基本セット
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− | + | 当初の予想を遥かに超える人気ぶりで、その後'''Beta'''(''[[ベータ]]'')が発売された。Betaは基本的にAlphaと同じ内容であるが、誤字の修正や、ミスでAlphaには含まれていなかった[[黒の防御円/Circle of Protection: Black]]と[[Volcanic Island]]の追加が行われている。また、AlphaとBeta以降でカードの形が少し違っている(Alphaはカードの角が少し丸い)。 | |
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− | + | Betaの後は、'''Unlimited Edition'''(''[[アンリミテッド]]''・第2版・限定解除版)として、限定解除となった以前とまったく同じ内容の[[カード]]が発売された。 | |
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− | Unlimited | + | Unlimited Editionの後に発売された'''Revised Edition'''(''[[リバイズド]]''・第3版・改訂版)では、初めて[[カード]]の追加・[[ルーリング]]の修正が行われている。そしてそのRevised Edition辺りより、日本での流通もスタートした(当時はごく一部のゲームショップが輸入していた程度だった)。 |
イタリア語など、一部の英語以外の言語への翻訳が始まったのも[[リバイズド]]から。 | イタリア語など、一部の英語以外の言語への翻訳が始まったのも[[リバイズド]]から。 | ||
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− | 日本語で発売されたのはこの[[第4版]]が最初で、限定生産版の[[黒枠]]と通常生産版の[[白枠]]の2種類がある。 | + | 日本語で発売されたのはこの'''[[第4版]]'''が最初で、限定生産版の[[黒枠]]と通常生産版の[[白枠]]の2種類がある。 |
− | [[第4版]]に付随するセットとして、[[クロニクル]]も発売された。 | + | [[第4版]]に付随するセットとして、'''[[クロニクル]]'''も発売された。 |
===第5版/Fifth Edition=== | ===第5版/Fifth Edition=== | ||
− | [[第5版]]では、全体的に弱体化を進め、一部のイラストが新たに描かれた。 | + | '''[[第5版]]'''では、全体的に弱体化を進め、一部のイラストが新たに描かれた。 |
この[[第5版]]より、基本セットは基本的に2年に1回のペースで作成されるという慣例になっている。 | この[[第5版]]より、基本セットは基本的に2年に1回のペースで作成されるという慣例になっている。 | ||
===第6版・クラシック/Sixth Edition=== | ===第6版・クラシック/Sixth Edition=== | ||
− | [[第6版]]と呼ばれる[[クラシック]]では、大幅な[[ルーリング]]の改訂と[[第5版]]以上の弱体化が行われた。また、これ以降[[バンド]]、[[ランページ]]など初心者にとっては分かりにくい[[ルーリング]]のカードは採用されないことになった。 | + | '''[[第6版]]'''と呼ばれる'''[[クラシック]]'''では、大幅な[[ルーリング]]の改訂と[[第5版]]以上の弱体化が行われた。また、これ以降[[バンド]]、[[ランページ]]など初心者にとっては分かりにくい[[ルーリング]]のカードは採用されないことになった。 |
現在では当たり前になっている[[スタック]]ルールは[[第6版]]から採用された。 | 現在では当たり前になっている[[スタック]]ルールは[[第6版]]から採用された。 | ||
===第7版/Seventh Edition=== | ===第7版/Seventh Edition=== | ||
− | [[第7版]]では、収録されているすべてのイラストが新たに描かれ、話題となった。また、基本セットで初めて[[プレミアム・カード]]が導入された。 | + | '''[[第7版]]'''では、収録されているすべてのイラストが新たに描かれ、話題となった。また、基本セットで初めて[[プレミアム・カード]]が導入された。 |
これ以降、基本セットの[[トーナメントパック]]は販売されなくなった。 | これ以降、基本セットの[[トーナメントパック]]は販売されなくなった。 | ||
===第8版・コア・セット/Eighth Edition=== | ===第8版・コア・セット/Eighth Edition=== | ||
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また、現行のカード枠デザインに切り替わったのも[[第8版]]からである。 | また、現行のカード枠デザインに切り替わったのも[[第8版]]からである。 | ||
===第9版・コア・セット/Ninth Edition=== | ===第9版・コア・セット/Ninth Edition=== | ||
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また、[[トランプル]]や[[プロテクション]]も基本セットの中では復活した。[[アポカリプス]]で登場した[[対抗色]]の[[ペインランド]]が、基本セットとしては初めて[[再録]]された。 | また、[[トランプル]]や[[プロテクション]]も基本セットの中では復活した。[[アポカリプス]]で登場した[[対抗色]]の[[ペインランド]]が、基本セットとしては初めて[[再録]]された。 | ||
===第10版・コア・セット/Tenth Edition=== | ===第10版・コア・セット/Tenth Edition=== | ||
− | [[第10版]]では、[[マジック]]誕生15周年記念とし、通常の[[白枠]]からすべて[[黒枠]]になった。また、[[伝説の]][[クリーチャー]]も基本セットでははじめて登場した。今回も再録[[カード]]決定の投票企画「[[第10版を選ぼう]]」が行われた。 | + | '''[[第10版]]'''では、[[マジック]]誕生15周年記念とし、通常の[[白枠]]からすべて[[黒枠]]になった。また、[[伝説の]][[クリーチャー]]も基本セットでははじめて登場した。今回も再録[[カード]]決定の投票企画「[[第10版を選ぼう]]」が行われた。 |
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===基本セットの歴史=== | ===基本セットの歴史=== |
2009年7月12日 (日) 23:13時点における版
基本セット/Basic Sets, Core Setsは、拡張セットよりも長いスパンで発売される、基本的なカードのセット。
概要
基本セットは再録カードのみで構成されており、一部の例外を除き白枠。色の役割を少しはみ出したカードや複雑な効果を持つカードはほとんどなく、またキーワード能力にはいちいち注釈文が付いたりと、新しく始める人や初心者にも優しい。それと関連して、しっかりと基準を守られているカードパワーであるため、慣れたプレイヤーにとっては物足りない点もある。
基本的にバックストーリーなどは存在せず、ストーリーや他のブロックとは全く関係なくカードが収録されている。
基本セット一覧
Alpha(アルファ)・Beta(ベータ)
初のセットであるAlpha(アルファ)でマジックは誕生した。
当初の予想を遥かに超える人気ぶりで、その後Beta(ベータ)が発売された。Betaは基本的にAlphaと同じ内容であるが、誤字の修正や、ミスでAlphaには含まれていなかった黒の防御円/Circle of Protection: BlackとVolcanic Islandの追加が行われている。また、AlphaとBeta以降でカードの形が少し違っている(Alphaはカードの角が少し丸い)。
Unlimited Edition(アンリミテッド)
Betaの後は、Unlimited Edition(アンリミテッド・第2版・限定解除版)として、限定解除となった以前とまったく同じ内容のカードが発売された。
Revised Edition(リバイズド)
Unlimited Editionの後に発売されたRevised Edition(リバイズド・第3版・改訂版)では、初めてカードの追加・ルーリングの修正が行われている。そしてそのRevised Edition辺りより、日本での流通もスタートした(当時はごく一部のゲームショップが輸入していた程度だった)。
イタリア語など、一部の英語以外の言語への翻訳が始まったのもリバイズドから。
第4版/Fourth Edition
日本語で発売されたのはこの第4版が最初で、限定生産版の黒枠と通常生産版の白枠の2種類がある。
第5版/Fifth Edition
第5版では、全体的に弱体化を進め、一部のイラストが新たに描かれた。
この第5版より、基本セットは基本的に2年に1回のペースで作成されるという慣例になっている。
第6版・クラシック/Sixth Edition
第6版と呼ばれるクラシックでは、大幅なルーリングの改訂と第5版以上の弱体化が行われた。また、これ以降バンド、ランページなど初心者にとっては分かりにくいルーリングのカードは採用されないことになった。
現在では当たり前になっているスタックルールは第6版から採用された。
第7版/Seventh Edition
第7版では、収録されているすべてのイラストが新たに描かれ、話題となった。また、基本セットで初めてプレミアム・カードが導入された。
これ以降、基本セットのトーナメントパックは販売されなくなった。
第8版・コア・セット/Eighth Edition
コア・セット(基本セット)と呼ばれることとなった第8版では、マジック誕生10周年記念とし、第8版発売以前のアングルードを除く、スカージまでに発売されたすべてのセットよりカードがセレクトされている。同時に、再録カード決定の投票企画「第8版を選ぼう」が行われた。
また、現行のカード枠デザインに切り替わったのも第8版からである。
第9版・コア・セット/Ninth Edition
第9版では、第8版でも行われた再録カード決定の投票企画「第9版を選ぼう」が大々的に行われ、ユーザーの手により14枚のカードが決定された。
また、トランプルやプロテクションも基本セットの中では復活した。アポカリプスで登場した対抗色のペインランドが、基本セットとしては初めて再録された。
第10版・コア・セット/Tenth Edition
第10版では、マジック誕生15周年記念とし、通常の白枠からすべて黒枠になった。また、伝説のクリーチャーも基本セットでははじめて登場した。今回も再録カード決定の投票企画「第10版を選ぼう」が行われた。
基本セット2010/2010 Core Set
これまでの「第X版」というのを年号で表記するように改めた基本セット2010では、アルファ以来の完全新規カードが登場。また、基本セットでは初めてとなる、プレインズウォーカーを含む神話レアが登場した。また、第6版以来となる大幅なルーリングの改訂を行う。
基本セットの歴史
- Limited Edition
- Alpha
- Bata
- Unlimited Edition
- Revised Edition
- (Summer Magic)
- Fourth Edition
- Chronicles
- Renaissance
- (Alternate)
- Fifth Edition
- Classic / Sixth Edition
- Seventh Edition
- Core Set / Eighth Edition
- Ninth Edition
- Tenth Edition
日本語版は、Fourth Edition(第4版)、Chronicles(クロニクル)の2種類の日本語版の発売が1年ほど英語版より遅くなったが、ミラージュ以降は日本語版と英語版が同時期に発売されるというスタイルになっている。
- Summer Magicはサマーマジックを参照。
- Alternateはアルターネイト4thを参照。