同型再版

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2009年7月12日 (日) 18:14時点における版

同型再版(Functionally Identical Reprint)とは、以前作られたカードを、機能はそのままでカード名を変えて別のエキスパンションに登場させること。なお、この訳はホビージャパンのコラムで用いられていたものであるが、日本語の文章に長々とした英語が混じると不自然なので、このWikiではこの訳語に統一する。

基本セット2010では以下のようなものが登場している。

以前作られたカード 基本セット2010のカード
おとりの達人/Master Decoy 目潰しの魔道士/Blinding Mage
首のへし折り/Neck Snap 神聖なる評決/Divine Verdict
サバンナ・ライオン/Savannah Lions 先兵の精鋭/Elite Vanguard
うろつく空狩人/Skyhunter Prowler グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel
遍歴の騎士/Knight Errant
志願新兵/Fresh Volunteers
栄光の探求者/Glory Seeker
銀毛のライオン/Silvercoat Lion
北風乗り/Mistral Charger 嵐前線のペガサス/Stormfront Pegasus
空民の助言/Counsel of the Soratami 予言/Divination
霊魂放逐/Remove Soul 本質の散乱/Essence Scatter
説得/Persuasion 精神の制御/Mind Control
空飛ぶ男/Flying Men 西風のスプライト/Zephyr Sprite
薄暮のインプ/Dusk Imp ケリノアのコウモリ/Kelinore Bat
屑肉を引き裂くもの/Dreg Reaver ゾンビの大巨人/Zombie Goliath
脅しつけ/Threaten 反逆の行動/Act of Treason
オーク弩弓隊/Orcish Artillery
Orcish Cannoneers
ゴブリン弩弓隊/Goblin Artillery
剣歯虎/Sabretooth Tiger ヴィーアシーノの槍狩人/Viashino Spearhunter
護民官の道探し/Civic Wayfinder 国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger
ネシアンの狩猟者/Nessian Courser ケンタウルスの狩猟者/Centaur Courser
灰色熊/Grizzly Bears ルーン爪の熊/Runeclaw Bear

同型再版はクリーチャーに多く、カード名やクリーチャー・タイプがそのブロックの世界観に合わない場合などに、それを適切なものに変更するのが目的である。上の例で言えば、神河にはワイアウッドという地名もなければ、エルフもいないので、ワイアウッドのエルフ/Wirewood Elf大蛇の支援者/Orochi Sustainerとして再録したのである。

上の理由から、クリーチャーに対して同型再版と言う場合は、基本的にクリーチャー・タイプの違いを考慮しない。そのため同型再版であっても他のカードとの相互作用によりカードの強さや役割が変化する場合もありうる。

同型再版により、事実上同じカードを1つのデッキに8枚、もしくはそれ以上入れられるようになることがある。そのため、あまり強いカードは同型再版を作らないようにしている。これに関してもっとも失敗した例は、Fyndhorn Elvesだろう。これのせいで、当時は事実上ラノワールのエルフ/Llanowar Elvesを8枚入れることができたのである。

参考

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