タフネス
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*ダメージによってタフネスが変化することはない。2/2の[[灰色熊/Grizzly Bears]]に1点のダメージが与えられれば、それは「1点のダメージを受けた2/2の灰色熊」である。2/1になるわけではない。 | *ダメージによってタフネスが変化することはない。2/2の[[灰色熊/Grizzly Bears]]に1点のダメージが与えられれば、それは「1点のダメージを受けた2/2の灰色熊」である。2/1になるわけではない。 | ||
*[[戦闘]]やなんらかの効果により、クリーチャーが[[致死ダメージ]](そのタフネスを上回るダメージ)を受けた場合、タフネスが1以上あれば、状況起因効果によりそのクリーチャーは破壊される。この場合は「破壊」なので再生が可能なことに注意。 | *[[戦闘]]やなんらかの効果により、クリーチャーが[[致死ダメージ]](そのタフネスを上回るダメージ)を受けた場合、タフネスが1以上あれば、状況起因効果によりそのクリーチャーは破壊される。この場合は「破壊」なので再生が可能なことに注意。 | ||
− | *タフネスの大きさは基本的に防御的な能力であるが、[[攻撃]] | + | ==備考== |
− | **例えば、こちらが[[巨大ゴキブリ/Giant Cockroach]]と[[歩兵部隊/Foot Soldiers]]、[[対戦相手]]が[[灰色熊/Grizzly Bears]]を[[コントロール]]しており、双方とも[[巨大化/Giant Growth]]などの[[コンバット・トリック]]はないものとする。 | + | *タフネスの大きさは基本的に防御的な能力であるが、[[攻撃]]の際にも当然役に立つ。よって尻でっかち=[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]要員と短絡的に考えると足を掬われる。 |
+ | **例えば、こちらが[[巨大ゴキブリ/Giant Cockroach]]と[[歩兵部隊/Foot Soldiers]]、[[対戦相手]]が[[灰色熊/Grizzly Bears]]を[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]しており、双方とも[[巨大化/Giant Growth]]などの[[コンバット・トリック]]はないものとする。[[頭でっかち]]な巨大ゴキブリで攻撃すると、灰色熊でブロックされて相討ちになり、巨大ゴキブリのほうが[[コスト]]が大きいので損な取引に終わる。これに対し、尻でっかちな歩兵部隊ならば、灰色熊でブロックされても一方的に勝つことができる。小型の[[ブロッカー]]につぶされないタフネスの大きさが生きるケースである。 | ||
***ブロッカーが灰色熊ではなく、[[先制攻撃]]持ちの[[若年の騎士/Youthful Knight]]だった場合は、巨大ゴキブリで攻撃すると一方的な討ち死にである。 | ***ブロッカーが灰色熊ではなく、[[先制攻撃]]持ちの[[若年の騎士/Youthful Knight]]だった場合は、巨大ゴキブリで攻撃すると一方的な討ち死にである。 | ||
− | + | *体感的にタフネス5以上になると差はほとんどないが、1と2、2と3、3と4では雲泥の差がある。この辺りは[[ティム]]系やメジャーな[[火力]]に影響されやすい。 | |
− | + | **もっとも、環境によっては(対[[ブラストダーム/Blastoderm]]や[[爆片破/Shrapnel Blast]]など)タフネス5と6で使い勝手が大きく変わることもある。 | |
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*[[不屈の古樹/Indomitable Ancients]]に代表されるように[[白]]のクリーチャーは全体的にタフネスが高い。逆にその対抗色である[[黒]]と[[赤]]のクリーチャーは全体的にタフネスが低い。 | *[[不屈の古樹/Indomitable Ancients]]に代表されるように[[白]]のクリーチャーは全体的にタフネスが高い。逆にその対抗色である[[黒]]と[[赤]]のクリーチャーは全体的にタフネスが低い。 | ||
2008年9月11日 (木) 01:06時点における版
タフネス/Toughnessは、クリーチャーのみ存在する、オブジェクトが持つ特性の1つであり、クリーチャーが破壊されるために必要なダメージの最小値。「頑丈さ」くらいの意味で、RPGでいうところの最大HPをイメージすれば分かりやすい。
テキストにおいては、A/Bの形で数字が並んだとき、スラッシュ( / )の右側に書かれている数字Bがタフネスを表す。クリーチャー・カードには、この形式で右下に「パワー/タフネス」(P/T)が書かれている。2/3とあれば、そのオブジェクトが2のパワーと3のタフネスを持つことを示す。これらの値は、効果によって修整されたり、ある値に変更されたりすることもある。
クリーチャーのタフネスが数字でなく記号「*(カードでは★)」で表わされていることがある。この場合、そのクリーチャーの特性定義能力によって値が定められる。何らかの理由でその値が定められない場合、その値は0とする。
- たとえカードに印刷されていたとしても、クリーチャーでないパーマネントがタフネスを持つことは無い。
- ポータル系列のカードでは、タフネスの値の横に盾のイラストが描かれている(参考:怒り狂うゴブリン/Raging Goblinのイラスト)。
ルール
タフネスが0以下になったクリーチャーは、次に優先権が発生したときにオーナーの墓地に置かれる。これは状況起因効果によるものであり、かつ破壊ではない。すなわち再生はできず、破壊されない効果は意味を持たない。
- ダメージによってタフネスが変化することはない。2/2の灰色熊/Grizzly Bearsに1点のダメージが与えられれば、それは「1点のダメージを受けた2/2の灰色熊」である。2/1になるわけではない。
- 戦闘やなんらかの効果により、クリーチャーが致死ダメージ(そのタフネスを上回るダメージ)を受けた場合、タフネスが1以上あれば、状況起因効果によりそのクリーチャーは破壊される。この場合は「破壊」なので再生が可能なことに注意。
備考
- タフネスの大きさは基本的に防御的な能力であるが、攻撃の際にも当然役に立つ。よって尻でっかち=ブロック要員と短絡的に考えると足を掬われる。
- 例えば、こちらが巨大ゴキブリ/Giant Cockroachと歩兵部隊/Foot Soldiers、対戦相手が灰色熊/Grizzly Bearsをコントロールしており、双方とも巨大化/Giant Growthなどのコンバット・トリックはないものとする。頭でっかちな巨大ゴキブリで攻撃すると、灰色熊でブロックされて相討ちになり、巨大ゴキブリのほうがコストが大きいので損な取引に終わる。これに対し、尻でっかちな歩兵部隊ならば、灰色熊でブロックされても一方的に勝つことができる。小型のブロッカーにつぶされないタフネスの大きさが生きるケースである。
- ブロッカーが灰色熊ではなく、先制攻撃持ちの若年の騎士/Youthful Knightだった場合は、巨大ゴキブリで攻撃すると一方的な討ち死にである。
- 例えば、こちらが巨大ゴキブリ/Giant Cockroachと歩兵部隊/Foot Soldiers、対戦相手が灰色熊/Grizzly Bearsをコントロールしており、双方とも巨大化/Giant Growthなどのコンバット・トリックはないものとする。頭でっかちな巨大ゴキブリで攻撃すると、灰色熊でブロックされて相討ちになり、巨大ゴキブリのほうがコストが大きいので損な取引に終わる。これに対し、尻でっかちな歩兵部隊ならば、灰色熊でブロックされても一方的に勝つことができる。小型のブロッカーにつぶされないタフネスの大きさが生きるケースである。
- 体感的にタフネス5以上になると差はほとんどないが、1と2、2と3、3と4では雲泥の差がある。この辺りはティム系やメジャーな火力に影響されやすい。
- もっとも、環境によっては(対ブラストダーム/Blastodermや爆片破/Shrapnel Blastなど)タフネス5と6で使い勝手が大きく変わることもある。
- 不屈の古樹/Indomitable Ancientsに代表されるように白のクリーチャーは全体的にタフネスが高い。逆にその対抗色である黒と赤のクリーチャーは全体的にタフネスが低い。