変動することがある。
- 手札にカードがないことはあっても、手札の領域は常に存在する。
- 自分の手札の並べ替えは自由にできる。
- (対戦相手の)手札の内容は非公開情報だが、その枚数は公開情報である。プレイヤーは、いつでも自分や対戦相手の手札の枚数を数えてよい。
- 自分の手札を公開してプレイすることはルール違反とみなされないので、対戦相手に自由に見せてもかまわない。
ゲームでの展開力は、一般には手札の量によって決まる。手札の量が多いプレイヤーの方が、行動の選択肢が広がるので、以降のゲームを有利に進めていける(ハンド・アドバンテージ)。通常はドロー・ステップでしかカードを引けないので、そのままプレイしていればいずれは手札が尽きてしまう。手札を増やすためにはライブラリーからカードを複数枚引けるカードを使う必要があり、この効果は青やアーティファクトに多い。ハンド・アドバンテージは特にコントロールデッキにおいて重要な概念となるが、ビートダウンにおいても無駄に手札を消費しないことや対戦相手に手札を増やさせないという考えは重要であり、手札はそれだけ大切なものである。
また手札破壊といって、相手の手札を捨てさせる妨害行動も存在する。こちらは黒が得意とする。
- 手札は、「呪文書」や「知識」、「精神」といったイメージで捉えられている。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 4 領域
- 402 手札
- 402.1 手札は、プレイヤーが引いたカードを持っておく場所である。他の効果によってカードが手札に戻されることもある。ゲームの開始時に、それぞれのプレイヤーは通常7枚である初期手札枚数分のカードを引く。rule 103〔ゲームの始め方〕参照。
- 402.2 それぞれのプレイヤーに手札の上限が決まっており、通常は7枚である。プレイヤーはその手札に何枚でもカードを持つことができるが、クリンナップ・ステップ の間に、手札の上限を越える分のカードを捨てなければならない。
- 402.3 プレイヤーはその手札を便利なように並べることができ、いつでも見ることができる。他のプレイヤーの手札を見ることはできないが、いつでもその枚数を数えることはできる。
- 402 手札