歩く火力
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2009年3月2日 (月) 20:27時点における版
歩く火力(Burn on Legs)は、ボール・ライトニング/Ball Lightning、またはその亜種の俗称。クリーチャーでありながらも、あたかも火力のように1回限りのダメージを与えることに由来する。
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
トランプル(攻撃しているこのクリーチャーは余剰の戦闘ダメージを、それが攻撃しているプレイヤーかプレインズウォーカーに与えることができる。)
速攻(このクリーチャーは、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したり(T)したりできる。)
終了ステップの開始時に、ボール・ライトニングを生け贄に捧げる。
クリーチャー — エレメンタル(Elemental) 海蛇(Serpent)
トランプル、速攻
稲妻の大蛇はその上にX個の+1/+0カウンターが置かれた状態で戦場に出る。
終了ステップの開始時に、稲妻の大蛇を生け贄に捧げる。
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解説
速攻とトランプルを持ち、コストの割に高いパワーを持つクリーチャーなのだが、ターン終了時に生け贄に捧げる能力を持っているので1度だけしか攻撃に参加することができない。名の通り、クリーチャーと言うよりはむしろ本体火力の一種として捉えられている。
基本的にその全てが赤。「目先の大きな効果を重視する」という姿勢を体現した能力である。 そのため、通常のクリーチャーを歩く火力化する(例:パワーを上げるが使い捨てにする、等)ようなコンセプトのカードも赤には数多く存在する。
また、歩く火力風のトークンを場に出すことのできるカードもある。この手段で作られたトークンは本家と比べ、複数登場の代わりにトランプルを持たないという物が多い。
とにかくダメージ効率が良いため、通常の火力でブロッカーを焼いた後にこれでライフを削るという戦法もしばしば取られる。
- イチョリッド/Ichoridは速攻と自動死亡能力を持つため、これに含む場合がある。だが、少なくとも他の歩く火力達とは一線を画する存在であろう。
- 他の「歩く○○」と同様に、モグの狂信者/Mogg Fanaticやギトゥの火喰い人/Ghitu Fire-Eaterなどの「火力内蔵クリーチャー」を表現することもある。
- 歩く火力でアタックすることを俗に「転がす」「ぶつける」などと言う。
利点と欠点
インスタントやソーサリーの火力と比べると、主なメリット/デメリットは以下のようになる。
利点
- マナ・コストに比べてダメージ量が大きい。
- 対象を取らないため、対象変更や象牙の仮面/Ivory Maskなどを無視できる。
- パワー強化手段や投げなどを利用可能。
- 再利用が容易。
欠点
- インスタント・タイミングの除去や戦闘関係の効果などによる妨害無効化が容易。
- 対象を取れないため、相手がクリーチャーをコントロールしていると懲罰者カードよろしく作用してしまい、狙った効果を発揮しない。
- バーンデッキにおいて「相手のクリーチャー対策手段を無駄カード化できる」という強みを薄めてしまう。
該当カード
- ボール・ライトニング/Ball Lightning
- スキジック/Skizzik
- 焦熱の火猫/Blistering Firecat
- 火花の精霊/Spark Elemental
- 稲妻の大蛇/Lightning Serpent
- 地獄の雷/Hell's Thunder
- 地獄火花の精霊/Hellspark Elemental
歩く火力風トークンを生成するもの
- 火猫の襲撃/Firecat Blitz
- 稲妻のコイル/Lightning Coils
- 残忍な稲妻/Feral Lightning
- ラクドスのギルド魔道士/Rakdos Guildmage
- 火花吐き/Sparkspitter