キッカー

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(「キッカー・コストが支払われていた場合」の表記の改定について)
24行: 24行:
 
===ルール===
 
===ルール===
 
*「キッカー [コスト1]/[コスト2]」のように複数のキッカーを持つ場合、どちらか一方でも両方でも支払うことができ、どちらも支払わなくてもよい。
 
*「キッカー [コスト1]/[コスト2]」のように複数のキッカーを持つ場合、どちらか一方でも両方でも支払うことができ、どちらも支払わなくてもよい。
*キッカーを持つ[[パーマネント]]が[[プレイ]]する以外の方法で[[戦場に出る]]場合、キッカー・コストを支払うことはできない。
+
**複数のキッカーに対してキッカー・コストを支払った場合、その数だけキッカーしたことになる。例えば、[[菌獣の横行/Saproling Infestation]]はその数だけ誘発する。
 +
**各キッカー能力とそれを支払った場合に何かする能力は[[関連している能力]]である。後者の能力は前者の能力でキッカーされたかどうかのみ参照し、他のキッカー能力は参照しない。
 +
*キッカーを持つ[[パーマネント]]が[[唱える]]以外の方法で[[戦場に出る]]場合、キッカー・コストを支払うことはできない。
 
*キッカー・コストに含まれる[[マナ]]の[[色]]とカードの色に関係はない。例えば、上の[[雷景学院の戦闘魔道士/Thunderscape Battlemage]]は[[赤]]のカードであるが、キッカー・コストを支払ったとしても[[黒]]や[[緑]]になることはない。
 
*キッカー・コストに含まれる[[マナ]]の[[色]]とカードの色に関係はない。例えば、上の[[雷景学院の戦闘魔道士/Thunderscape Battlemage]]は[[赤]]のカードであるが、キッカー・コストを支払ったとしても[[黒]]や[[緑]]になることはない。
 +
*キッカー・コストを支払うことを選択した場合に「キッカーした」ことになる。実際にどれだけのコストを支払うことになったのかは関係ない。
 
*キッカー・コストを支払うことを選んだかどうかは、[[コピー可能な値]]である。キッカー・コストを支払うことを選んで唱えられた呪文の[[コピー]]は、その選択もコピーされる。
 
*キッカー・コストを支払うことを選んだかどうかは、[[コピー可能な値]]である。キッカー・コストを支払うことを選んで唱えられた呪文の[[コピー]]は、その選択もコピーされる。
 +
*[[多重キッカー]]はキッカーの一種である。
  
 
===その他===
 
===その他===

2010年2月6日 (土) 15:16時点における版

キッカー/Kicker
種別 常在型能力
登場セット インベイジョン・ブロック
時のらせんブロック
ゼンディカー・ブロック
CR CR:702.33

キッカー/Kickerは、インベイジョン・ブロックで登場し、時のらせんブロックゼンディカーで復活したキーワード能力。それを持つ呪文唱えるときだけ機能する常在型能力


Kavu Titan / カヴーのタイタン (1)(緑)
クリーチャー — カヴー(Kavu)

キッカー(2)(緑)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(2)(緑)を支払ってもよい。)
カヴーのタイタンがキッカーされていた場合、それはその上に+1/+1カウンターが3個置かれた状態で戦場に出るとともに、トランプルを持つ。

2/2


Thunderscape Battlemage / 雷景学院の戦闘魔道士 (2)(赤)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

キッカー(1)(黒)/(緑)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(1)(黒)か(緑)またはその両方を支払ってもよい。)
雷景学院の戦闘魔道士が戦場に出たとき、それが(1)(黒)でキッカーされていた場合、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚捨てる。
雷景学院の戦闘魔道士が戦場に出たとき、それが(緑)でキッカーされていた場合、エンチャント1つを対象とし、それを破壊する。

2/2

定義

キッカー [コスト]/Kicker [コスト]は、「この呪文唱えるに際し、あなたはさらに[コスト]を支払ってもよい。」を意味する。

キッカー [コスト1]/[コスト2]は、「キッカー [コスト1]」、「キッカー [コスト2]」と同じ意味である。

解説

唱える際に、本来のコストに加えてキッカー・コストを支払うことができる能力である。キッカー・コストを支払った時に何が起きるかは、各カードルール文章により定義される。

おおざっぱに言うと「追加コストを支払うことで、本来の効果に加えて別の効果を追加することも選べる」ような能力。似たようなことができるカードは古くからアライアンスなどにいくつかあったが、インベイジョン・ブロックではキーワード能力として定義され、各に作られた。

ルール

  • 「キッカー [コスト1]/[コスト2]」のように複数のキッカーを持つ場合、どちらか一方でも両方でも支払うことができ、どちらも支払わなくてもよい。
    • 複数のキッカーに対してキッカー・コストを支払った場合、その数だけキッカーしたことになる。例えば、菌獣の横行/Saproling Infestationはその数だけ誘発する。
    • 各キッカー能力とそれを支払った場合に何かする能力は関連している能力である。後者の能力は前者の能力でキッカーされたかどうかのみ参照し、他のキッカー能力は参照しない。
  • キッカーを持つパーマネント唱える以外の方法で戦場に出る場合、キッカー・コストを支払うことはできない。
  • キッカー・コストに含まれるマナとカードの色に関係はない。例えば、上の雷景学院の戦闘魔道士/Thunderscape Battlemageのカードであるが、キッカー・コストを支払ったとしてもになることはない。
  • キッカー・コストを支払うことを選択した場合に「キッカーした」ことになる。実際にどれだけのコストを支払うことになったのかは関係ない。
  • キッカー・コストを支払うことを選んだかどうかは、コピー可能な値である。キッカー・コストを支払うことを選んで唱えられた呪文のコピーは、その選択もコピーされる。
  • 多重キッカーはキッカーの一種である。

その他

かつては、その呪文のキッカーコストが支払われている事を、そのまま「キッカー・コストが支払われていた場合」と表記されていたが、ゼンディカーで登場したものは「キッカーされている場合/if it was kicked」という表記に改められている。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

MOBILE